皆様のおかげをもちまして、「はいくりんぐ」も六周年を迎えることができました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
恒例の「お気に入りアンケート」、今回は全439作品からの20選です。

七年目を迎え今回から「季刊」としたため、リストのUP→選句がすっかり年末年始に重なって、皆様にはお忙しい中をご参加頂くことになり、申し訳ありませんでした。
季刊前の「頑張った一年」の成果を、ともにお楽しみください。

さあ、今回はどんなラインナップになりましたでしょう。



お気に入り 十選部門
お気に入り 自選部門
エントリーリスト H19/11〜H20/10



私のお気に入り二十選 平成19年11月〜20年10月



 江戸情緒部門 二選

「かわせみ五七五」といえば、江戸情緒はぜひとも表現してみたいポイントですね。「江戸」を「場所」ととらえたり「時代」ととらえたりと選び方も広がりを見せています。今回はどんなお江戸の風情に人気が集ったのでしょうか。


3
たまこさん
海原は江戸へと続く冬日和
  江戸自体ではないので、さて、江戸情緒部門にはどうかと思ったのですが、海原の続く先の遥かなお江戸を思い起こさせるお句で、選びました。(浅黄裏さん)

34
あっちの
管理人さん
御維新の風をはらんで帆船(ほぶね)行く
   風雲急を告げる幕末の雰囲気(はなはなさん)
品川から海原を眺めている風景の浮世絵が浮かんでくる句です。(千姫さん)
時代も風景も(浮世絵風だけど)パッと浮かんできます。(こでまり)
紫陽花さんもお取りです。


54
あっちの
管理人さん
人の世の情け身に染む霜日和
   今年は比較的、物語の内容に沿った作品が多かったようで、まず「お気に入り」 作品を選んでから、「江戸情緒」に移行させるという形になり、その結果、「江戸情緒」というより、「江戸人情」選びになってしまったかも。(たまこさん)


73
コシキブさん
冬名残良き人々のあとしまつ
   「始末」という言葉も、いろいろな意味の含まれた江戸らしい言葉ですよね〜(たまこさん)

142
コシキブさん
花街はかげろふとなり沖の浪
   江戸といえば花街、それがかげろふとなり…美しさ哀しさが感じられて、好きです。(麦わらぼうしさん)
江戸という土地に限らず、花街という言葉にもその時代が感じられる気がしました。(こでまり)


168
たまこさん
うららかや善き人集う回向院
   お江戸の良き一日って感じがいいです。(麦わらぼうしさん)
回向院はよく出てくる場所なのに意外と今までなかったですよね。回向院に人々が集う様子が目に浮かびます。(浅黄裏さん)
コシキブさんもお取りです。


188
こでまり
春の風赤き御幣をひと揺らし
     コシキブさんが取ってくださいました。


205
浅黄裏さん
風五月「馬鹿ばっかし」を撫でていく
   開けはなした座敷に五月の爽やかな風が吹き抜けるような気持ちいい作品ですね。(あっちの管理人さん)


238
こでまり
橋ひとつ渡れば安し初夏の風
  たゆたう夏の江戸の橋の風情(はなはなさん)
心地よい川風が土手の木々や、行き交う人を通り過ぎていくのが見えてきます。(すみれさん)
今と違って、橋の向こうとこちらでは世間が変わる距離だった、江戸の時代がうまく詠めてますよね。橋「ひとつ」が効いています。(千姫さん)


324
浅黄裏さん
両の目と手をひきつけて鮎の骨
    丁寧に鮎の骨を抜く、今では考えられないけど、そんな心遣いがありましたねぇ…(あっちの管理人さん)


356
たまこさん
稲妻に異形(いぎょう)の水面迫り来る
  水を読まれたのには目から鱗の視点でした激しく迫り来る水がよく読めていると思いました江戸は川の町なのでこちらで (ぐりさん)


363
あっちの
管理人さん
虫の音に里心つく戻り橋
  静かな秋の夜に虫の音だけがチロチロと聞こえてきます。(すみれさん)


430
千姫さん
馬の背で張り合っている夜明け前
   やっぱりこの場面は選びたいです二人の様子がほほえましくて大好きです (ぐりさん)





「江戸情緒部門」の1位は、このお句でした〜。

4点
御維新の風をはらんで帆船(ほぶね)行く
  34 あっちの管理人さん作




 ユーモア部門 二選

この部門は毎月のUPの時から、密かに選んでいる人がいるような気がします。もちろん私もそうです!
今年のユーモア部門はどうなりましたでしょう。


6
千姫さん
千代田より 天守で勝った (プチ)胸を反る
  定例のUPで見た瞬間から「ユーモア部門はこれ」と思ってました!(たまこさん)
お国自慢がほほえましい プチ胸を反るがいいですね(ぐりさん)


46
浅黄裏さん
凍つる地にいよよ轍の深まれり
   紫陽花絵師の「寒狸山月歩行之図」と相まって、これでしょう!(あっちの管理人さん)
紫陽花さんもお取りです。


47
浅黄裏さん
身の肥えて葱汁に佳し寒狸
   よく考えると怖い(笑)けれどニンマリします。(千姫さん)
46と47はセットのような感じです。(紫陽花さん)


96
麦わら
ぼうしさん
社保庁よ弟子入りしたら?元締に
   緑茶桜さんがお取りです。


159
千姫さん
姥桜いいえ「桜」とつぶやけり by惑惑組
   この感性には、今年も脱帽です。来年も楽しみにしていますね♪(すみれさん)
今年はアラフォーという新語も出来たとか惑惑組みの方のコメントに楽しませていただいております(ぐりさん)
まさしく、心の中でつぶやいております。(こでまり)


176
あっちの
管理人さん
軒先の雨宿りには事件あり
   まったくおっしゃる通りですね。(麦わらぼうしさん)
このお句をユーモア部門にするのは私だけかもしれないのですが、読むと「ふふっ♪」と笑ってしまうんです。いろんなお話のいろんな場面が一気に浮かびます。(浅黄裏さん)
かわせみファンなら皆んなニヤッってしますよねっ。(千姫さん)


199
麦わら
ぼうしさん
お吉には遠隔操作の耳がある
     お吉おそるべし!?(はなはなさん)


202
麦わら
ぼうしさん
攘夷志士よりも恐ろし女中軍団(アマゾネス)
   はからずもかわせみの女性陣を選んでしまいました。(はなはなさん)


241
たまこさん
裏庭で実習千春の生活科
  これ、好きでした。「生活科」がいいですね!(コシキブさん)


304
たまこさん
なまいきな蝉梢より睥睨(へいげい)
    これも「お気に入り部門」にするかどうか迷ったのですが、「なまいき蝉」がどうしても面白くて、こちらに選びました。(浅黄裏さん)
紫陽花さんのカルタ、すみれさんの蝉のつぶやき、いろいろと思い出して可笑しいのですが、「梢から睥睨す」が面白いです。(こでまり)


400
コシキブさん
新蕎麦をすする親友策士なり
  キャラクター部門と迷いましたがこちらで!(麦わらぼうしさん)


403
麦わら
ぼうしさん
社食にて宗さまランチ夢に見る
  私も食べたい!(すみれさん)
ほんと実感がこもっていて、何度読んでもうなずいてしまいます。(たまこさん)
宗太郎先生が食べると何でも二割増しくらい美味しそうなんですよね。(コシキブさん)
「宗さまランチ」ぜひぜひ食べてみたいです!(あっちの管理人さん)
本当に社食にあったらうれしいなぁ!(緑茶桜さん)





「ユーモア部門」の第一位は、もうおわかりですね、このお句でした!

5点
社食にて宗さまランチ夢に見る
  403 麦わらぼうしさん作




 キャラクター部門 二選

「かわせみ」の魅力は、そのファミリーの個性が生きいきと描かれている点にもありますね。その個性をどう切り取った五七五に人気が集ったのでしょう。

9
すみれさん
空っ風負けてなるかと巻羽織
  もちろん源さんの応援句ですよね!(千姫さん)


77
ぐりさん
月の夜に 吉明神へ 腹鼓
   ユーモア部門と悩みましたが、お吉さんをこちらに。(あっちの管理人さん)


104
あっちの
管理人さん
蕎麦粉付き お知恵拝借 春浅し
   長助の特徴がとてもうまく表されていると思います。(麦わらぼうしさん)


137
すみれさん
ねんね児よ千の夢みて千の春
   紫陽花さんがお取りです。


172
麦わら
ぼうしさん
鬼二人守る宿には悪も来ぬ
   鬼二人でも「かわせみ」になくてはならない二人ですね〜!(あっちの管理人さん)


199
麦わら
ぼうしさん
お吉には遠隔操作の耳がある
   お吉さんの早耳をこれほど上手く表現した言葉ってないです。(コシキブさん)
うまい 座布団10枚差し上げたいです (ぐりさん)
ユーモアと迷いましたが、やっぱりキャラだな〜と思ってこちらで。(こでまり)


245
たまこさん
夏草や野良着姿の慈母観音
     慈母観音はお石のおっかさんそのものですよね。(コシキブさん)


259
すみれさん
辛抱と努力で光る石となり
   お石だけでなく、お吉まで伝わってきます。(千姫さん)


303
たまこさん
夏の朝小さき影の勇み行く
  「勇み行く」の詠みで、小さな彼の元気さから、しっかりした様子までが的確に表現されていると思います。大好きな一句です。(すみれさん)
小さい頃の麻くんは、それだけで際立ったキャラだと思います。(浅黄裏さん)


312
コシキブさん
浮草の目を逸らし去る女あり
    琴江さんはレギュラーではないかもしれませんが、麻太郎の実母ということでお目こぼしいただければ、と思います。肝心のところで逃げてしまう、琴江さんをよくあらわしていると思います。(はなはなさん)


318
こでまり
土用浪胸で鎮めて出仕する
  「胸で鎮めて」というのがいいですね。端正で抑制のきいた人物像がよく表れていると思います。(たまこさん)


348
あっちの
管理人さん
巻羽織野暮な割には気が利いて
  まさに源さん!ですよね。(麦わらぼうしさん)
やはり、源さんはかわせみレギュラーとしては際立ってキャラが立ってますよね〜。正に源さん、という御作だと思いました。(はなはなさん)
源さんは、人の感情を読み取って行動してくれる優しさと気配りの男性ですものね。(すみれさん)
これも源さんと評してあまりあるお句ですね。(浅黄裏さん)
紫陽花さん、緑茶桜さんがお取りです。


378
すみれさん
夜なべして君を待つ幸ひとり占め
   私はかわせみにおける存在割と好きなのです正吉君の成長をただただ願っていたでしょうけどやはり女としての気持もあったでしょうねこんな風につつましく見せるところがいいな〜(ぐりさん)
キャラでなくても好きなお句です。おとせさんがかつて味わったこんな気持ちを、東吾さんを待っている時に疑似体験してちょっと楽しんでいる感じが、よく出ていると思います。(こでまり)


404
麦わら
ぼうしさん
飯を食いのろけ聞かせてたのみごと
  緑茶桜さんがお取りです。


430
千姫さん
馬の背で張り合っている夜明け前
  この2人が、今回のオール読物で…・いや〜本当に感慨深いものがあります。(たまこさん)





「キャラクター部門」の1位は、再びこの方の登場です!

6点
巻羽織野暮な割には気が利いて
  348 あっちの管理人さん作




 湯のみ&茶托&狐火部門 (紫陽花さん作)

作者の紫陽花さんにしてみれば「どれか1つなんて選べない〜」と、今年も思っていらっしゃると思うのですが、今年もお気に入りアンケートをさせていただきました。(←毎年書いてる) 今回は紫陽花さんの指摘があったように彼らが出ていないものもありますが、このラインナップからにさせていただきました〜。



  これはほんとに悩みました。だってどれもすごく可愛いし、2の寒狸にするか、13の絵本を繰る二人にするかと最後まで悩みましたが、今回はトリオじゃなくて美しい「白鷺城の四季」にしました!四季折々、とってもきれい!(あっちの管理人さん)


迷いましたが、千春ちゃんのかわいらしさが決め手に。(麦わらぼうしさん)
やはりこれです♪雷雨にお祓い、もののけなのに怖がりなんだなぁ。(はなはなさん)
迷いました…だって、ユーモアから正統派のものから、動画まで、どれもこれも感動…でも今年の自分は、やっぱり可愛い赤ちゃんに惹かれます。 (すみれさん)
とにかく、かわいすぎます!(緑茶桜さん)
コレは中身をこぼしながらも頑張っている湯のみくんの努力に一票です。(浅黄裏さん) 力作ばかりで一つだけを選ぶのが辛いですぅ〜。白鷺城の四季を紫陽花絵師に描いてもらってとっても嬉しかったです。しかし、この言葉と文字にヘナヘナ〜と惹かれちゃうんですよね。 紫陽花さんの「削除!削除! オマケ部門を全部削除」とあわてている姿が可愛いです。もちろん「ジタバタせんと観念しぃや〜」ですけどねっ。(千姫さん)


12 紫陽花さんからの指摘があった作品の一つですが、私のお気に入りだったので入れちゃいました、あは。だって実は皆の気持ちを代弁してるみたいで可笑しいんだもん。(こでまり)
13
   他もそれぞれ素晴らしいのですが、やっぱり何といってもこれ。絵本だけでもイチオシだけど、「彼ら」の絵本をめくって読んでいる様子が何ともいえません。(たまこさん)
私もこの絵本が欲しいです!(コシキブさん)
毎年悩みぬきますけど今孫が本を読むのが好きでこれにしました(ぐりさん)





毎月大人気の「湯のみ&茶托&狐火」部門の第1位は

3点
「bP3」の絵本となりました〜!




お気に入り 十選部門
お気に入り 自選部門
エントリーリスト H19/11〜H20/10