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 夜鴉おきん
新装版「夜鴉おきん」より  (平岩弓枝著:文芸春秋刊)
先月は「ぼてふり安」にご参加くださいまして、ありがとうございました。二度もドラマ化された人気のお話で、詠むのも読むのも楽しかったですね。

ところで、S.ファロウではたまこさんから、畝様人形句の募集がありましたね。
『6月は「父の日」7月は「源太郎くん誕生日月間」と続きますので
  *「娘に贈る父の心」「息子に贈る父の心」を源さん目線で詠んだもの
  *源さん&源太郎くん、源さん&お千代ちゃんを第三者から見て
    詠んだものも歓迎
  *こちらのほうは「巻羽織」は入れずにお願いいたしますm(__)m 』

とのことでしたので、今月は「夜鴉おきん」を選びました。
お話では、現実の「父」というより「プレ父親」のイメージや「夫」のイメージ方が強いかもしれませんが、新たな人形句のきっかけになればと思います。

さあ、今月はどんな五七五になりましたでしょう。
(平成十八年五月)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「夜鴉おきん」大好きなお話なんですけど〜
全然出来なくて…欠席してしまいました〜
さすがみなさま、素敵な御句ばかりですね〜♪
まだ、さぁ〜〜と見ただけですが…
紫陽花さまのコメントにある「抜け参り 私も伊勢に連れって」は
投稿作品ではないのですね、でも好きだなぁ〜こういうの(^。^)
(麦わらぼうしさん)
七歩さんからも、しばらく欠席する旨の
丁重なご挨拶がありました。
またお遊びに来られるのをお待ちしております。
(こでまり)
お久し振りです。「夜鴉おきん」楽しく読ませてただきました。
るいさんの寝顔を横に幼き頃を回想する東吾さん、
最後のシーンでおきんさんの「保名」に心を残して通之進さんを追う場面、
愛妻の身を気遣いながらもご用に励む源さんなど詠みどころ満載、
皆様の一句 一句にその情景が瞼に浮かんでくるような力作揃いでした。
はなはなさんに次いで花みずきさんが情念系の仲間入りをなさったのには
“ほ、ほーっ”って感じです。
みなさん、頑張ってくださいね。エールだけでごめんなさい。
(春霞さん)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 TERAIさんの五七五 




神林家へ「かわせみ」の嘉助が訪ねてきた。
女が、
「これを、若先生っておっしゃる方に渡して下さいな」
結び文をおいて去ったという。
「夜鴉おきん」より
   
心配だいったいどなたで嘉助さん
   

嘉助さんも心配だったでしょうね。おきんさんはきっと水際立った良い女、東吾さんがクラっと来る「タイプ」だと承知だったのかもしれませんね。
(はなはなさん)
嘉助さんを神林家に寄こしたのが、るいさんの心遣いであり、また、本音でもあったのかもしれませんね。嘉助さんならるいさんの気持ちを考えてさり気なく東吾さんに聞いてくれそうで。そこのところをうまく掬い取っているお句だと思いました。
(浅黄裏さん)



   
われこそは大河端の用心棒
   

「われこそは」っていうのが東吾さんぽくていいですね。るいさんとのことなら、身分も何も関係なく、いつでも、言いそうな気がします。
これが似合うのは小野寺東吾さんかなぁ…るいさんの「馬鹿ばっかり♪」嬉し恥ずかし返事がかえってくるのもいつもの事で♪
(すみれさん)



「それにしても、東吾様って、すぐ女の人に好かれるんですのね」
  (略)
「やきもちもいい加減にしてくれよ。俺はあいつと会うのは、今日で二度目なんだから」
「夜鴉おきん」より
   
二度目だよ!りんきのるいに大慌て
   

大慌ての「東吾」さんが目に浮かぶようでおもしろいですねー。
(bf109さん)



   
美しの唄に惹かれた東吾さん
   

TERAIさまのご入選をお祝いして…「美しの盆に惹かれた毬一門」
(すみれさん)
拙句への感想をありがとうございました。また何より入選祝いのお句、身に余ることと感激しております。本当にありがとうございました。
(TERAIさん)



 たまこさんの五七五 

このお話は、事件の謎解きもあるし、おきんさんのキャラクターの魅力も大きいですが、源さんファンとして気になるのは、お千絵さんが無事に出産できるのだろうか?とハラハラするところですね。源さんもかなりナーバスになってるし… 以前「なぜ『忠三郎転生』にお千絵さんが出て来ないのか」という疑問をちょっと書きましたが、最初、平岩先生は、「源三郎の恋」の紫香尼さんのように、お千絵さんをゲストとしての出演で考えていたのではないだろうかという疑い(?)を持っています。とりあえず祝言はさせたものの、このまま、出産時に親子ともども命を落としてしまい、悲嘆にくれる源さんを慰めるかわせみの人々…みたいなシナリオも実はあったんじゃないかなんて。東吾&るいのカップルに対して、野暮天の独り者源さんという構図は、シリーズの枠組みとして、かなり固定して考えられていたようですし、それを破ることにはためらいもあったのではと。しかし、結局はめでたく源太郎を誕生させた作者の大英断、というか、お千絵さんの生命力の強さ(笑)に心から乾杯したい気持ちです。でも考えてみればそれが、今回の「明治編移行」への萌芽となったのかと思うと、実に感慨深いものがあります。
(たまこさんの談)

「そいつは、さぞ心がかりだろうな」
  (略)
話が決って、東吾が外へ出ると、月が中天にかかっていた。
「夜鴉おきん」より
本当は案じるのは「友の身」ではなく、「友の妻の身」になるのでしょうが、東吾さんとしては、やっぱり、子供のときからの親友源さんのいつもの元気な表情が早く戻って来てほしいという気持ちが強かったのではないかと思います。
   
夏の月痩せて友の身案じけり
   

「友の妻の身」というより「友の身」が気になるというのは、男性の場合、特にそうだろうと思いました。「夏の月痩せて」が利いていますね。
気持ちは良くわかります。やはり友のことが心配なんだと思います。
(bf109さん)
たまこさまのお千絵さんゲスト説、目からウロコでした!!なるほど、ありそう!!!と膝を打ちました。源さん、妻子が無事でよかったね〜〜(T_T)と思ってしまいました。
(のばらさん)
うんうん、「お千絵さんゲスト説」、大胆だけどこれだと「酸漿は…」の不自然さに説明がつきますよね♪
(はなはなさん)
眉のような月とお千絵さんを重ねるなんて〜。目からウロコでした♪「友の身」はやはりたまこさまだからこその視点ですよね。
(はなはなさん)
本文にある「月が中天に」を活かして詠みたかったのですが、ダメでした。宗匠のおっしゃるとおり「夏の月痩せて」がとても素敵な表現ですね。
(浅黄裏さん)



「今年、麹町界隈は年番に当っているのではないか」
年番に当った町内には、特に大奥あたりから屋台の出しものについて註文が出る。
  (略)
これを、御雇祭と称して、お上のほうからそれにかかる費用を町内に下附されるならわしであった。
「夜鴉おきん」より
お祭りは楽しみなものですが、主催者の立場には、いろいろ苦労があると思います。矢部与兵衛さんも、大金を預からなくてはならないわ、お上からいろいろ出し物の注文はつけられるわで、早く無事に終えてほっとしたかったんじゃないでしょうかね〜。現在でも変わらぬであろういろんなイベントの世話役の方々のご苦労を思って…
   
夏祭早く飲みたい後の酒
   

古今東西に共通する思いですね。後の酒を美味しく飲むために頑張れるのも事実ですもの。
(すみれさん)



日本橋の料亭「浜田屋」っていうのは、実在の店なんでしょうかね。 日本橋と浜田屋で検索すると、料亭ではなく、川上貞奴がいたという 日本橋住吉町の芸者置屋のことが出てきました。
   
夜鴉の声が絡まる後髪
   

後ろ髪に絡まる…表現が巧みですね。兄上と一緒でなかったら、東吾さんはその場でずっと聴いていそうです。
(すみれさん)



【おたま姐さんの現場検証 麹町】
「麹町十丁目に名主、矢部与兵衛と申すのが居りますが……」
親代々、名主の家で、与兵衛は六十を過ぎた老人だといった。
「夜鴉おきん」より
麹町(こうじまち)の語源は、国府路(武蔵の国府府中への道)からとも、小路が多いからとも、麹屋があったからとも言われ、はっきりしないそうです。いずれにしても、「夜鴉おきん」本文にもあるように、当時は一丁目から十三丁目まで、半蔵御門から、四谷大木戸を越えて現在の地下鉄四谷三丁目駅のあたりまでずっと続いていました。現在「麹町」の名が残っている地域は、その半分くらいです。
「かうじまちのなぬし、やべよへえ」の家のあった十丁目は今のJR四谷駅前のあたりですが、とくに撮影ポイントというのが無いので漠然と駅前風景を撮ってみました。いつもにも増してボケボケ写真ですいません。
十丁目にあたるのは、一番左端のちょっと赤(紫?茶?)色ぽく見えるマンションの所だと思います。通りをはさんで、上智大学の高層校舎が見えます。上智大学はご存知かもしれませんが昔の尾張屋敷で、その後ろに紀伊屋敷(現・清水谷公園&赤坂プリンスホテル)・井伊屋敷(現・ホテルニューオータニ)とあり、紀伊・井伊屋敷と尾張屋敷の間の道は坂になっており紀尾井坂と呼ばれて有名でした。この坂の名は今でも健在で大久保利通暗殺の碑があります。実は我等が文芸春秋社もここのすぐ近くなのです!
右端のビルの前にある細い鉛筆のようなものは、聖イグナチオ教会の聖堂ですが、てっぺんの十字架は細いので見えないですね。写真を撮っていたとき、ちょうど正午の鐘が鳴り響いていましたが、その響きもお伝えしたかったです。この教会は大分前に改築されてモダンになったのですが、昔を知る人たちは前の姿のほうが教会らしくて良かったという人が多いようです。
明治初期に東京の区制が導入された時、麹町区(現在の千代田区が麹町区・四谷区などに分かれていた)の初代区長として任命されたのは「やべよへえ」さんのご子孫の矢部常行さんという人だったそうです(千代田区HPより)。
今月も、ありがとうございました。聞いたことはあるなあ〜という所ばっかりで、これが麹町と結びついているなんて知りませんでした。↑の「浜田屋と貞奴」も「やべよへえさんちのその後」もほぉ〜って感じです。 今回の現場検証もよかったです〜お疲れさまです♪ 私もうろうろしたことありますよ〜でも思いも寄らなくて。思わず「江戸東京散歩」を出して眺めていたら。。。なんと「やべよへえ」さんのお宅が絵図に載っておりましたんです〜(番町のページ)♪でも「麹町2丁目」なんですよね。確か文庫版は新装版も「10丁目」なんですね。う〜む、見つけてよかったのか悪かったのか、平岩先生のシャレっ気なのか。。。
(はなはなさん)
そうそう、「東番町大絵図」では矢部与兵衛さんの名前が二丁目にありますね!私は「麹町永田町外桜田絵図」しか見なかったので全然気づきませんでした。二丁目だと、JR四谷じゃなくて地下鉄の半蔵門駅のあたりですね〜「おきん」に出てくる与兵衛さんは分家?(笑)しかし地図というのは本当にいろんな発見があって興味がつきないですよね。
(たまこさん)
今月もありがとうございます 紀伊徳川家と尾張徳川家に並んで井伊家が並ぶとそれだけで彦根市民としては晴れがましいような気持ちになります(笑)。「やべよへえ」さんが実在の人物っていうのも初めて知りました。
(浅黄裏さん)
東京にまるで土地勘のない私にもわかり易く解説してもらえて、毎月楽しみです。開発が進みながらもお江戸の跡があちこちに残されているのがよく判ります♪
(すみれさん)



 すみれさんの五七五 

このお話だけの登場とは思えないほど、印象に残るゲストの一人、夜鴉おきん。弟の仇うちへと、自分なりに推理をして、源さんや東吾さんの力を借りて賊を捕まえる事ができました。
 (UP後に)
競合ポイントが初めと終わりに集中するだろう…皆様のはいくや短歌が出揃って楽しめました。ご自分の世界を持って詠まれる皆様方に少しでも近づけたら好いなぁと思います。
(すみれさんの談)

若くてラブラブモード全開の東吾さんとるいさん。「一両二分の女」では、今回以上の盛り上がりで… 寝顔を見せられる相手と添い寝できる幸せ、るいさんなら寝化粧してもしなくても充分に綺麗だったろうな…(羨)
   
朝ぼらけ寝顔ほんのり春の閨
   

最近朝が明けるのが早くなってきましたね。そんな感じがよく伺えます。それと、もちろんるいさんはお綺麗なんでしょうが、見ている東吾さんが、人並み以上にそう感じているっていうのが可愛いですね。
子供の頃から好きだったと東吾さんもどこかで言っていましたよね。ずっと気持ちが変わらないって、すごいことです。
(浅黄裏さん)



町廻りの多忙な毎日の中で、二日に一度は、顔をみに行っているが、と源三郎は不安をかくそうとしなかった。
「夜鴉おきん」より
お千絵さんの体調を気遣う源さんの気持ちは実際に同じ体験があるだけに、切なく感じます。無事に生まれてくるまでは本心から喜べない…
   
町廻り素通りできぬ水天宮
   

やはり素通りできないんでしょうねー。私は、生まれてくる子より奥方が心配でした。
(bf109さん)
すみれ様は水天宮に目が行ったのですね〜。昔も今もお産は「女の大役」ですものね〜。bf109さまの「奥方の方が…」のコメントに奥方さまのお幸せがうかがえます。お千絵さんも幸せですよね〜。
(はなはなさん)



「早速、調べてみます。賊の入った店の、殺された小僧や手代が、抜けまいりに出かけたことはないか……」
「夜鴉おきん」より
お伊勢まいりの方法の一つに抜けまいりなる裏技があったなんて、このお話で初めて知りました。お江戸の風習を上手に取り入れて楽しく読ませてくれるのが、かわせみの魅力でもあります。
   
抜けまいり鳥居抜けたら蟻地獄
   




兄の通之進の供をして、日本橋の料亭、浜田屋の前を通りかかると、二回の座敷から、なんともいえない美声で清元の「保名」が聞えて来た。
「夜鴉おきん」より
女っぷり良し、きっぷも清元の声もよいおきん。江戸前の美人画のイメージでしょうか
   
朧月艶な「保名」の流れゆき
   




 千姫さんの五七五 




こうして近くに眺めるるいは、そのむかし、幼い日に向島へ花見に出かけた帰り道、舟の中で東吾によりかかってねむってしまった頃とあまり変っていないような気がする。
「夜鴉おきん」より
「花見」だから桜なんだろうけれど、TVでの印象が残っていたし、それに「保名」だし、まっ、いいかって事で…
   
(おもかげ)は 菜の花にありて 今もなお
   

平成版での菜の花のシーンはとても美しかったですよね〜。幼いころの東吾さんとおるいさん、愛らしかったことでしょうね。「俤」という字が趣を感じさせます。
(はなはなさん)



話の終りぎわにるいがつんとして、嘉助とお吉は慌てて、居間から逃げ出して行った。
「夜鴉おきん」より
毎度、毎度、嘉助とお吉は気が利きますね(笑)
   
妬いて拗ね 優しく包んで ♪夜〜が更ける〜
   

あはははは〜、最後の「♪夜〜が更ける〜」はどんな節まわし?
さぞ、熱い夜だったのでしょうか…。
(bf109さん)
「夜が更ける」は、低音の男性のムード歌謡にあったような…。タイトルが浮かばないけど、この部分のメロディは浮かびます、うーん思い出せない…。
(はなはなさん)
しっかり情念系の場面になるのを千姫さまワールドでお洒落にまとめられているのが、とっても大人♪
(すみれさん)



 紫陽花さんの五七五 

私にしては早めの宿題提出です。
 (UP後に)
このお話は比較的覚えていたほうですが、私もなぜか“柄杓”ではなく“しゃもじ”を想像していました。お仲間がいてうれしいです(笑)
(紫陽花さんの談)

それも、誰にことわりもなく、旅支度一つしないで、ふらりととび出すのだが、道中は抜けまいりと書いた柄杓を背にしょっていれば、講中の人々が面倒をみてくれるし、まともな伊勢参宮の一行にまぎれ込ませてもらえることもある。
「夜鴉おきん」より
この話を読んで思ったのは、お正月初詣の帰りに交通事故をおこしたというニュースです。交通安全も祈願したんでしょうに…ということです。
   
旅立ちはひしゃくを持ってこっそりと
   

現代と違って、人情もありほぼ安全な世の中 だったんでしょうか。
(bf109さん)
紫陽花さまは柄杓が気になったんですね。でもなんで「伊勢参り」に「柄杓」? 私も気になる…。
(はなはなさん)



おまけを付けておきます。 「抜け参り 私も伊勢に連れって」だそうです。自力で行けと言ってやってください。
=====================
(ぐりさんが狐火のことを心配してくれたので)今大慌てでおまけ直しました。狐火すっかり忘れていました。いなくてもいいんだけどね。寝ようと思ったけど気になってしまい、寝れなそうだし、なんか夢に出てきそうなので描き換えました。

当分湯飲みに休みはやれません。(鬼の管理人?)ひしゃくは私がもらいます。うひひ。
=====================

おや〜、狐火も追加されましたね。こりゃますます、休みなんかやられない〜。
紫陽花さん、早い!狐火がいつのまにかそこに!速攻でしたねえ。
(コシキブさん)
狐火が合流していますね。そういえば、最近の狐火は、以前よりも人間が出来てきたのか(いや、もののけが出来てきた…と言うべきなのか?)あんまり怒らなくなったみたいですね。ファンとしては、たまには赤くなって怒る姿も見たい、等と勝手なことを思っています(笑)。
(たまこさん)
すみません、わたしのせいで眠れなくなってしまわれたんですね、つい気軽に言った一言だったつもりなんですけど、申し訳ありませんでした、でも狐火君を見れたのは嬉しいです
(ぐりさん)
紫陽花さまのおまけに狐火がやってきましたね〜。お久しぶり♪宗匠にかかっちゃおちおち抜け参りも行ってられませんね〜意外と行かせて旅日記を届けてもらうのも良いかも〜。
(はなはなさん)
ぐりさん 狐火言われなければまったく忘れていたところでした。先月のもいなかったんですね。最後に描こうと思ってそのまま忘れるようです。鯛の時も忘れたし。それにしてもあんなやつらをちゃんと見てくださっているんですね。ありがとうございます。
(紫陽花さん)
「抜け参り 私も伊勢に連れてって」 これは投句じゃない〜という紫陽花さんからの声が聞こえてきそうですが。実は、紫陽花さんの絵を拝見するまで、私の頭の中では「ひしゃく」が「しゃもじ」に変換されていました。で、絵を見て、うちのに比べて丸いのね、しかも厚みがあるし、などと勝手なことを思っていました。後から気付いてひとり赤面しました。ごめんなさい。
(浅黄裏さん)
狐火なら伊勢までふわふわと飛んで行けそう…自分だけ伊勢へ行きかけたけれど、湯飲みと茶たくが気になって戻って来たのね♪
(すみれさん)



 コシキブさんの五七五 

「夜鴉おきん」じっくり読み返しました。抜け参りのエピソードが印象に残っていたお話で、タイトルにまでなっているおきんの人物像を今まであまり重要視していませんでしたが、今回改めて大きな不幸に見舞われても芸人としての矜持を保ち、弟への思いを切々とは語らないおきんの姿に心を打たれました。でも五七五のほうは、、、うーん、難しいです。
 (UP後に)
実は5月ということで季語で悩んだんですが、最後は開き直って夏の季語を使って作ってしまいました。初夏には合わない言葉もあったかもしれません。
(コシキブさんの談)

少し、体を動かして隣をみると、るいは行儀よく箱枕を耳の下にあてがってねむっている。
「夜鴉おきん」より
冒頭の寝間の場面は競作になりそうです。いつも居ずまいの正しいおるいさんは寝姿も隙が無くて綺麗なんですね。見習いたい…。
   
淑やかな寝息よ肌よ今朝の夏
   

「寝息よ肌よ」が色っぽい♪「今朝の夏」もちょっと汗ばむような朝の「官能」を想いうかべさせて、情念系のお仲間かしらん♪うふ。
(はなはなさん)



東吾と祝膳を囲もうと待っていた兄上。どこでどうしていたかはわかっていたでしょう。残念とは思っても居場所を見つけた弟のことを喜んでいたのではないでしょうか。
   
弟の幸あればよし菖蒲酒
   

「弟の幸」「夏星や」共に弟を思いやる秀逸なはいくで感服しました。実際のコシキブ様も素敵なお姉さまなのではと推察しています。
(すみれさん)



おきんの勘と東吾達の活躍で事件は解決しました。夜鴉という呼び名は美声に加えてしゃっきりした態度や身のこなしからもきているのかなと思いました。
   
闇夜飛ぶ鴉が謎解き夏きざす
   

「夏きざす」もステキな言葉ですね♪
(はなはなさん)
「夜」「鴉」「夏きざす」が一緒で、嬉しいです。
(浅黄裏さん)



道の反対側から、開けはなしてある障子のむこうを見上げると、あでやかに化粧をしたおきんが三味線をかまえている姿が僅かながらのぞけた。
「夜鴉おきん」より
たった一人の弟が犠牲になっても芸人として暗い影を見せることはできないおきん。芸の道に精進することが供養だったのでは。
   
夏星やこの声届けと謡う女
   

夏星は弟のことでしょうか。おきんさんの弟が亡くなっていたということを、私は重く受け止めていなかったんですが、それはおきんさんがコシキブさんの思っているような人だからかも知れませんね。
詠んだ場面は同じところなのに、出来上がったものはぜんぜん違う。ほんとうにおもしろいですね〜。
(bf109さん)
「夏星」も弟・正助さんを思うおきんの気持ちが込められていて、珠玉のような言葉だと思います。
(はなはなさん)
夜空を見上げている「おきん」の姿が想像されます。「夏星」きれいな言葉ですね。
(紫陽花さん)



 のばらさんの五七五 

今月のお話のおきん、「浮世小路の女」の秋月とかぶるイメージでした。秋月はその後もう一度出てきましたがおきんは今どうしてるんでしょう。抜け参りというのも面白い(といってはなんですが)システムですね。わたしはするのもされるのもごめんだけど〜。
(のばらさんの談)

あの時は、兄もいたし、乳母や奉公人がうち揃っての舟遊びであった、と東吾は思い出す。
「夜鴉おきん」より
「かわせみ」に時々ある、こういう東吾さんとるいさんの来し方を回想するシーンが大好きです。その頃から、今のるいさんへの想いも続いているんだなあと、しみじみウットリしてしまいます。このシーンから絶対一句作ろうと思い挑戦しました。少年の日の舟遊びの情景から妄想して。春の季語ですが…。
   
風光る川面に舟の水尾長し
   

「このシーンから絶対一句」、私もそう思いました。幼なじみのカップルならではの、良いシーンですね。「水尾長し」が暖かで穏やかな日和と、幼い日から今日までの月日をもうかがわせますね。
「水尾」もいいですよね〜。「ひねもすのたりのたり」の蕪村を思い出しました。
(はなはなさん)
佳き昔の懐かしい思い出をいつもながら巧みな表現ではいくにされていて、のばら様のここで一句、の意気込みが充分伝わってきます。
(すみれさん)



熱い蕎麦湯をふうふう吹きながら東吾がいった時、衝立のむこうから女が立ち上がった。
  (略)
うっかりしていたのだが、東吾も源三郎も、その衝立のむこうに今まで客がいたのに気づかなかったほど、女はひっそりと蕎麦を食べていたものか。
「夜鴉おきん」より
おきんさんはひとりで弟さんの死について調べていたわけで、弟さんを亡くしたあとどんな思いでいたことか、と考えました。いくらひっそりこっそり食べようと思っても、蕎麦ですから食べてりゃズオ〜〜〜っとかいい音しますよね。もちろんどんな音立てて食べてようと東吾さんと源さんが話に夢中で気付いてなかった、という可能性もあると思いますが、おきんさんはもう食べ終わっていたのだと思います。そんなときに隣りの席から聞こえてきた東吾さんと源さんの話の内容。思わず静かに聞き耳を立てていた。そして席を立つとき、しっかりと東吾さんと源さんを見る。改めて読んでいて、息をのむようなシーンだと思えました。
   
ひっそりとほむら灯せり五月闇
   

場面の分析が鋭いですね。場所柄音を立てて食べていても隣のことは気にもならないのかもしれませんね。
(bf109さん)
私は妖しいカラスウリの花を当てましたが、 「ほむら」もおきんのかなしい執念を思い起こさせて「凄絶」という言葉を 思いつきました。
(はなはなさん)
本当におっしゃるとおりですね。おきんさんの先行捜査があったればこその成果でしたものね。お奉行様からのお褒めの言葉があってもよかったくらいです。
(浅黄裏さん)



 あっちの管理人さんの五七五 

さて「夜鴉おきん」遅くなりましたが送ります。これは初代じゃなくて平成版でドラマ化されていましたが、初期の頃の東吾さんとるいさんの熱々シーンが出だしということで印象に残っているお話です。気が付けばどれも季語が入ってない!(滝汗)でも取りあえずこのまま提出させて頂きます。いつまでたっても向上しないなぁ。
 (UP後に)
今月も「夜鴉おきん」沢山の句が揃いましたね。冒頭の熱々シーン に始まって、最後はおきんさんの美声まで競作ポイント満載で、本文引用に苦労されたのではないでしょうか。
(あっちの管理人さんの談)

夫婦同様になって何年経ったのかと、東吾は暁闇の夜具の中で指を折った。
「夜鴉おきん」より
東吾さんが隣に眠るるいさんを見ながら「子供の頃から好きだった」と回想するシーン、なぜかググっと来るんですよね〜大好きなシーンです。
   
幸せに過ぎし月日を数えおり
   
幼き日嫁にもらうと誓った日
   

「幼き日〜」幼いときからの思いがずっと続いている。 本当に幸せそうな二人ですよねー。
(bf109さん)
「月日を数えおり」さりげないけれど、長い年月を想いあってきたふたりの関係を描いて美しいと思います。
(はなはなさん)
「幼き日」子供時代に誓ったことを大人になっても守れる二人はほんとうに幸せなカップルだとあらためて感じる場面ですね♪
(すみれさん)



「東吾、なにをして居る」
兄に呼ばれて、東吾は「保名」に心を残しながら走って行った。
「夜鴉おきん」より
あっという間に事件が解決して、兄上と二人日本橋に歩いている時に聞こえて来たおきんの唄う「保名」。思わず聞き惚れていたけれど兄上に呼ばれてしまっては…はなはなさんが見つけてくれた「こや」 早速入れてみたけど、こんな使い方でいいのかなぁ。
   
(こや)軽く保名振り切る宵の口
   

わー、私も「身(こや)」を使ったんですぅぅ〜(嬉) 管理人さんのこの場面でのこの使い方、とってもお上手だと思います。
「身:こや」を早速使う、というのも全く自分では思いつかず、あ〜こういうのが日頃の精進っていうものなのね〜と感銘を深くしました。
(たまこさん)
「身(こや)」もあっちの管理人さまと宗匠に使ってもらえて嬉しいです。見つけた私が使ってないのが情けないですが♪
(はなはなさん)
この「身(こや)」は、はなはなさんが発見されたときに「ほぉ〜」と思ったものでした。早速取り入れられるとは驚きです。たまこさんのおっしゃるとおり自分では全く思いつきもしませんでした。
(浅黄裏さん)



 花みずきさんの五七五 

こんにちは、久しぶりの「はいくりんぐ」参加でワクワクしながら考えましたが、しかしそれも最初だけでいつものように苦しみました(^^♪今回はポイントを絞るのがむずかしくて欠席しよと思ったのですが、なんとか出来ました。
(花みずきさんの談)

そして、俺はあの時分から、るいが好きだったのだと思い、東吾はるいを抱き寄せたい衝動をおさえて再び目を閉じた。
「夜鴉おきん」より
   
恋女房寝顔いとしき春の暮れ
   
朝まだき昔を思い瞼閉じ
   

お休みしている間に、何かありました?なんだかお句の感じがとっても変った気がするんですが(もちろんいい意味です)
今回の皆様の御作はどれも読みごたえがありましたね〜。やはり冒頭の寝室は競作でしたね♪なかでも花みずきさまの色っぽさは素敵でした〜。情念系のお仲間がまたひとり♪
(はなはなさん)
お褒めいただいてありがとうございます、情念系の仲間なんてとんでもな いです〜でもうれしい〜また見てこよう。
(花みずきさん)
花みずきさんのフレッシュ情念系ともいうべき新境地開拓、すばらしいです(っていうか悔しいです)。「一念通す青嵐」っていうほうも大好きなんですよね〜。
(たまこさん)
「恋女房〜」今月のお気に入りです。二人の雰囲気がきれいにストレートに伝わってくるようです。
(bf109さん)
「朝まだき〜」この閨の情景は、詠みたかったけど詠めなかったんです。
(浅黄裏さん)



「小ざっぱりした木綿物で、年齢より地味な恰好をしたおきんが東吾をみると、まっさきに訊いた。
「賊は、つかまったのでしょうね」
「当り前だ。五人供、今、奉行所へ曳かれて行った所だ」
「夜鴉おきん」より
   
夜鴉の一念通す青嵐
   

花みずきさまは絶対何かあったに違いない♪しっとりとステキな御作ですよね〜。「青嵐」もおきんのきっぱりとした性格が良く表れていると思います。
(はなはなさん)
「青嵐」季語の使い方がぴったり当てはまって素敵です。おきんの一念がなかったら、賊もまだ捕まえられなかったでしょう。
(すみれさん)
“青嵐”こういう使い方もあるのかぁとなるほどと思いました。
(紫陽花さん)



 bf109さんの五七五 

今月は少し苦労してしまいました。「抜けまいり」を使って、小僧が抜けたときが発端で賊にまいられると詠みたかったのですが。うまく詠めませんでした。
 (UP後に)
「夜鴉おきん」なかなか言葉がそろわなくて苦戦しましたが、なんとか参加できました。三味線にとまっている鴉を詠んでみましたが、どうでしょうか。
(bf109さんの談)

「お嬢さんが、すぐお届けしろとおっしゃいますので……」

「いったい、どなたで……」
嘉助に訊かれて、東吾は苦笑した。
「夜鴉おきん」より
   
やきもちを やくかやかぬか女文字 ごぞんじよりは あいつだろうか
   

男性らしくて面白い御作ですね〜。上手く情景と男心を描いておられると思いました。
(はなはなさん)
これはわざと「女文字」いがいをひらがなにされたんですね。
(浅黄裏さん)
浅黄裏さま、わかってしまいましたか。まさにそうです。この方がインパクトがあると思いましたので。
(bf109さん)
そば屋で見かけただけで言葉も交わしていないのに、おきんさんは 余程自分の容貌に自信があるのだろうな…この場面を読んで思ったことです
(すみれさん)



「冗談じゃありませんよ、若先生を用心棒だなんて……」
東吾が手をふった。
「似たようなものだ。どこの家でも亭主は用心棒みたいな役だろう」
「夜鴉おきん」より
   
残念ね 期待していた先生は ご亭主であり用心棒ね
   




夜鴉おきんを本当の鴉にして詠んでしまいました。
   
階の上 あでやかに鳴く夜鴉が しゃみにとまりて ほし菜ついばむ
   

おきんさんを鴉にして、「保名」は「ほし菜」としたんですね。面白いです。



 みちころんろんさんの五七五 

今回のお題、『夜鴉おきん』、表題作だけでなく、ほかの作品も好きな作品ばかりで(^_^;)… ですが、好きと句作りはやはり別ですね。今月は、なんとかギリギリにならずにすみました。
(みちころんろんさんの談)

「(略)奉行所からも、こっちに何人か出ていますので、そんな所へ東吾さんがのこのこと朝帰りされては、神林様の手前なにかと具合が悪かろうと存じて、ちょっとお知らせによりました」
「夜鴉おきん」より
源さんの微妙な心理状態…
   
巻羽織 朝寝す友へ 気配りし 嫌味言いたし 知恵も借りたし
   

最初は事件を知らせに来たかと思ったら、東吾さんの朝帰りがバレないようにと来てくれたんですよね。それで嫌味も言って御飯も食べて、いい友達ですよね。
巻羽織短歌 さっそく(今月オープンの)「一覧」に頂いちゃいました。
(たまこさん)
いつもながらの友情厚い源さんですね。
(浅黄裏さん)



おきんさんは、東吾さんを見かけたときから心惹かれてしまったんですね。そしてこの人ならなんとかしてくれると思ったんでしょうね。でも、かわせみでおるいさんを見た時には「用心棒」じゃない!と直感してしまう…それほど二人はラブラブだったんですよね〜いい時期のお話ですよね(#^.^#)
   
夜鴉も 心ならずも ほの字なり
   

私も同じ場面を詠みましたが、おきんさんは、どんな気持ちだったんでしょう。
(bf109さん)



「本当に、ありがとうございました。おかげで弟も浮かばれます」
そういった時だけ、僅かに涙ぐんだが、あとはしゃっきりした態度で、「かわせみ」を出て行った。
「夜鴉おきん」より
   
弟を 思い涙す 姉鴉
   

「姉鴉」はおきんの気持ちを代弁するような御作でしたね〜。仲の良い姉弟だったのでしょうね。
(はなはなさん)
めそめそせずに自分でも調べて弟の無念を晴らして、安堵してから涙するおきんさんって、粋でかっこ好いですね。
(すみれさん)



 はなはなさんの五七五 

「おきん」は好きな話だけに、たくさん詠みたいシーンがあって絞るのが大変でした。おきんが江戸の女らしく粋に東吾を想い、東吾も何となく気を残す、もちろんおるいさんが一番なのは決まっているのですが… そこを上手く詠めたらいいな〜と思っていたのですが、ちょっとがっくりです。
 (UP後に)
「そうか〜そう読んでくださっているのか〜」と感謝感激したり(情念系復活、というか久しぶりに東吾さんがムラムラしてたような気がして。でももっと濃いのが詠みたい〜)「そうか〜そういう読み方・詠み方もあるかぁ〜」と眼からぽろぽろウロコが落ちたり。毎日1回はじっくり拝見しています♪
(はなはなさんの談)

目が覚めた時、障子のむこうが、ほんのりと白くなっていた。
鴉がしきりに啼いている。
「夜鴉おきん」より
おきんの登場を予感させるような明け方の鴉。そっと枕を並べて眠るおるいさんにちょっと欲情している東吾さんはちょっとエッチで、でもきっといとおしくてならなかったのでしょうね。
   
短夜の歓は尽くせり明鴉
   

お〜、久々にはなちゃんらしいわ〜。
「短夜」はもう何も申しませんというか申せませんというか…「短夜」と「短日(忌)」の間の深〜〜〜いギャップはどうしようもない(>_<)
(たまこさん)
お句もですが、作者コメントの方が「キャ〜」って感じです。
(浅黄裏さん)
待ってました♪はなはな様ここにあり!若い情念が閨に満ちていますね♪
(すみれさん)
コメントの「きっといとおしくて…」を「きっとおいしくて」と読んでしまいました(笑)
(紫陽花さん)



端午の節句が終ったところで、兄嫁の香苗が武者人形を片づける仕度をしている。
「夜鴉おきん」より
香苗さんが東吾さんの帰りを待って武者人形をしまうシーンです。通之進さん・香苗さん夫婦にとっては、東吾さんはいつまでもやんちゃ坊主なのでしょうね。愛情にあふれた良いシーンだと思いました。その気持ちを汲んで神妙に片づけを手伝う東吾さんが可愛いですね。
   
きのう端午しまう手白く優しく
   




平岩先生は上手く現代の若者像をお話の中に盛り込みましたよね。今で言う五月病でしょうか。最近は、超新人類ともいえるもの知らずな新人達に悩む上司が「四月病」というものにかかるそうです。
   
悩む夏危うさ孕む抜けまいり
   




縞の着物に、吉原つなぎの帯を結んで、手には三味線を抱えている。流しの芸人といった風体の女であった。
薄暗い蕎麦屋の中で、白い花が咲いたように、瓜実顔の女がきわ立ってみえた。
「夜鴉おきん」より
室町の蕎麦屋の土間に白い花のようにたたずんでいたおきん。東吾さんの好き心が動きますが(笑)私には何となく寂しさが感じられて、「夜鴉」にちなんだ白い花を思いうかべました。ある意味、東吾さんと源さんを出し抜いているおきんも天晴れでした。
   
謎解きぬひとり咲く花烏瓜
   

私も何の花のイメージが似合うかなあって思っていたのですが、烏瓜は全く思いつきませんでした。検索してみたらとっても不思議な花で、一度見たら忘れられないですね。
「烏瓜」の花を見てみました。本当に蜘蛛の巣みたいな不思議な花ですね。犯人探しに活躍したおきんに相応しいと思いました。はなはなさんは「烏瓜」の絵もお描きになるんですよね♪
(コシキブさん)
カラスウリの花は周囲がレースのようになっていて不思議な美しさのお花ですよね。昔同級生が大きな農家で屋敷林があるおうちなんですね、そこにカラスウリが絡んでいていつもとても綺麗だったんです。たまこさまがごらんになった私の絵は、カラスウリの写真を加工して、手描きの絵に絡ませたものであれからもう4回目の夏が来るんですね〜早い早い(笑)
(はなはなさん)



おるいさんの可愛らしいやきもちに東吾さんはわかっていても、ついつい反応しているようですね。このあたりが「かわせみ」ファンにはこたえられないのですよね♪
   
やきもちを包んでしまえ庭若葉
   

青々した大きな庭若葉の勢いの良さを「包んでしまえ」と、表現できてしまうのが素晴らしい。
(すみれさん)



おきんの保名は素晴らしい美声でした。恋に悩んで気が狂う女を歌う「保名」は東吾にどう聞こえたのでしょうか。東吾のことはおきんはあっさりあきらめたようですし、弟思いのおきんにはしばらくは恋よりも弟を失った悲しみのほうが強いのかもしれません。東吾のほうはたっぷりと未練を残しているようですが、ね(笑)
   
夏めいて遠く保名はかなしけり
   

きれいですねー。この場面はこのように詠むんですねー。
(bf109さん)



 じゃからんださんの五七五 

今月のお話、題のわりにはおきんさんの登場場面は少なかったような気がするのですが。それでもイメージは鮮明で、特に冒頭の夜鴉と、結末の夜鴉おきんの対比が印象的でした。今月も苦しみましたが、やっぱり作ってみてよかったです。皆様の作品を拝見して目から鱗がバリバリ、というのも好きですし、あとは下手は下手なりに作っている時は苦しいけども、でもその何倍も楽しい!というのが…あ、なんかもう完全に深みにはまっている(笑)。
(じゃからんださんの談)

最初は夜鴉の声で目を覚まして、夢うつつに思い出をたぐる東吾さん。もっとアツアツな雰囲気が出せればよかったのですが、それは所詮無理〜。
   
恋ひ恋ひて幾歳経つか夜鴉の声に散りかふ桜花かな
   

桜におるいさんと東吾さんの年月を重ねたのですね。「恋ひ恋ひて」「散りかふ」が夢の中の情景を表現して綺麗ですね。
(はなはなさん)



屋敷をとび出して、同じ組屋敷の中にある畝源三郎宅を訪ねた。
源三郎は帰ったばかりであった。
「江原屋へ寄って来ましたので……」
「夜鴉おきん」より
次はやっぱり実家に帰っているお千絵さんを心配する源さん。どんなに忙しくてもいつも心にかけている、という辺りがいかにも源さんらしくて好きです。
   
早足で過ぎる軒端の燕の巣想ひは巡る御蔵前へと
   

こちらでも最近燕をよく見かけます。せっせと巣に通う燕の姿は、お千絵さんのことを日に何度も思う源さんに通じていますね。
「早足で」よく似た目線で私も作ったのですが、源さんの早足のスピードが伝わってくるようなリズミカルなお歌で、燕の巣にお千絵さんを重ねる詠みなど、とても真似できないなぁと脱帽しました。
(すみれさん)



「抜けまいりが、又、はやっているようです。昨年あたりから、ぼつぼつ、噂をきいていたのですが……」
抜けまいりとは、伊勢参宮のことであった。
「夜鴉おきん」より
そして怠け癖がついたり、犯罪まで誘発したりと、いろいろと 問題はありますが、抜けまいりをする小僧や手代の気持ちもわ からないではないんですよね。遊びたい盛りだし。特に仲間と 示しあわせて江戸を抜け出した直後は、滅多にない物見遊山で きっと愉快だろうなあ、と思って三番目の歌を作りました。
   
抜けまいり小僧手代がぞろぞろとお山に登りてお江戸を遥かに
   




最後はやはり、夜鴉おきんで締めたかったので…。
   
夕月夜哀しき恋啼く夜鴉の艶なる姿を心にとどめむ
   

「艶なる姿を心にとどめむ」がいいですね。
(bf109さん)



 あるみさんの五七五 

ふっふっふぅ〜ん♪今月ははいくりんぐ参加させていただきま〜す。読み返して五七五を考えてやっぱ楽しくて時間が過ぎるのを忘れてしまいます。といって出来栄えとは比例しないんですけど…
(あるみさんの談)

   
指折って変わらぬ寝顔愛おしい
   

明け方のほのかな光に浮かぶおるいさんの横顔、さぞ綺麗だったでしょうね。「るいの寝顔は俺しか知らないんだ」と来し方を思ったのでしょうね。
(はなはなさん)



「驚きましたな、東吾さんは、まだ寝ているのですか。そんな按配じゃ、到底、たよりに出来ませんな」
「夜鴉おきん」より
夢の中で東吾さんはおるいさんを抱きしめてたはずなのに…
   
夢の中眠りを邪魔する友の声
   




「昨夜は、もし、東吾様がお帰りになったら、御一緒にお祝膳を囲もうと、心待ちしていらしたのですよ」
「夜鴉おきん」より
な〜んて通之進様はお見通しですよねぇ〜
   
弟よ今頃どこで何してる?
   




「先月になって、そうではないかといい出し、医者にみせましたところ、間違いないと」
源三郎の口ぶりは、本来嬉しい話を告げているのに、喜んでない。
「夜鴉おきん」より
↑読み返してみて源太郎君が産まれたとき皆の喜びがわかります。
   
不安げな友の思いがやるせない
   




何の旅支度もせず同じ伊勢参りの人たちに助けられて旅を続けられるなんてちょっとうらやましいとも思ったのですが今の生活に嫌気がさして信心の名を借りた現実逃避のような気がします。
   
抜けまいり甘い言葉は地獄行き
   

「抜けまいり…地獄」ウフフ♪同じ言葉でしたね♪ 今で言うヒッチハイクよりも都合の良い旅の手段があったなんて、このお話で初めて知りましたものね。甘い言葉には毒があるのは時代が替わっても一緒。
(すみれさん)



どうして東吾さんの周りにはいい女が寄ってくるんでしょうね。心に残すなんて…だからおるいさんが焼きもちをやくんだな。うん!うん!
   
胸底に残る保名と艶姿
   

先月の「ひゅるるる〜」に対し、今月は↑「ふっふっふぅ〜ん♪」からも、句作を楽しんでくださっているのが伝わりますね。ありがとうございます。さて、いつもモテモテの東吾さんですが、この「保名」、いったいどんな声だったのでしょう、気になります。
心や目じゃなくて「胸底」なんですね。そーか。
(bf109さん)



 ぐりさんの五七五 

夜鴉おきんと浮世小路の女はいい女の代名詞これまでにも芸者さんとかでいい女は出ていますが芸人さんと言うところが一緒ですし 事件解決に奔走するところも一緒東吾さんもこういう人には弱いですねー(ギュー)←るいさんに変わりつねりました
(ぐりさんの談)

神林家には兄弟の父が健在であったし、るいの家も父親が働き盛りであった。
「夜鴉おきん」より
東吾さんもるいさんもお父上が健在で幸せだったころ (今が不幸ではありませんが)
   
幼き日 みんなそろいて 舟遊び
   

秋には新しいご家族が増えるそうで、おめでとうございます。こういう家族の風景に、ひときわ心ひかれるのでしょうね。



田村兄上がなくなられてしまいました 今日はしのんで初代版のDVDを見てみようかと思います あの茶目っ気があり威厳があり素敵な兄上は最高でした たまさかの端午の節句を待ちわびた兄上 何か目に浮かぶようです
   
待ちわびた 端午節句の 祝い膳
   

私も田村通之進さまで「おきん」の兄上さまを見たかったな、と思います。きっと粋な茶目っ気で東吾さんを困らせたでしょうね。
(はなはなさん)
田村兄上様はほんとうに素敵で、立派で、それに可愛さもある大好きな配役でした。もう待ってもお目にかかれないと思うと残念です。合掌。
(すみれさん)



「今一つは、必ず、小僧か手代が一人だけ斬殺されていることじゃ」
  (略)
どれも年少で、店での地位も低い。
「可笑しいとは思わぬか」
「夜鴉おきん」より
盗賊の毒牙にかかった若い命
   
夜盗蛾に 哀れ若芽の 茎やられ
   

こちらは、ガーデニングがお好きなぐりさんらしい一句ですね。



正助が殺されたあと、おきんは弟の怨みをはらしたさに、盗賊に入られた店を次々と調べて、どうやら、抜けまいりと関係がありそうに思っていた。
「夜鴉おきん」より
おきんの悔しい一念
   
御祭風 女の一念 突きとおす
   




このお話で一番印象的なところは おきんの声に心を残し兄上を追っていく東吾さんかな
   
薫風や 夜鴉の喉 聞きほれて
   

ほんとうは聞きほれていたかったんでしょうね。
(bf109さん)



 茜雲さんの五七五 

昨日、今日ちょっと時間が取れたので少しだけ考えて見ました。 季語が入らず、ただ言葉を並べた五七五になってしまい本当に恥ずかしいんですが 久しぶりということでご容赦下さいませ。
 (UP後に)
はいくりんぐにはずっと御無沙汰ばかりで、いつかいつかっと思っていたので、出来はともかく参加できて嬉しいです。みなさん上達が素晴らしくて本当に置いてけぼりなんですが、こういうのもいた方がきっといいに違いない…と思うことにします。でも考えるのがとても楽しかったです。
(茜雲さんの談)

(ぎょうあん)と読むそうで数が合いました。(^_^;)
   
暁闇の寝顔に重なる幼き日
   

茜雲さん、お久しぶりです。ご参加くださって、嬉しいです♪この場面の東吾さんの視線は、優しくていいですね。暁闇によく似た言葉で、春の明け方を表す「春暁・しゅんぎょう」という季語もあります。日本語って本当に美しいですね。
今月は久々に茜雲さんの登場、嬉しいです!「暁闇」も「跳梁」もいいですねぇ。「暁闇」は宗匠の「東雲」とコラボしてますよね。
(たまこさん)
身に余る光栄なお言葉です。素直に嬉しいです。今回は本文からいっぱいパクってしまいました。(^_^;) 跳梁も暁闇も初めて聞いた言葉です。ほの明るいのに闇と使うのには驚きました。本当に日本語は綺麗ですね。
(茜雲さん)
「暁闇」は美しい言葉ですよね、ひんやりとして紫を帯びた朝の空気を感じました。
(はなはなさん)



かうじまちのなぬし
やべよへえを、みはってください
わかせんせい
                  ごぞんじより
「夜鴉おきん」より
   
盗賊の跳梁告げる夜の鴉
   

「盗賊の跳梁」はおきんの活躍を描いてカッコイイ!!
(はなはなさん)



文を受け取って、東吾は開いた。
  (略)
「多分、あいつだろうと思うが……別に、るいが心配するような女ではない」
「夜鴉おきん」より
   
ごぞんじに打てば響いて五月晴れ
   

「ごぞんじより」ですぐに見当がついてしまう 「東吾」さんがすごいですよねー。
(bf109さん)
「ごぞんじ」つながりで嬉しいです。
(浅黄裏さん)
bf109様のところでおきんさんは自分に自信があったのか?とコメントしたのですが、東吾さんとはまだお互いに名乗りあってないから、さんざん考えたあげくに…えーい!ごぞんじよりにしよう…あの男なら判ってくれるだろうなんて…源さんも一緒に居たのに、やはり東吾さんへ届くのですねぇ。
(すみれさん)



 こでまりの五七五 

お話の題にも、本のタイトルにもなっているのに、おきんさんの出番は本当に少ないですね。とっても印象的なのに、詠むのはなかなかでした。
 (UP後に)
今月は麦わらぼうしさん、ななかまどさんから欠席届があり、七歩さんからもしばらくお休みとのお知らせがあって、ちょっと寂しかったのですが、久々に花みずきさん、すご〜〜く久々に(あはは)茜雲さんが来てくださって、すっかり嬉しくなってしまいました。
(こでまりの談)

どのお話か忘れましたが、東吾さんが千春ちゃんの手とるいさんの手が同じだと言う場面もありましたね。東吾さんって、本気でそう思っているらしいのがいいなあ〜。
   
東雲の妻の寝顔や春深し
   

「手」の話は、「人魚の宝珠」じゃなかったですか?「年齢が手に出る」っていうのは全く最近痛感してるんですよね〜(>_<)
(たまこさん)



自分にもたれて眠るるいさんの体の暖かさや、波に合わせてかかる重みを感じながら、幼いなりに東吾さんは、るいさんへの思いを確かめていたのでしょうね。あっちの管理人さんもお使いになっていましたが、私も身(こや)を使ってみました〜♪
   
花見舟もたれし身(こや)は櫓のままに
   

私は宗匠と身(こや)が一緒で嬉しかったです。はなはなさんがこの間見つけてくれたのでぜひ使ってみたかったんです(笑)
(あっちの管理人さん)
安心して身をあずけ、揺られている幸せな時間がゆったりと表現されていて「身」が効いてますね。
(すみれさん)



「東吾様が狸穴からお戻りになるまでは、そのまま飾っておけと、旦那様がおっしゃいましたので……」
「夜鴉おきん」より
UPの直前に、初代ドラマで通之進さんをなさった田村高廣さんの訃報を伺いました。外では謹厳な与力であり、家に帰れば茶目っ気もある兄上の雰囲気は、ご自身も三人の弟さんがいらっしゃる田村さんにピッタリでしたね。この場面は直接兄上が登場するわけではないのですが、田村さんを思い浮かべて読みました。ご冥福をお祈りします。
   
いま少し飾らせておく武者人形
   

見ごたえある大トリ合戦、田村さんへのオマージュが入れられたのはトリを争っていたからこそともいえますよね。
(たまこさん)
「飾らせておく」は、私だと「飾らせておけ」になってしまいますねー。
(bf109さん)
雛人形ってわけでもないからいいか…とちょっと嫌味も入っているのかなと思ってしまいました。でもあの兄上様なら純粋に弟に見せたかったんでしょうね。
(紫陽花さん)



東吾が持って来た酒を冷やで飲みながら、それでも源三郎は気をとり直したように、東吾から通之進の話を聞いた。
「夜鴉おきん」より
東吾さんが帰った後、「冷や」で飲んだお酒の片付けをしながら、お千絵さんがいたなら、ちゃんと「冷酒」にして出してくれたろうと、そんなことからも寂しさを感じた源さんではなかったかと思いました。もちろん、お千絵さんと子どもの体調に比べたら、ほんの些細なことなんですけどね。
   
妻ならば冷酒のはず月仰ぐ
   

「ちゃんと冷酒にして」っていうのは、氷で冷やしたっていうことなのかなぁ。それに対して「冷や」っていうのは、瓶からそのままついで、っていうやつかと。この時代だと、瓶からそのままの冷やか、夏でもお燗をつけるかどちらかで、お千絵さんがいれば燗酒だったのではないかな?とちょっと思ったんだけど…
(たまこさん)
あーん、酒を飲まない奴が句を作るとこういう紛らわしいことになるのね。すみません。私のイメージではお吉さんがまくわ瓜を井戸で冷やしたみたいに、お酒も瓶ごと井戸に吊るして冷やしたり、ぐい呑みもざるにいれて井戸で冷やしたりと、きっちり「冷」を感じられるような、ひと手間かけた出し方をしてくれたんじゃないかと想像したんです。夏でも燗酒か〜、ハッ、また墓穴を掘ってしまった。
(こでまり@下戸)
なるほど井戸で冷やすって、ありそうですよね。あの時代はなかなか一般家庭では氷は扱えなかっただろうし、そういえば江戸時代はおろか、私の子供時代でも(>_<)夏は冷やすのに井戸水は大活躍だった…冷酒話題が盛り上がったので、今日は平日だっていうのに日本酒飲んじゃったよ。宗匠のせいだぁ(他人に責任をなすりつける)
(たまこさん)
宗匠とたまこ様の「冷酒問答」も愉快ですね。私も実は初めて拝見したとき「ん?冷やと冷酒ってどうちがうの?」と思ったのですが宗匠のコメントを聞いて納得しました。そういえば冷酒の美味しい季節になりましたよね♪
(コシキブさん)
宗匠とたまこさまの冷酒談義は面白いですね。ひと頃から冷酒も一般的になりましたよね。美味しいお酒の飲み方ですよね〜。
(はなはなさん)
宗匠とたまこさまの酒談義が面白い♪わたしもたまこさまに一票@一口のビール大好き。
(すみれさん)



小僧を呼んで勘定を払っている。
  (略)
眺めている東吾と視線がぶつかると、軽く会釈をして店を出て行く。
「夜鴉おきん」より
この時のおきんさんの印象は鮮烈ですね。ま、惚れたかどうかは別として、一瞬にして人物を見極めたのは、さすがに芸人として多くの人を見ているからでしょうか。
   
初夏や昼の鴉の一目惚れ
   

「初夏や」は「はつなつや」と詠むのですね。韻を踏んでころころと転がるような語感が良いですね。「昼の鴉の一目惚れ」と江戸っぽく粋な御作だと思いました。
(はなはなさん)
「鴉」を「昼」で使われたのは宗匠だけですね。私は単純に一度の出会いで「ごぞんじより」を書き、受け取るふたりという観点で詠みましたが、宗匠のおっしゃるとおり「一瞬にして人物を見極めた」からなんですね。
(浅黄裏さん)



 浅黄裏さんの五七五 

おきんさんの声がいいのを何故鴉に例えるのかが不思議でした。美声を例えるなら他にもっとふさわしい鳥もあるでしょうに、と思ったのです。ひょっとしておきんさんは、濡れ羽色の髪の持ち主で、人に簡単には馴れ親しまない性格だったのかもしれません。
 (UP後に)
今月は競作ポイントもはずしてしまって、ひとり寂しく詠んでるのかと思いきや他の方と重なったりしていたことがわかって、嬉しかったです。
(浅黄裏さんの談)

めざめたのは、鴉の声のせいかも知れないと東吾は思った。
  (略)
鴉の声が、いつの間にか雀の囀りに変っている。
「夜鴉おきん」より
今回のお話は鴉の声に始まって夜鴉の美声で終わるんですね。夜が明ける時は、「鶏の時をつくる声をうっすらと聞き、雀の声で目覚める」もののような気がしていたので、今回は鴉が鶏と雀の間にはさまっているのを発見したような気がして、とても面白かったです。
   
夜鴉が帳をあけて夏きざす
   

ありゃ、鶏を忘れてました、私。鴉が帳を明けたけど、実際に東吾さんを叩き起こしたのは源さんの声だったのは笑えますね。



嘉助を帰して、東吾は畝源三郎を訪ねた。
  (略)
「この文は、おきんからですか」
「そんな気がするのだが……」
「夜鴉おきん」より
同じ時に同じ場所で同じ人に出会っても感じるものは違うのでしょう。一度の出会いで「ごぞんじ」と名乗るおきんさんもすごいけどその「ごぞんじより」を自分宛だと確信できる東吾さんは、ある意味天才ですね。源さんはアンテナの向きが東吾さんとは違うんだと思います。
   
「ごぞんじ」と牡蠣には通じぬ名でしるす
   

あはは〜、源さんでは通じないということが、おきんさんにもわかっていたんでしょうね。
「牡蠣」はやっぱり浅黄裏さまがぴか一ですね〜うふふふ、と笑いましたぁ。
(はなはなさん)
「源さん」には、「ごぞんじより」からの手紙などきたことがないので、トンと見当もつかないんでしょうねー。それでこそ「源さん」だともおもいますが。
(bf109さん)
浅黄裏さまの「牡蠣」はやはりぴか一♪「ごぞんじ」ってわからないから「牡蠣」なんですよね〜。おきんもそれはわかってて「しるす」あたりがなお楽しい♪
(はなはなさん)
東吾さんには直ぐ判っても源さんには…それがまた源さんの愛すべきところですね。お千絵さんだけに通じればよいのですもの。
(すみれさん)
最後の最後に大笑い!確かに源さんには「ごぞんじ」では通じないでしょうねぇ。でも東吾さんには心当たりが多すぎて通じないかも。
(紫陽花さん)