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 浅草天文台の怪
「恋文心中」より  (平岩弓枝著:文芸春秋刊)
先月の「麻生家の正月」では、多くの方の作品に出会えただけでなく、その後も感想や感想へのお返事と話題が繋がって楽しかったですね。

さて今月は、「浅草天文台の怪」を選びました。

寒さが少しゆるんできたり、わずかでも日脚が伸びてくると、硬くしていた身を伸ばしてどこかに出かけたくなりますね。お話の中のお江戸は、ちょうどそんな頃のようです。
不思議なお宝が並ぶ出開帳、武者の幽霊、そして江原屋ゆかりの若侍と、気になるところもいっぱい。

さあ、今月はどんな五七五になりましたでしょう。
(平成十八年二月)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
はいくりんぐ拝見しました。
今月はみなさまの的を射たお句の他に
たまこさんのサイドストーリーそして紫陽花さんのおまけと
盛りだくさんで楽しませていただきました。
(春霞さん)
今回は無残にも時間切れでしたが、やっぱり詠めばよかった、と後悔仕切りです。
ポイントがいっぱいで面白かったのに〜、でもむずかしかったみたい。
久しぶりにじっくり一つ一つ味わわせてもらいました。
今回は「うふふ」と微笑ませてくれるような 御作が多かったですよね〜。
男性陣の早々と出される姿勢は見習わなくては(笑)
早く取り掛かっていたら欠席もなかったのに〜(反省)
(はなはなさん)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇





 TERAIさんの五七五 

「恋文心中」のなかのお話は大体読んだことがありますが、これは未読でした。変わった視点もあり、面白いお話ですね。ところでまたしても全部で6句になってしまいました。スミマセン。
(TERAIさんの談)

「その頼朝の曝首……頭の骸骨が御開帳の霊宝に並んだんだ。そいつがあんまり小さいんで見物人が可笑しくないかと説明の坊主に訊いたら、そいつは頼朝公三歳の時の髑髏だとぬかしやがったって……」
「浅草天文台の怪」より
   
出開帳まゆつばものの髑髏かな
   

私もここを詠みたかった。ちょっと笑える場面ですよねー。
(bf109さん)
3歳のしゃれこうべって可笑しいですね 其れにきずかないお吉さんも笑えます
(ぐりさん)



これは香苗さんの台詞からです
   
動乱の予感がほんとに明治編
   

新シリーズの幕開けは、本当に気になりますね。
明治編はどうなってしまうのでしょうねぇ。兜の出番はあったのかしら?これからしばらくは気がもめます。
(すみれさん)
いつも兄上と東吾さんの会話を聞いていてなんとなく不安を感じて見えるのでしょうね どの句も視点がユニークで全然きずかないところばかりでした これで一日投句ですから恐るべし
(ぐりさん)



鎧のほうはよくみえなかったが、
「兜が、月の光に輝いてみえまして……龍の飾りが光っていたんです」
「浅草天文台の怪」より
   
七生を誓いし黄金(こがね)の龍光る
   

楠木正成公の魂魄を留めたような龍だったんでしょうね。
TERAIさまはいつも研究熱心ですよね。新しい言葉を意識して使ってらっしゃいますよね。「七生の」は良かったですね〜。大楠公は江戸時代とてももてはやされたみたいですから、龍の妖しいきらめきがきっと出開帳の大人気に輪をかけたのでしょうね。
(はなはなさん)



「東吾様ったら、本当に若くておきれいな娘さんにはお優しいのですから……」
「浅草天文台の怪」より
   
縋り付くりんきの虫が騒ぎ出す
   

るいさんみたいにこんがりやきもちをやいてくれる女性って殿方には可愛いと思えるのかしら(^^♪ でも美人じゃなきゃ駄目か…
(すみれさん)



   
男前自分で言っちゃ世話がない
   
星を見て色恋沙汰で悪だくみ
   

まっ〜たくそうですよね、自分で男前だと自覚しているところがまた、アンチ東吾さん心(?)を刺激します(笑)
(麦わらぼうしさん)
本当に東吾さんは自分のことを「男前」だと思っているんでしょうね〜☆こんな言葉をサラッと言ってしまうんですから…(^_^;)
(みちころんろんさん)



 bf109さんの五七五 


「これを、兜の前立のところにのせると、どうなりますか。ちょうど手頃な大きさになるのでは……」
丈太郎が目を大きくした。
「では、武者の幽霊は……」
「浅草天文台の怪」より
天文台から持ち出した龍の置物を兜につけて、偽物を作った様子を詠んでみました。
   
             舞い降りて 龍の化身が 前立てに
                      かたや正成 こなた孫兵衛
   

短歌に挑戦なさっていますね。「かたや〜こなた〜」、「金猫〜銀猫〜」対照的で響きもいいお歌です。
(TERAIさん)



「そうか、お前達、猫を買いに出かけた帰りだったんだな」
と東吾にすっぱぬかれてからは、急に神妙になった。
「浅草天文台の怪」より
金や銀の猫はまだ見たことがないんで、回向院に行ってみようかなーとか思ったり。我が家のは、むちゃくちゃな混ざり方の黒色の姫と、一見高級そうな色調の混ざったグレー色の姫です。
   
             陽だまりに 猫好き集う 回向院
                      金猫もいる銀猫もいる
   

先日S.ファロウでお写真を見せてくださった美人の姫様たちですね。ところでいくら気になっても、金猫・銀猫にはお近づきになりませんように!奥方様の爪が伸びても知りませんよ〜。
ニャン猫だと読み過ごしたら、意味深なお歌なのですか?…勉強になります。ウフフ この前の美猫ちゃんの画が思い浮かんできます♪
(すみれさん)
この場面は読み過ごしていた所なので、なるほど、でした。で、意味深なお歌でもあると。う〜む、奥が深い…
(麦わらぼうしさん)
単なる猫の句とは違う意味のようですね お姫様二人に奥様つめを研いで見えるかも
(ぐりさん)
bf109さまは金猫・銀猫が気になって仕方ないみたい。ご自慢の姫猫さんにかこつけながら本当は回向院の猫さんたちに可愛がってもらいたいのかしら、と意地悪なことを考えてしまいました(笑)
(はなはなさん)



高校のときの天体観測を思い出しました。寒さも気にならないほどの星や月の世界でした。
   
見上げれば 寒さに勝る 天の川
   

天体観測が題材になっているこのお話、「天の川」 bf109さまらしい御作ですね。
(はなはなさん)
いつの時代も、冬の夜空って吸い込まれてしまいそうになるほどきれいですよね〜ホント、寒さなんて気にならないですよね
(みちころんろんさん)



 すみれさんの五七五 

先月に続いてほのぼの系の事件で、派手じゃないけれどほっとします。
 (UP後に)
20日頃になると、新しい本が届くのを待つ気分です。才能豊かな皆様のお陰で、おまけも楽しみ!素敵なはいく、短歌、絵、それにお話まである!参加人数は今月17名、毎月の作業もさぞかしのことと存じます。苦労の内はガハハと笑い飛ばして細かに感想も更新して下さる有難さ…感謝しながら、チマチマした感想を書きました。皆様のはいくを拝見して、お話から視点が拡がっていく素晴らしさ(その後の孫兵衛とか、若い二人とか)を感じました。お手本にさせていただきます。
(すみれさんの談)

東吾達の一行は回向院側へ舟から上ったので、橋を渡る必要はないが、突き当りの回向院へ行くまでの道の両側は小屋がけの芝居や歌祭文、南京あやつりが並び、その間に玉子焼だのわらび餅、よねまんじゅう、辻売りの蒲焼などに集る人、浮世絵売りだ、軽業だ、講釈師だ、茶店だと、どこもかしこも人が鈴成りになっている。
「浅草天文台の怪」より
江戸っ子は一年を通じて催事が多くあって、結構楽しんでいたのだなぁって思います。「ご開帳」の名目があれば、それの真偽は二の次、それっ!見に行こう!
   
御開帳出店拝観大繁盛
   

わ〜、私も今月は「開帳」で、漢字ばかりの句を作ったんですよ♪
漢字ばかりのお句というのも新鮮ですね。こでまり宗匠の「大楠公〜」もそうですが…。
(TERAIさん)
これが真っ先に浮かんできました。ご開帳の賑やかさを表現したかったのですが、私の出来具合は置いといて、宗匠とひらめきが一緒だったのが嬉しいです♪
(すみれさん)
すごいですねー、漢字ばかりの句。見かけは硬いが 中は柔らかそうでいいですねー。
(bf109さん)
ご開帳の賑やかさがビシバシ伝わってきます♪
(麦わらぼうしさん)
漢字ばかりなのに語呂がよくて勢いがあって江戸の町って感じがします。大繁盛で終わっているのがいいなぁ。
(紫陽花さん)
漢字ばかりの御句に感動!リズミカルでそして勢いもあって(#^.^#) 好きです、この御句♪
(みちころんろんさん)



定廻りの仕事は殺し、盗み、人さらい、迷子、宝物の真偽、他色々、体がいくつあっても足りない?
   
春鴉大小問わぬ巻羽織
   

すみれさまの「春鴉」、「巻羽織」の黒と呼応しているのですね。仕事熱心な源さんらしくていいなぁ。「鴉」と言い切るあたりもお勤めに誇りを持っている源さんならでは、という感じですね。
(はなはなさん)



「こんなきれいなお星さんをみて暮しているのに、よくまあ色恋なんぞで身をあやまるもんだ」
「浅草天文台の怪」より
天文台の図を見てみると、そんなに高い所にあったわけではないのですね。当時はお城より高い建物は無いし、夜空も暗くて、星もはっきりと見えたでしょう。星を見る遠眼鏡(望遠鏡)はどれくらいの倍率で見えたのでしょう?悠久の星のロマンを眺めていても煩悩は追い払えない凡人の悲しさ。
   
大宇宙見ても心の小宇宙
   

人の心の宇宙も、果てしない気がしますね。
大久保の心の狭さをうまく表現されていますね。そしてまた、自分の心も広くはないよなぁ〜と反省させられたりして。
(麦わらぼうしさん)
すみれ様らしい詠み方ですね、うまいです 小宇宙は心迷う大久保や私たちのことを言っているんですね
(ぐりさん)



東吾さんのいい加減なささやきで、るいさんはその夜はずっーと寝ないで東吾さんを待っていたのでしょうね。もうしばらくすれば、毎晩一緒に居られるようになるのだけれどねぇ。
   
春寒やあの一言で待ちぼうけ
   

「春寒」もおるいさんの寂しさが現われていて好きです。切なくていいですね。
(はなはなさん)



 麦わらぼうしさんの五七五 

今月のお話、読み返していると{正成公の御霊宝}に気がいってしまって、「お吉さんじゃないけど湊川の場面は感動よね〜」と、頭の中が太平記モードになったりして…なんか今月はかわせみ五七五というより太平記五七五になってしまったような…いつもトンチンカンな事詠む麦と思って、軽く読み飛ばして下さいませ〜(^_^;)
 (UP後に)
詠みたかったけど詠めなかったところ、思いつかなかった視点、みなさま素敵に詠まれていて、いつもながらみなさまのセンスのよさに感服しております。
(麦わらぼうしさんの談)

「兵庫国で討死なすった人の着ていた鎧だの兜だのを、誰がいってえ生まれ故郷の河内国まで運んだんでござんしょう」
「浅草天文台の怪」より
すいません、これなんかまさに太平記五七五のような…楠木正成と足利尊氏は立場上戦わざるをえなかったけど、誰よりもお互いを理解しあった戦友(というより好敵手?)だったようで。尊氏は正成らを丁重に供養し首は遺族のもとに送り届けたそうですから、もしかしたら鎧とかの遺品も一緒に届けられたかも。今回のは真っ赤なニセモノだったけど、長助の「一族郎等ことごとく死んだのに誰がいったい運んだか?」という疑問から出来た句です。
   
戦友の 想いが運ぶ 御霊宝
   

「太平記」の方面からの一句、ありがとうございます。こういうのも大歓迎です。そういう背景を知らなかったので、麦わらぼうしさんのおかげで、少しロマンが持てました〜。
太平記見てないのですが見たくなりました
(ぐりさん)
麦さま 腕が鳴ったことでしょう。太平記にガンダム♪「あの世」シリーズも思わずにっこりしました。太平記はまだまだ勉強不足ですが、なかなか面白いそうなので、またがんばってみたいです。そうか、尊氏と正成は好敵手だったのね。古代進とデスラー総統みたい(笑)私は「ヤマト」で♪
(はなはなさん)
はなはなさま、やっぱり「元アニメおたく」同士ですね(^^♪。自分で書いてて「好敵手といえば古代とデスラーだよな」とやっぱり私も思ったんですよ。古代とデスラーの場合は、最初は敵同士だったのが後から仲間になったけど、尊氏と正成は最初、鎌倉幕府を倒すまでは共に戦う仲間だったのに、尊氏が後醍醐天皇と対立してから敵味方に分かれてしまって、逆ですな。なんか知ったかぶりで「太平記」についていろいろ書いてますが、私の知識は吉川英治の「私本太平記」と「大河ドラマの太平記」からなので、尊氏が正成の首を届けたというのもこれらのお話からなんで、史実はどうだかわからないんですよ〜ごめんなさ〜い。
(麦わらぼうしさん)



「さればこそ、その龍の飾りのつきし兜こそは、今、回向院にて開帳の楠木正成公の霊宝、これなり。もしも、これを疑わんむきは、直ちに回向院へ至りて、霊宝をおがみ給え。必ずや七生を誓いし正成公の怨念、総身におぞけをふるって、百雷に打たれたる如くなるべし」
「浅草天文台の怪」より
以前詠んだ{あの世からシリーズ}、その後たまこさまが使って下さったのをいい事に、調子にのってまた使ってしまいました(^_^;)
「兄上!許せませぬな!我らの鎧などと偽って、金もうけとは!」
「まあ、正季、よいではないか、いくさの無い太平の世になった証じゃ。民が平穏に暮らせるのはなによりじゃ」
な〜んちゃって、失礼しました…でも正成サンならそう言ってそうな気がして。
   
あの世から 大楠公も ニガ笑い…
   

太平記が出てくるなんてさすがです。楠公はこのご開帳に限らず、後世でも色々と担ぎ出されてニガ笑いばかりしていたかも知れませんよ。
(すみれさん)
あの世シリーズ健在ですね
(ぐりさん)
「あの世からシリーズ」の正成と正季の会話は大河ドラマの武田鉄矢さんの正成と赤井秀和さんの正季のイメージで浮かびました。
(麦わらぼうしさん)



最後の天文台から夜空を見るシーン、事件解決のお礼だから東吾さん源さんと長助とで、というのは当然なんですけど、できればるいさんと二人で見上げてほしかったな〜と思いました。東吾さんも、{この星空をるいに見せてやりたい}と思ったのでは…{宇宙}は{そら}と読んで下さいませ(←@ガンダム)
   
いつの日か るいに見せたい この宇宙を
   

もちろん「ガンダム系」も、歓迎です。
宇宙(そら)も懐かしい 子供の付き合いで何回見たことか(アムロが死ぬときのお話は本で読みました) でもアムロとシャーのお話は理解できたんですがって言うかたまにしか見ないので話がつながらないんですね、皆さんガンダムの世代ですかやはり若いですね。
(ぐりさん)
宇宙(そら)は映画版「機動戦士ガンダムVめぐりあい宇宙」から拝借。宇宙(そら)と読むとちょうど五七五になるぞ〜という事で…(^_^;)
(麦わらぼうしさん)
そうですねー、「るい」さんとのほうが、画にはなりますねー。
(bf109さん)
白鷺城も見せたいと思ったしやっぱり見せたいと思ったんですよ
(ぐりさん)
東吾さんは美しいもの・素晴らしいものは何でもるいさんにみせてあげたいんですよね。ガンダムといえば、こちらの私鉄で利用できる「パスネット」というカードのデザインにも採用されたようです。枚数限定なのできっと発売当日に完売でしょうね
(みちころんろんさん)



 千姫さんの五七五 


「そのことなんでございますが……」
片手でお吉のお喋りを封じるような恰好で、長助が東吾へ向き直った。
「浅草天文台の怪」より
えぇーっと、何の話をしているんだったっけ?どこからでも口を突っ込むお吉、見当違いの話に持っていっちゃう所も似ているなぁ(笑) 優しく付き合う東吾だけれど、長助親分の胸の隅には、この標語が貼られていたりして。
   
先急ぐ ハブのお吉は 手で止める
   

わはは〜ハブだって〜。何度も笑えます。そうすると長助さんはマングース?
千姫さまの「ハブ」最高!ハブ対マングース、ウケました(^。^)
(麦わらぼうしさん)
わぁ、お吉さんもハブにまで強くなってますね。言葉じりに飛びつくところが、さもありなん。親分のマングースではとっても勝てそうにないなぁ。座布団一枚お持ちしま〜す。
(すみれさん)
思わず笑えるこの一句、私も座布団2枚です
(ぐりさん)
「ハブのお吉とマングース長助」はぜったい今年のアンケートユーモア賞ですよね!(すでに今年もアンケート期待♪)
(たまこさん)
千姫さまの「ハブとマングース」は大爆です♪ たまこさまのコメントにあった「ドリカム系」トリオ漫才は大賛成〜。嘉助と長助を従えたお吉さん、いいかも〜。
(はなはなさん)
まさに情景が目に浮かぶかのような御句です!大うけしてしまいました!
(みちころんろんさん)
ちょっと忙しかったので、先ほどはいくりんぐを読んでビックリ!!私のコメントがまずかった(^_^;) お吉=ハブはVSマングースのハブじゃなくて、神戸港=ハブ港=自転車のスポークの中心のハブの事だったのですぅぅぅ。みなさん、ごめんなさい。
(千姫さん)
わっ、そうだったんだ〜、こちらこそごめんね。車輪の中心のhubなのね。私のせいで一気にみんなの頭の中に蛇をイメージさせちゃった。すみません。そう思って読みなおすと、加速しているハブを手で止めるって、長助さんも相当の覚悟ですね!
(こでまり)



るいは月を見上げて、じりじりと東吾が戻ってくるのを待っていたんでしょうね。きっと終いには泪を浮かべたりして。何度も何度もにらまれていたお月様、ちぃーさく細くなって、お気の毒さまでした ○o。.
   
待ちぼうけ きさらぎの月も 痩せにけり
   

お月さんも、とんだトバッチリを受けたものですね〜。でも待っている「るい」さんの姿も良いです。
(bf109さん)
月の立場(?)に立った視点がうまいなぁと思いました。
(麦わらぼうしさん)
るいさんの気持ちをつきにたとえたところいいですね るいさん東吾さんの言葉を信じて待っていたのですね やせにけりと言うところが気持ちが心細くなってくるところをあらわして見えるなーと思いました
(ぐりさん)



東吾の隣で源三郎が笑った。
「お星さんだって色恋に迷って天帝様の怒りに触れ、年に一度、天の川を渡って媾曳をするっていう気の毒な話があるのをお忘れですか」
「浅草天文台の怪」より
「冬空に星を見上げて悠久の 恋のいろはを説く巻羽織」って出来たんだけど、今度の野暮天は色男の講釈たれて、るいに待ちぼうけをさせてしまった事も忘れている東吾だからなぁ。ボツにするのはもったいないから、七夕の看板狙いで…どうでしょう。(と、たまこさんにアピール)
   
七夕も 思い出せよと 巻羽織
   

コメントのお歌もとっても素敵!たまこさんが使って下さるといいですね。
コメントの歌素敵です
(ぐりさん)
「きさらぎの月」も「恋のいろは」もいいなぁ。
(はなはなさん)



 七歩さんの五七五 

今月の五七五ですが、いいポイントがなかなか定まらなくて苦労しました。結局邪な感情からつまらぬ犯罪を思いついた武士に焦点が絞られました。残りは、東吾と巻羽織に一句ずつという思いやり(?)のある作句となりました。
 (UP後に)
皆さんの五七五を読んで、ほんとに素直な気持ちで詠んでおられるのに感心し、また羨ましく思っております。私の句などは、まさにこじ付けの典型みたいなもので、恥ずかしくなりました。
(七歩さんの談)

同じ天文方の大久保孫兵衛というのが武者の幽霊の正体であった。
「弥生さんは別嬪だ。孫兵衛がぞっこんまいったのも無理じゃねえが……まあ身の程を知ることだな。すまじきものは横恋慕といってね。芝居でも悪い役廻りさ」
「浅草天文台の怪」より
   
星ばかり見て梅の香をわすれたり
   
冬星にとどかぬ恨みきりぎりす
   
冬空の兜の下にいるほたる
   

何だか辛くなっちゃいますが、いつか大久保にも、井上家に傷をつけなくて良かったと思える日が来るといいですね。
人騒がせな男だけれど、七歩さまの観察眼は温かくて、俳句も彼の弱さを大きく包みこんでくれているように感じます。
(すみれさん)
大久保の屈折した心の内をうまく表現されていますよね。梅{うめ}をそれぞれの人物で使われているのも素敵です。
(麦わらぼうしさん)
星を見て暮らしながら道を誤ってしまった大久保甲府で反省して 神妙にやっているといいんですが
(ぐりさん)
種明かしをすると、兜の話から、「むざんやな甲のしたのきりぎりす」という芭蕉の句を思い出して、屈折した武士の気持ちに思いをいたしたものです。また、「身を焦がす」蛍を思い浮かべたりもしたのですが、いずれも季節感が合いませんね。(恥)
(七歩さん)
初めて吟行に出かけた時、途中の高速の休憩所でその芭蕉の句を見かけました。懐かしいです〜。私はむしろ季節の合わない「きりぎりす」や「蛍」を取り入れたことで、余計に哀しさとか虚しさが感じられるような気がしました。
(こでまり)
七歩さまの御作は季節が合わなくても大久保の視点に立ったあたりが斬新ですよね。「むざんやな」と芭蕉から発展するのはすごいなぁ。
(はなはなさん)
冬空の〜 兜の下にいたのが湯飲みと茶托でがっかりさせたかも(笑)
(紫陽花さん)
大久保の心情をこのように表現できるなんて素敵です
(みちころんろんさん)



そっと東吾がささやいたおかげで、玄関では別人のようなにこやかさで、
「お早くお帰り遊ばせ」
と送り出した。
「浅草天文台の怪」より
   
つねられる東吾の一言寒紅梅
   

「るい」さんの心の変化がよーくわかる句だと思いました。
(bf109さん)



   
千絵の知恵活かす源さんうめ開く
   

「千絵の知恵…」は前にも出てきたような…?。さすが七歩さまですね。
(TERAIさん)
TERAIさん、物忘れがひどくなっている七歩です。一度使ったことも忘れてしまって…!困ったものです!
(七歩さん)



 ぐりさんの五七五 

浅草天文台の怪から恋文心中、わかれ橋まで恋のお話が続きますね「祝言」の前章というところでしょうか 天文台の怪では東吾さんは奉行所へ出仕することになっていて嘉助さんに「出仕はまだ先のことなんだ」といっていますが、恋文心中では講武所と軍艦操練所に出仕することになってるいさんとの祝言もチョット棚上げ状態に、文次郎が逃げたのは先が明るくなったからさ」という言葉にしょげてしまうるいさん、わかれ橋では「兄上が来月祝言を挙げたら〜」という話になって展開がめまぐるしく変わりますね ここまで読んでくるといよいよとわくわくします
(ぐりさんの談)

「寒い中は出かけませんけど、春長になったら、番頭さんを誘って、広小路の講釈場へ行きたいと思ってるんですよ。あそこはいい講釈師がそろってますから……」
「その両国の広小路なんですが……」
長助が慌てて話を押し戻した。
「浅草天文台の怪」より
お吉さんと長助親分のー おなじみのやり取り
   
日向ぼこ なじみのやり取り 幕が開く
   

ここは(意外にも)競作ポイントでしたね〜。読むたびに可笑しさがこみ上げてきますね。
このお句の後にこでまり宗匠と千姫様のを続けると、一場面が出来上がり。はいくりんぐの楽しさも倍増します。
(すみれさん)
おなじみの場面をさりげない表現でうまく詠まれていますよね。
(麦わらぼうしさん)
ハブとマングースには到底及びません 私の発想は面白みがないなー反省xってこればかりは頭の固い私では無理宗だし
(ぐりさん)



東吾さんくしゃみをしても
   
寒晴を いつまで眺め やせ我慢
   

本当に冬の星空は寒さを忘れさせるぐらいの魅力があるんですよー。
(bf109さん)



「今夜は屋敷に帰らなくっていいんだ」 待ちぼうけを食わされたるいさんかわいそう
   
しまったぞ 今宵は帰る 言ったまま
   

ぐりさまもいろいろな新しい言葉を使われていますよね。東吾さんののほんんぶりのでている「しまったぞ」「いい気分」 はセットで大笑いでした。
(はなはなさん)
るいさん命の東吾さんなのに、時々こーゆーことをしてしまうんですよね(^_^;)
(みちころんろんさん)



   
荒星を 見ながらすっかり いい気分
   




大久保孫兵衛は、町奉行から目付へ内々の話があって、とりあえず甲府勤番を仰せつけられた。
「まあ、甲府の星空ってのも悪かなかろう」
「浅草天文台の怪」より
男の妬みって結構屈折してるんですね 純情な丈太郎さんと弥生さんが幸せになれてよかったですー
   
オリオンも 道を誤る 恋の道
   

オリオン座?が出てくるところが発想すばらしいですね。
(TERAIさん)



 のばらさんの五七五 

大久保にプチ妄想。東吾さんも言ってましたが、大久保、甲府では案外ケロッと暮らしたのかも。嫁ももらって、性懲りも無く仕事より釣りとか趣味にいそしみ、横柄で嫌なとこが合るが宴会では張り切って音頭とって仕切って、「厚かましい奴だけど、宴会はあいつに任せるに限るな」なんていう評判もあったりするかも。それで子どもが生れても、子育てなんて手伝わないんだけど、子どもに「父上はな、昔、鬼になったことがあるんだぞ〜。」なんて大げさに面白おかしく何度も何度も話して脅してキャーキャー言わせてる…、そんな妄想してしまいました。
(のばらさんの談)

「怖しい世の中にならなければよろしゅうございますが……」
香苗がいったのをきっかけに、通之進は鎧櫃の傍を離れた。
「浅草天文台の怪」より
お正月にお城に登りました。その時見たずらりと並べられた甲冑が迫力でした。家族との平和な毎日を送る香苗さんですが、幕末の世、じわりと広がる不安があったのではないか。そんな時倉から出されてきた甲冑。このシーンを読んで、お正月に見た甲冑の総面(顔の所)を思い出しました。
   
声も無く甲冑座る余寒かな
   

お城に並んだ甲冑武士たちの怨念が聞こえそうですね
(ぐりさん)
のばらさまのプチ妄想は大爆でした。案外懲りないタイプですね、大久保って。役者にでもなれば良いんじゃないか、と私もプチ妄想しました。好きなのは「声もなく」。「余寒」との呼応がとても印象的。
(はなはなさん)
広い部屋の中に甲冑が…やはり如月、ピーンと張り詰めた空気が漂うのを想像してしまいました。
(みちころんろんさん)



家の周りに最近猫がたくさん現れます。突然、夜の闇を裂いて恋猫の声が響くたび、毎度毎度ギョッとします。なんとなく大久保の甲冑練り歩き事件を思い浮かべたんですが…。
   
叫ぶたび闇を深めて猫の恋
   

猫の事を詠んでいるのに読んで、ぱっ!と大久保を連想しました。さすがのばらさま、うまい表現ですね。
(麦わらぼうしさん)
猫の叫びは大久保の叫びだったんですね
(ぐりさん)
「猫の恋」も妖しくていいなぁ。大久保にはちょっとロマンチックすぎてもったいない(笑)
(はなはなさん)



「渡辺綱どの、こいつは茨木童子がもらって行くよ」
東吾が声と一緒に思いきり、武者の弱腰を蹴った。
よろよろところげて、それでも必死に起き上り、長助の手を払いのけて逃げて行く男を源三郎も長助も拾い取った松明の灯でしっかりとみた。
「浅草天文台の怪」より
大久保という男、とんでもなく根性の腐った男だ、と思ったのが第一印象です。でも事件がめでたしめでたしで終わり、振り返ってみれば大の男が飾りの龍を兜にひっつけて、鎧を着込み、夜中に亡霊のふりして歩くなんて、しかも「よろよろころげ」とはちょっとお間抜けでこっけいでもあり…。芝居がかっていて「恐ろしい鬼」という感じは無く、豆まきに退散していく節分会の鬼のよう、と思いました。
   
逃げてゆく鬼にも幸あれ節分会
   

のばらさんがプチ妄想した「大久保像」に、何だか共感しちゃいました。東吾さんたちもそう思ったからこそ、深くは追わなかったんでしょうね。
のばら様も鬼への優しい目線のはいくで素敵です。その後のプチ妄想も楽しそう♪星が好きな小悪人が仕組んだ幽霊騒ぎで、あまり酷い被害も無かったことだし…
(すみれさん)
本当に、少し憎めないところ? を感じさせる大久保ですね。子供のいたずらのようで。
(bf109さん)
のばらさまのプチ妄想になるほどです。確かに大久保って大悪人って程でもないですよね。同業の仲間に嫉妬したという点は「阿蘭陀正月」の依田貴一郎と同じだけど、依田が陰鬱な感じなのに対して、大久保はまだかわいげがありますよね。
(麦わらぼうしさん)
私も男の嫉妬に依田貴一郎を思い浮かべましたでも大久保のやることは可愛げ臥ありましたねと思いましたがひとつ間違えば丈太郎さんは切腹したくてはいけなくなったことを考えると甲府勤番でも情状だぞと思います
(ぐりさん)
東吾さんが孫兵衛に「渡辺綱どの、こいつは茨木童子がもらって行くよ」と兜を奪い取った…で、またまた古〜い戯歌を思い出しました。「渡辺の綱にやりたや この片腕を 主と添い寝の 邪魔になる」 まさに、るいさんの心境かな〜なんて。
(春霞さん)
春霞さんの紹介して下さった都都逸(?)見たとたんに、こでまり宗匠の大喜びの顔が浮かびました。平岩先生は渡辺綱と茨木童子の話がお好きみたいで、角川文庫の短編集「江戸の娘」にも「鬼盗夜ばなし」という泣けるお話がありますよね。隼新八シリーズにもどこかに出てきたような気が…
(たまこさん)
のばらさまの優しさが出ている「逃げてゆく」、春霞さまご紹介の「綱にやりたや」戯歌もあだっぽくてステキです。女の側の実感ですね。男の人は片腕で腕枕に貸して、片腕は抱き寄せて、と忙しいですものね、うふ。
(はなはなさん)



例によって源さんにチャチャを入れられる(?)東吾さん。恋人と過ごす夜もいいけど、恋人と一緒ではなく、一人で夜空を見上げる時間もいいものだと思います。
   
春の星仰いでひとりひとりかな
   

最後の「ひとりひとり」、優しげな「春の星」もひとりですね。
(はなはなさん)



 じゃからんださんの五七五 

メインの幽霊やそれに翻弄される恋人たちについてちっとも詠めなかったのが残念なのですが、浅草天文台の様子が窺えて面白いお話でした。
 (UP後に)
はいくりんぐも、歳事記も拝見しました。どちらもしみじみしたり、ほっとしたり、ついつい何度も見返してしまいます。ただ感想が怒濤の勢いでアップされるはいくりんぐは、のんびり屋には情報量のオーバーロードでアップアップしています(笑)。
(じゃからんださんの談)

「旦那様ではございませんか」
こっちへ歩いて来た町人が畝源三郎をみて腰をかがめた。
「これは若先生も、長助親分も御一緒で……」
「浅草天文台の怪」より
江原屋の番頭さんの、というよりはどちらかと言えば読者である私の感想でしょうか。
   
町角で捕り物トリオ見かけたら何かがあると思うが人情
   

誰でもこのメンバーを見れば何かあったと思うのでしょうか。 なんといっても長助親分が一緒ですからねー。
(bf109さん)
今度のお話で一番嬉しかったのはこのところ 江原屋の人たちは源さんを信頼してだんな様と慕っているんですね 言葉の掛け方に表れている気がしました 嬉しいです
(ぐりさん)
「かわせみ」ファンなら誰もが同じことを思いますよね
(みちころんろんさん)



天文台にある干支の置き物がなぜかヨーロッパ各地 にある大聖堂上部のガーゴイルなどの像を想像させたので…年季も目的もかなり違うので、無理矢理なんですけど。
   
この地より江戸を眺めて幾年か浮き世の哀歓過ぎてゆくのみ
   

雄大な時の流れが感じられるお句ですね。
(麦わらぼうしさん)



「あいつじゃありませんか」
いつぞや、天文台へ行った三人をえらい剣幕でどなりつけ追い払った天文方の役人である。
「捕えることはない、相手は侍だ。支配違いだぜ。源さん……」
「浅草天文台の怪」より
大久保孫兵衛さん、遣り口は卑怯だし、東吾さんに悪事を暴かれて当然の人なんですけど、この人が弥生さんに惚れたこと自体は罪ではないのでなんだか哀れな気もするんですね(天の邪鬼なだけかも?)
   
天上の星さえ燃やす恋心現し世の身に抗う術なく
   




最後は勿論、お江戸の冬の星空。スモッグもないし、明りも殆どなしで、さぞかし綺麗だったのだろうと思います。
   
仄白く立ち上る息ぬばたまの夜に冴え冴え天狼星かな
   

今もこの頃も、星そのものは変らないのでしょうが、夜の暗さも星の光も、今よりずっと綺麗に見えたのでしょうね。
寒空を眺める競合ポイントを流れるリズムにのせて歌が夜空に昇っていくように感じます。雄大な景色が拡がっていますね。
(すみれさん)
「天狼星」シリウスは寒々として、でも好きです。世知辛い地上と冴え冴えした天上のコントラストがステキです。
(はなはなさん)



 みちころんろんさんの五七五 

今月の御題ですが…できません…欠席させていただこうとも思ったのですが…何度も読み返して…(-_-;) なんとか、ようやく最後のシーン一首だけ…よろしくお願い致しますm(__)m
 (UP後に)
今月の御題は難しくて、リタイヤ寸前だったのですが、ご常連の皆様はさすがに素晴らしいですね〜!あの作品からあのように俳句ワールドが広がるなんて!皆様の視点のつけどころに「ん〜〜〜!(^_-)」とうなってしまってしまいました。
(みちころんろんさんの談)

浅草天文台の上に広がる冬空は見事に晴れ渡っていた。
そのかわり、寒気は更けるほどにきびしい。
「浅草天文台の怪」より
   
冴え渡る 冬の夜空に 架かる橋 何を思ひて 仰ぎ見るかな
   

みちころんろんさん、参加してくださってありがとうございました。私も今月は作りづらかったです。
天の川を仰ぐ人々の思いは人の数だけあることでしょう。何度も味わうと意味が深いお歌です。
(すみれさん)
今月のお気に入りです。きれいですねー。
(bf109さん)
本当にきれいなお歌ですね。冬の夜の澄んだ空気が感じられるような。
(麦わらぼうしさん)
ほんとに東吾さん何を思いながらいつまでも見ていたのでしょうか 綺麗な歌ですね
(ぐりさん)
みちころんろんさまも星と地上のギャップに思いをされたのですね〜。「架かる橋」が印象的ですね〜。
(はなはなさん)



 浅黄裏さんの五七五 

今月は、誰も傷つかないし、最後は気持ちのいいお話ですね。二点だけ気になったことがあります。まず、大久保孫兵衛は甲府勤番となったのですが、島(陸?)流しの先が甲府になって、甲府の人は気分を害さないかなぁということです。それ以前に迷惑だろうに、と思ったんですが。次に天文台の高楼にあった龍の置物を兜に付けたとして、なんの違和感もないものなのかなということです。
(浅黄裏さんの談)

私も浅黄裏様と同じく、龍の置き物を古兜になんか付けたところで、すぐにバレるんじゃないのかね、第一どうやって取り付けたんだ、紐かなんかでぐるぐると括り付けなきゃ落ちるじゃないか、などと実に散文的な感想を持っていたんです。でも今度ゆっくり読み返してみて、当時は講談で太平記がポピュラーだったこと、不幸な死に方をした英雄はちゃんと鎮魂しないと祟るという怨霊信仰が未だに盛んだったこと、ましてやすぐ目と鼻の先で大楠公の兜を御開帳しているのだから、少々紐だか何だかがはみ出していて、龍の位置がずれていたとしても(笑)、”怨霊が出るかも”と最初から信じている者にとってはちゃんと幽霊に”見えた”んでしょうね。歌舞伎などの舞台の幽霊が、勿論ニセモノなのはわかっているのだけれど、観客が演じられているお話の中に入り込んでいると、想像力のお陰で現実にそこにいる幽霊よりも遥かにリアルな幽霊を”見ている”と錯覚するようなものかなあ、とかなり漠然とではありますが、納得しました。
(じゃからんださん)


猫というのは、回向院前の岡場所のことで、ここの娼妓は俗に金猫・銀猫と呼ばれているからであった。
「浅草天文台の怪」より
余計な突っ込みですが、金があって銀もあるなら銅もあるのか?とか、金と銀の違いは何ぞや?と思ってしまいました(笑)
   
猫の身に身分のありや金と銀
   

わはは、面白い発想〜。
オリンピックもやってるしね。
金、銀、野良まで待遇の差が随分とあるニャーと、当地の野良がぼやいてました(^_^;)
(すみれさん)
ほんと、ほんと、そう思います。
(bf109さん)
浅黄裏さまの甲府の人の立場を思いやるコメントになるほどです。確かに{島ながし}とか{ところ払い}は、追い払うほうはいいけど、来られるほうはえらい迷惑ですよね。でものばらさまがプチ妄想して下さったように、大久保もまわりの人もそれなりに幸せになったと信じたいです。
「猫の身に〜」猫の身(娼妓)になってまでも身分の差があるのが人間社会の哀しさ…う〜ん、うまいです。
(麦わらぼうしさん)
チョット悲哀を感じさせる句ですね
ところで我家のぴんこは銀かしら 飼い主は金と思っているけど(飼い主馬鹿)
(ぐりさん)



丈太郎さんも弥生さんもいい人で、素敵なご夫婦になられるでしょうし、このお二人とかわせみの人々とのお付き合いも続いていったらいいのになぁと思ってしまいました。
   
ここにまた縁結ばる春の星
   

本当は一番最後にお披露目しようと思っていたんですが、まるでこの「オマケ」を知っているかのようなお句に敬意を表して、ここで発表しまーす!
今月のオマケですが、秀逸ですぞ〜。
今読むも良し、一通りお句に目を通してから読むも良し、どうぞお楽しみください!⇒

たまこ様の素敵なお話への入り口となるはいくがあって、♪りんぐは続くよどこまでも〜♪
(すみれさん)
浅黄裏さんの御句も、将来井上家との縁が続けばいいのになぁと思っていたのが私ひとりじゃなかったんだ!と思って、とっても嬉しかったです♪
(たまこさん)
ほんとになんて素敵な偶然たまこさまと浅黄裏様の思いは合ったんですね
(ぐりさん)
「また縁結ばる」は七夕とも呼応してステキ〜♪たまこさまとのコラボも納得です。偶然なんてステキすぎる〜♪
(はなはなさん)
「また縁結ばる」は、丈太郎さん達のみならず、浅黄裏さまとたまこ様の「縁」にもつながりましたね。そして、もちろん東吾さんとるいさんも…(#^.^#) 《はいくりんぐ》からつながっていく皆様との「縁」…大切にしなければ(●^o^●)
(みちころんろんさん)



 あっちの管理人さんの五七五 

さて今月のお話「浅草天文台の怪」どこをどんな風に詠んだらいいのかちょっと考えてしまいました。みんなの競作ポイントはどこなんだろう。
 (UP後に)
素敵なお句の数々は勿論だけど、オマケも豪華!たまこさんの素敵なオマケ、本編ではあまり目立たないお千代ちゃんだけど初恋するような年になったんですね。本当に本編を読んでいると錯覚しそうな物語に引き込まれました。最後の「つづく」がうらめしい〜首を長くしてお待ちしてます!
(あっちの管理人さんの談)

東吾さんが源さん、長助親分と回向院に出張ったところで、まず源さんから注意を受けて、笑っちゃいますよね。「辰巳屋おしゅん」で東吾さんに買い食いの癖をつけたのは嘉助さんじゃないかって言われてましたけど、東吾さんってほんとにいつまでたってもやんちゃ坊主のままなんですね。
   
買い食いは後にしろよと友がいい
   

「待ちぼうけ」と「買い食い」と東吾さんののほほんが笑えます。もう、おるいさんに肴が「ひんやりと」するまで待たせて、源さんには「買い食い」まで心配してもらえて、東吾さんって本当に幸せ者です〜♪
(はなはなさん)



出がけに、るいが袂のかげで東吾の二の腕をつねったが、
「帰りには寄る。今夜は屋敷へ帰らなくていんだ」
「浅草天文台の怪」より
やんちゃ坊主の東吾さんもひとたび源さんの捕り物の手伝いに出ると、事件のことに夢中になって、大事なるいさんとの約束もすっかり忘れちゃう。「かわせみ」ではるいさんがいつ帰ってきてもいいように、お酒の用意をして首を長くして待っていたでしょうに。
   
待ちぼうけ膳の肴もひんやりと
   

肴だけじゃなく、るいさんの心も「ひんやりと」させたみたいで、昔のるいさんなら泣いたりしたんだろうけど、祝言前のこの頃じゃ、きゃ〜後が恐いです!
同じ目線で詠みましたが、用意した料理の冷めていくのと、るいさんの気持ちがりんくしているのはさすがです。実体験もあるような?
(すみれさん)
「るい」さんの気持ちを、膳の肴で表現したのは良いですね〜。なかなか感じのよい読み心地です。
(bf109さん)
みなさまおっしゃるようにるいさんの気持ちを膳の肴で表現されるなんてさすがです。絶対私には詠めない…
(麦わらぼうしさん)
膳の魚も段々冷めてくるしるいさんは涙ぐんで夜の月を眺めたのでしょうか? うまい表現ですね
(ぐりさん)
「まったくもう」という声が聞こえてきそう。
(紫陽花さん)
るいさんの気持ちをこのように表現できるなんて…素晴らしいですね
(みちころんろんさん)



夜、東吾と源三郎と長助は弥生の迎えを受けて浅草天文台へ行った。
一度、天文台の高楼の上から思いきり夜空の星をみてみたいといった東吾へ、井上丈太郎がお礼心をこめて、内緒の招待をしたものである。
「浅草天文台の怪」より
事件も無事解決して、浅草天文台に登った東吾さん、いつまでも飽かず冬空を眺めていましたが、今と違って夜はまっ暗闇、星の燦めきもさぞかし美しかったことでしょう。
   
星幾多 見上げる夜空(そら)に息白く
   




 たまこさんの五七五 

新宿歴史博物館で「暦の世界へ」という展示をやっていたのを見てきました。天文台は浅草の前は牛込にあったんですね。それと、明治に太陽暦への移行の中心となった塚本明毅という人(この人も幕臣だそうです)のお墓が新宿区内にあるそうで、新宿区主催の展示となったようです。江戸時代の暦は、天文方の観測した天文データを基に作られていたそうで、天球儀や望遠鏡などもありました。江戸幕府の天文方八家として、有名な渋川春海の渋川家を始めとする八家の名前がありましたが、井上家というのは無かったので、丈太郎さんは属官のほうだったようです。無料なのにとても面白い展示で、もう終わってしまったのが残念です。
 (UP後に)
今回、皆さんの御句(御歌)ももちろんですが、コメントの内容がすっごくいろんな話題満載で面白いですね。下にも出てますが、太平記あり、ガンダムあり、孫兵衛氏のその後@甲府とか、目からウロコでした。
(たまこさんの談)

「どこへ行くんです、東吾さん」
東吾が、もう両国橋を渡りきっている若侍を目で示した。
「あいつの後を尾けてみよう」
「浅草天文台の怪」より
現在は吾妻橋と両国橋の間には、駒形橋・厩橋・蔵前橋・JR鉄橋と4つも橋がありますが、江戸時代にはこれらは無くて、厩橋の所に渡しがあるだけだったんですね。井上丈太郎さんは回向院から両国橋を渡って浅草御門からまた神田川を越えて浅草まで歩いていくのを、東吾さんたちがつけていくのですが、もしも当時厩橋があれば、回向院からそのまま本所側を行って、厩橋を渡ったほうが早いですね。
   
水温む御厩河岸の人の影
   

実際のお江戸の地理を把握したうえで、早春の川辺が浮かんでくるようです。春になり、お千代ちゃんや井上家の子供達とのお話もすごく楽しみです。読売屋さんも仕事初めで大繁盛。
(すみれさん)
たまこさまが詠まれる{江戸情景句}大好きです。今回のお句も素敵!
(麦わらぼうしさん)
現場検証いつも楽しみです そのせいか江戸情景も実感がこもっていらっしゃいます
(ぐりさん)
「御厩河岸」、うーんと唸りました。いいなぁ、こういうの好きです♪ さりげなくこういうのが詠みたいです〜♪おまけはサイコーです〜♪早く続きが読みたいよぉ。
(はなはなさん)



気軽く屋敷を出て大川端の「かわせみ」の暖簾をくぐる。
るいの居間は花が咲いたような華やかさであった。
「これは女っぷりのいい方々がお揃いだな」
「浅草天文台の怪」より
△管理人たちも集まれば3人ですが、誰か「女っぷりのいい方々がお揃い」と言ってくれるんでしょうか?
   
早春の居間に集える女客
   

もしもお目にかかることがあれば、ご常連の男性陣はそう言わずにはいられない…と思いたいです。
そりゃあもう、ここの管理人さま方、ご常連がずら〜りとそろったら、きっと目もくらまんばかりの眩さでございましょう。ホ〜ッホッホ〜〜(^▽^)
(のばらさん)
もちろんです。みなそう言わずにはいられない!…と信じます。
(bf109さん)
どなたにもあったことはありませんが きっとあでやかな方ばかりで花が咲いたようだと思います
(ぐりさん)



明治には幕府天文方も別組織になり、天文台の場所も変わったそうですが、この高楼も取り壊されてしまったのでしょうか? 気になってます。
   
高楼に降る星々や冴返る
   

高楼子の言葉私も使ってみたかったです
(ぐりさん)
そうですよね〜☆今と違って星が降るように感じられたでしょうね。素敵な御句です☆
(みちころんろんさん)



 あるみさんの五七五 


 (UP後に)
いつも素敵な句とイラストでため息がでます。それに引き換えわたしは…皆様いつもコメントありがとうございます。皆様のあたたかいコメントのおかげで「駄作だ〜」と思いつつ参加させていただいてます。(^^ゞ
(あるみさんの談)

「近頃、馬鹿馬鹿しい話ですが、回向院の境内に武者の幽霊が出るそうですよ」
「随分と気の早い幽霊じゃないか」
「浅草天文台の怪」より
   
正成公びっくり二月の偽幽霊
   

「偽幽霊」出るところを間違えてなんだか可笑しい感じが良く出ていますよね〜。なんだか胡散臭い…つくづく大久保の可笑しな小悪党ぶりが 笑えます。
(はなはなさん)



「東吾さん、買い食いは帰りにして下さい」
「浅草天文台の怪」より
源さんが↑と言ってるということは東吾さんはきっと今にも何かを買おうとしていたのではないでしょうか
   
買い食いはあとにしてねと巻羽織
   
帰り道絶対寄るぞ待っててね  by東吾
   

この大変な時に何を言うかと思えば、このあたりが竹馬の友らしくて楽しいですね。
「帰り道〜」甘い言葉を言うだけ言ってにくいひと…・東吾さんって時々これだから…
(すみれさん)
買い食いについて、引用文からあるみさまのコメント、そして二つのお句、続けて読んですご〜くウケました(^^♪
(麦わらぼうしさん)
あるみ様の句はほのぼのとした可愛さが感じられてほっとしますね
(ぐりさん)
東吾さんに買い食いを源さんがたしなめる所は、あっちの管理人さんとあるみさんだったかしら、同じ目線だったのが愉快でしたね。さらにその続きで「帰り道絶対寄るぞ待っててね」というのは、「行きに買い食いできなかったから帰りに買って帰って食べる」という意味だとばっかり思ってしまって、すみれさんのコメントを読んでガーン!いつも、食欲系に走っては失敗するってわかっているのにね〜。
(たまこさん)
じつは「帰り道…」は食欲系なんです。(>_<) すみれ様のコメントいただいて「るいさんも待ってたんだ!」と気づいたんです。今、ダイエット中でどうしても食べ物に目がいってしまって(ちょっとだけ甘いものをひかえてるので…)私には情念系はまだ無理だと自覚しました。すみれさま〜気づかせてくれてありがとうございま〜す。(あるみさん)
私もしっかり食欲系だと思ってまして、すみれ様のお陰で眼からウロコ!こんな風に何通りもの解釈ができる御句を詠まれるあるみ様もすごいです!
(じゃからんださん)
私も食欲系だと思っていました。すみれさんのコメントに“はっ”としたのは私だけじゃなくてよかったです。
(紫陽花さん)
私もしっかり「食欲系」でとらえておりました(^_^;) いつもお茶目でかわいらしい御句を作られてその秘訣をお伺いしたいものです。
(みちころんろんさん)



   
星空にうかんでみえるるいの顔
   

わかりました。それで寒さにもめげずに星空を眺めていたんですね。「東吾」さんの頭の中には「るい」座が新しくできていたのかも しれませんね〜。
(bf109さん)



 紫陽花さんの五七五 

今月の五七五ですけど、間に合いましたか?欠席してもいいかなと思ったけどせっかくオマケを描いたので、「はいくりんぐ」に載らなくてもこでまりさんが笑ってくれればいいかと思って送ります。
 (UP後に)
みなさんのあいつらへの感想が多いので毎月今月はやめようかと思いつつつい続けてしまっています。この先どうなるんだとすごく不安です(笑)
(紫陽花さんの談)

「それはそうと、いつぞや東吾さんが今夜は帰るとおっしゃって、おるいさんに待ちぼうけをくわせたとか……長助が気を揉んでいますよ」
「浅草天文台の怪」より
最後の場面 天文台の高楼の上で横にいる源さんがなにやらごちゃごちゃ言っているところです。「冬銀河」は冬の季語ですが、「春の星」ではイメージではないし「天の川」は秋の季語だし(夏の季語かと思っていた)すごく寒い夜に見事に輝く天の川はやっぱり「冬銀河」って感じなのでまぁいいかとあえて使ってみました。やっぱり難しいです。
   
冬銀河となりの小言も流し去り
   

私は「天の川」を使ってしまいましたが、「冬銀河」はいいですねぇ。それに源さんがチクリと言うのを詠まれた方が多い中で、それを聞き流して空に見入っているという視点もいいですね。
紫陽花さまの「冬銀河」の季語いいですね。
(のばらさん)
やっぱり、あるみさんの句のように、「るい」さんを星空に見ていたので、小言も聞こえなかったんじゃないのかな。
(bf109さん)
冬銀河素敵な季語ですね
(ぐりさん)
紫陽花さまの「冬銀河」言葉が綺麗。「河」だから小言も流し去るのね、面白いです。
(はなはなさん)



「開帳になって居ります正成公の兜は正面のところに大きな龍の飾りがついて居りますんで……手前共がみた武者の幽霊がかぶっていた兜も、龍の飾りが前側にあって……ああいう兜はそう滅多にあるものじゃございますまい」
「浅草天文台の怪」より
オマケですが、楠木正成の兜ってどんなのか検索しました。五月の節句用の兜を見たんですが、どのメーカーの兜にも天辺にまっすぐ伸びた飾りがついていたので本文には書いてないのですがつけてみました。でも正面に龍の飾りがついた楠木正成の兜は見つけられませんでした。きっと逃げたに違いないと描いてみました(笑)でもこれではかなり小さな龍で蛇のほうが立派なような気がします。あいつらもいます。いなくてもよかったんだけど(笑)あっ今月は動きません(笑)

立派な兜ですね〜。龍の持ってる「青い玉」って、とっても「お宝」って気がしますね。
紫陽花さんの「兜」にもビックリ!立派な龍が逃げ出して、いつものメンバーもちゃっかり隠れてましたね。紫陽花さんのこういう愉快な発想がそっても楽しい!
(あっちの管理人さん)
おまけもチョウ笑えるあの珠にドラゴンボールや八つの珠(題名が出てきません)を思い浮かべました
(ぐりさん)
狐火くんが叫んでいるのがいいですね♪
(TERAIさん)
ぐりさま、八つの珠は「里見八犬伝」ではないでしょうか?
(麦わらぼうしさん)
なんてりりしい兜!青い玉は兜に付いていたのかな?茶たくと湯飲みは兜を守っているようにも見えるし、かくれんぼで遊んでいるようにも見えるし、屋根の代わりにしているようにも見えるし、はて?
(すみれさん)
湯呑と茶托が隠れてる兜のイラストも素晴らしくて…しばしじっと見つめた後で「今回は動きません」という注意書きにようやく気がついた私です。
(たまこさん)
最初、湯飲みくん茶托くん見つけられなかったです(^_^;) いつもながら紫陽花さまの発想の豊かさ、すごいなぁ〜と思います。
(麦わらぼうしさん)
私は蛇が苦手なんですけどこれは龍ですよ「逃げたよー」と 今月は動きませんが笑えました
(ぐりさん)
私のくだらないオマケにも感想をありがとうございます。龍って出かけるときはいつも珠を持って出かけるものだと思っていました。龍の置物や絵画なんかにもよく珠も描かれていますよね。何の珠なんでしょう?ドラゴンボール?(笑)
(紫陽花さん)
紫陽花さんの龍の玉ですが、私はいかに物をよく見ていないかがバレバレですね。龍は玉をもっているものなんだ〜。ぐりさんが言ってらしたのは、私も「八犬伝」かと思ったのですが、ドラマの「八犬伝」の玉も綺麗なブルーでしたね。
(こでまり)
紫陽花様の兜も素敵!私は龍はいつも玉を持っているものだと思い込んでいましたが(「竹取物語」でも龍の玉を取りに行ってましたっけ。あ、でも西洋ドラゴンは持ってませんね)、もしかしたら紫陽花様の仰る通り、お出かけの時だからなのかも…う〜む。
(じゃからんださん)
龍が逃げ出すのが面白いですね〜。もしかしたら大久保のバカさ加減に飽き飽きしたのかもね♪もののけトリオもぴったりですね。ビジュアル的に出開帳がイメージできて嬉しい。
(はなはなさん)
紫陽花さまの豊かな発想に今月も楽しませていただきました。狐火クンの声が本当に聞こえるようです
(みちころんろんさん)



 にこにこ忍者さんの五七五 


 (UP後に)
澄んだ夜空に冬の星座を見上げるときの気持ちはみんないっしょですね。残念ながらボクはせっかく大好きな自然科学系のお話を選んでいただいたのに、最も忙しいシーズンと重なって、とうとう絵筆をとる余裕がありませんでしたm(_ _)m。駄句だけでも参加させていただきたく、18日の深夜…正確には例によって19日の早朝ですが…東吾の見上げた星空はどんなだったろうと、中国星図など検索しているうちに、何度か眠りに落ちていました。少しずつ時間に余裕が出てくるので、みなさまの力作をゆっくり拝見するつもりです。
(にこにこ忍者さんの談)

「天体観測って奴は、滅法、寒い商売だな」
それでも、天上に白く輝く天の川を仰いで、東吾はいつまでも天文台を下りなかった。
「浅草天文台の怪」より
冬の星座がゆっくりと移動するのがわかるまでじっと見つめていると、地球の自転や宇宙を感じることができます。
   
参宿の 冴ゆるしじまや 立ち尽くす
   

参宿(さんしゅく・しんしゅく)って、オリオン座のことなんですね。私は五十三次の三つ目の宿場かな?なんて思ってしまった…あはは。冬場のオリオンは、ことに大きく見えますね。
「みんな!参宿=オリオン座だぞ、テストに出るかも…憶えておけよ。がんばれ!」生徒「はーい」天の川に塾生の合格を祈るにこ忍先生であった…こんな画が浮かんでしまいました。
(すみれさん)
そうです。冬は、オリオン座ですね。懐かしいなー。
(bf109さん)
参宿=オリオン座、はい!覚えました。かわせみ△は本当に勉強になります(^^♪
(麦わらぼうしさん)
参宿ーオリオンのことなんですね 勉強になりました bf109様もいつまでも眺めていらっしゃる方なんですね
(ぐりさん)
にこセンセ〜、オリオン=参宿、覚えましたぁ♪(笑) 「しじま」がよく効いていますよね。にこにん様はお話よりも巷の思いを御作にされたのですね。
(はなはなさん)
“参宿”初めて知りました。こちらでは初めて知る言葉が多く勉強になりますが、すぐ忘れていきます(恥)でもこの“参宿”はインプットされたようです。オリオンの三つ並んだ星を見るたび参宿と復唱している日々です。
(紫陽花さん)
はい!参宿=オリオン座、しっかり覚えました!オリオン座って見つけやすくて、夜道を歩く時はいつも見上げてました!
(みちころんろんさん)



 こでまりの五七五 

今月のお話ではありませんが、日脚も伸びてきて皆さんもお忙しくなってきたようで、欠席届をいくつか頂戴しました。わざわざありがとうございました。でもその分を埋め合わせてくれるように、うっひっひ〜、たまこさんからオマケを送っていただきました〜ありがとうございました♪
見逃した方は、浅黄裏さんのところからお楽しみくださいませ。
(こでまりの談)

必死で話の主導権を握ろうとする長助さんと、何の作意もなく話にどんどん入ってくるお吉さん。自分にも時々こういうところがあるんだろうなあと思って、とても可笑しいです。
   
奪い合う話の矛や春の居間
   

漫才コンビを組むとしたら、お吉さんは嘉助さんと長助さんとどちらを選ぶでしょうね。
(すみれさん)
この場面は詠みたかったんですけどダメでした。さすがこでまりさま、みごとに表現されていますね。
(麦わらぼうしさん)
同じところを読めて嬉しいです でも漫才だと長助さんに一票 嘉助さんは一応上司だし、物知りだしチョットハブのようにはなれないと思います 今月はハブが大うけ
(ぐりさん)
「お吉さんが漫才コンビを組むとしたら」にも思いっきり反応してしまいました。ぐりさん意見と違ってしまうんですが、私は、お吉さんなら「ドリカム(昔の)方式で、両脇に男がいるのがいい」と言いそうな気がします。
(たまこさん)
宗匠の「話の矛」は目からウロコで大好きです♪ うらうらとした早春の居間、話もどこかばかばかしくてのほほんとした雰囲気が伝わってきます〜。
(はなはなさん)



「ここんとこ、大層な人手でございまして、それというのが回向院の出開帳なんで……」
「聞きましたよ、立派な御霊宝が並んでいるんですってね。楠木正成公のお召しなすった鎧だの兜だの」
「浅草天文台の怪」より
今でも「青ー葉茂れーる桜井のぉー」なんて歌も残っているくらいなので、お江戸の頃の人気はさぞかしと思います。
   
大楠公人気絶大出開帳
   

宗匠、「あーおーば茂れーる♪…」なんていっしょに口ずさむのは、さすがにS.ファロウの掲示板でも10人にひとりでしょう^^; 水戸学の影響でしょうか。江戸時代に庶民の間で大楠公が人気ものとは、さぞや幕府のお偉方は苦々しかったろうと思いながら本編を読みました。
(にこにこ忍者さん)
さしずめにこにんさんは一緒に口ずさんでくれそうですね、うひ。
(こでまり)
すみれ様の句も、宗匠の句もいいリズムの句ですね 「あーおーばー」最初のところしか知りません
(ぐりさん)
「木の下かーげに駒留ーめてーー」早く続けないと、この先記憶が飛んでいて「父は兵庫におもむかん」まで出てこないんですよ(汗)しかし、どうして宗匠やにこ忍さんが知ってるんだ?私は学校とかじゃなくって母(昭和3年生まれ)に教わったんですけどね〜。母たちは小学生時代に皆で歌わされた歌の定番だったそうですが、「駒留めて」をずっと「小まとめて」だと思っていて「小走り」のように「ちょっとまとめて」だということで「何をまとめたのだろうか。旅に出るのだからたぶん荷物をまとめたのだろう」と思っていたそうです。
(たまこさん)
一番なら覚えてますよぉ、子どもの頃、この歌を歌いながらまりつきをしていたように思います。
 青葉茂れる桜井の 里のわたりの夕まぐれ
 木の下蔭に駒とめて 世の行く末をつくづくと
 忍ぶ鎧の袖の上に
 散るは涙か はた露か
私の思い違いは、袖の上(え)に…を袖の絵にとばかり思ってました。さっき聞いたことはすぐ忘れるのに、古い歌をよく覚えているなと思います。言っときますが、たまこさんのお母さまよりは大分若いですよ。
(春霞さん)
漢字ばかりが並ぶ俳句が2人の方からできるなんて不思議で面白いですね。でも青葉が茂る歌は全然わかりません(笑)
(紫陽花さん)
漢字を連ならせた御句が今回二つ!それも場面も同じ、すごいですね〜!漢字を並べてテンポ良く、この場面にあってますね〜☆ところで、「青葉〜」の歌は、勉強不足で何がなにやら…お恥ずかしい限りです(-_-;)
(みちころんろんさん)



奉行所から戻って来たばかりらしい兄の通之進が用人に命じて、中の鎧を取り出させている。
「ものものしいですな」
  (略)
神林家伝来の武具は二日ばかり虫干しをして、再び、蔵の中へ収われた。
「浅草天文台の怪」より
二月中の虫干しでは、まだ虫も寝ているかもしれないのになぁ、な〜んて思っちゃいました。
   
啓蟄の前に起こさる櫃の虫
   

虫干しって確か冬の寒のころにするのではなかったですか? (虫の卵が付かないときにではなかったですか 私の思い違いかな スミマセン
(ぐりさん)
寒の時期に虫干しをする地方もあったと思ったのですが、「唐獅子の産着」で香苗さんが東吾さんのお宮参りの衣装を干していたように、夏場にするようで夏の季語にもなっています。「啓蟄」は三月の初めの頃になりますが、冬場眠っていた虫が暖かさに誘われて、地中から出てくる頃を言いますよね。お話の頃は啓蟄の少し前。虫ももう少し寝ていたかっただろうにと思いました。
(こでまり)
「櫃の虫」も視点が意外。啓蟄とのつながりが笑いを誘いますね。
(はなはなさん)



八丁堀を出て、今日も天気は良く、抜けるような青空の下を、永代橋、新大橋と大川をさかのぼって両国橋の近くで猪牙を下りる。
「浅草天文台の怪」より
今頃は日向にいると暖かいのに、ちょっとした陰に入るとまだまだ寒いことがありますね。この日の気持ちの良さそうな猪牙の上でも、橋をくぐる時だけはふと寒さを感じたかもしれませんね。
   
春寒の風ふいにさし橋の下
   

確かに日向と日陰ではこの時期の体感は大違いの筈。お話の中から季節を的確に読み取っておられてさすがです。
(すみれさん)
すごく雰囲気が感じられる句ですねー。まだまだ暖かいのは日のあたる所だけで日陰はまだ寒いこと。
(bf109さん)
こちらでも日陰には雪が残っていて其れが凍っているんです うっかりすると転びますそんな情景と同じかなとか思っていました とても細かいところにもきずいていらっしゃって流石だと思いました
(ぐりさん)
「ふいにさし」もあっと言わせる趣向で、春の寒さを感じさせる街の風景が切り取られていますよね〜。今回の宗匠の御作はすべて唸ってばかりでした。
(はなはなさん)



飽くことなく空を眺める東吾さん。後に船に乗り、星の動きがもっと身近になることなど、この時には思いもよらないことでしたね。
   
天文台余寒の天の川近く