戻る

 浮世小路の女
文庫版 「恋文心中」より  (平岩弓枝:文芸春秋刊)
先月の「三婆」への多数のご参加、ありがとうございました。今回も、幅広い視点から詠まれた五七五を楽しませていただきました。また「S.ファロウ」に寄せられたすみれさんの心温まるエッセイに、拙宅からもリンクさせて下さって、感謝申し上げます。

さて今月は、「浮世小路の女」を選びました。

お話は、新婚ホヤホヤの東吾さんのもとへ、源さんが誘いをかけに来たところから始まります。もちろん「三爺」路線まっしぐらの宗太郎先生と、相変わらず盆のくぼをかいている長助親分も登場。
それにしても、「見た目」だけではないんでしょうが、美人って得ですねえぇ。(あはは)

さあ、今月はどんな五七五になりましたでしょう。
(平成十七年九月)


【おたま姐さんの現場検証 1 浮世小路
日本橋室町の「浮世小路」の名は、その昔、碁盤模様を交互に浮き沈みさせて織った「浮世茣蓙」を売っていたからとも、湯女を置いた「浮世風呂」があったからとも言われているそうです。落語の「百川」 は、明治初年まで浮世小路で営業していた懐石料理の「百川楼」が舞台になっています。
人文社の「切絵図・現代図で歩く江戸東京散歩」の「5.日本橋北内神田両国浜町明細絵図」(嘉永三/安政六)を見ると、日本橋本町通りと室町通りが交差する所のすぐ近くに、本当に髪の毛の先で書いたような文字で「ウキヨコウシ」と記入されている細い道が見つかります。右側の現代図を見ると、その道は、地下鉄銀座線「三越前」駅から 首都高速一号線までの短い道に当たることがわかりますが、現代図の方には、浮世小路の名はありません。


「玉菊の墓」に続き、おたま姐さんがまた、現場検証に出かけてくれました〜♪(感謝)
しかし、「東京山手下町散歩」 (昭文社)という、散歩ガイド用区分地図を見ると、ちゃんと「浮世小路」の文字が!これは行ってみるっきゃないとデジカメ片手に出かけてみました。「浮世小路」という名前から、神楽坂あたりの小粋な路地をイメージして期待しましたが、三越前で降りて地上に出てみると、それらしき道は車がいっぱい路上駐車している単なるビル街の裏通りに過ぎず、写真を撮ろうにも、絶え間なく行きかう車に邪魔されてどうしようもないという有様。このあたりには、鰹節の「にんべん」や、団十郎刃物「木屋」など、由緒ある店も並んでいるのですが、しばらく徘徊してチェックしてみたものの「浮世小路」を偲ばせる案内板も店の看板も何一つなく寂しい限りでありました…写真は、中央通りから浮世小路入り口を向こう側に見て撮ったものですが、タクシーにさえぎられて、ほとんどわかりませんね(汗)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 TERAIさんの五七五 

このお話は、続編が昨年「オール讀物」に出たときにそちらを先に読み、このお話の続編だということはゆきえさまに教えていただきました。
(TERAIさんの談)

舟の中で源三郎が白状した。
「菊花亭秋月という女を一応、番屋へ呼んで話を聞こうとしたんですが、牡蠣のように口をつぐんでしまって、なんにもいわないのです。いささか、手を焼きまして、東吾さんなら女を扱い馴れているからと……」
「浮世小路の女」より
「女がひとり」の御作でS.ファロウの看板にもなった浅黄裏さまのお句(相棒の 牡蠣とは俺かと 巻羽織)を思い出して作ってみました。
   
牡蠣というあんたも牡蠣だよ巻羽織
   

「牡蠣」は、自己責任ならぬ牡蠣責任者の浅黄裏さんはひょっとしてと思っていましたが、TERAIさんも、それも冒頭句とは想定外(笑)
(たまこさん)



   
桔梗屋の団子続けて四日買い
   




   
るいと秋 まどう記憶に 重なりて
   




足音を忍ばせて入ったのは、秋月達の部屋のすぐ隣で二つの部屋の間はまことに薄い板壁だけだから、声は筒抜けであった。
暗い中に、源三郎がいる。東吾と宗太郎は四つん這いで、その横へ行った。
「浮世小路の女」より
   
三爺が 息をひそめて 四つん這い
   

これからかわせみの「三爺句」っていう新しい分野も始まりそうで益々、楽しみです。
(千姫さん)
状況が目に浮かびます。「三爺」笑えるぅ。麦わらぼうしさんのところにも「三爺」いるし…あの三人組はいつの間にか爺さんになってしまったんですね(笑)
(紫陽花さん)
「三爺」ご一緒できてうれしいです(^^♪それにTERAIさまのお句が三爺の捕物の前半部分、拙句が後半部分で、続きみたいになっているのがまた、うれしかったです(^.^)
(麦わらぼうしさん)
もうこの三人は「三爺」で定着なんでしょうか?この場面詠みたいと思ったのにうまくできなくて…TERAI様、毎回、一等賞ですね!すごいです〜(#^.^#)十七文字でその場面をパ〜っと映し出す、私にはまだまだです(^_^;)
(みちころんろんさん)



これは新刊「小判商人」のお話からです(ネタバレ?になる方もいらっしゃるでしょうか)。「芸の道 断って幸せつかむ秋」というのも考えたのですが、あっちの管理人さまが秋明菊を秋牡丹ともいうとお書きになっておられたので、あえて秋牡丹としてみました。
   
芸断って 幸せつかむ  秋牡丹
   

一句目の「牡蠣」の話題もそうですが、秋月さんのその後を思い浮かべた方も多くいらっしゃいました。続編ができるくらいなので、やっぱり秋月さんて人気があるんですね。
TERAI様は定番の一日投句でしょうか?もう絶句です。 凄い!!の言葉しか浮かびません。
(すみれさん)



 千姫さんの五七五 

「浮世小路の女」の菊花亭秋月、お秋は、ご本家の「気になる人物アンケート」で答えた位、気になっていたんです。後日談 : 平岩先生が私の思いを叶えるべく「手妻師千糸大夫」 (千の字を入れて下さっている事に注目!!) を書いて下さって…。るいを私の住む姫路まで旅させて下さった「白鷺城の月」くらい、大・大・大感激の千姫ですぅ〜(って、皆さん引かないでぇ〜)。
 (UP後に)
いつも皆さんに感想を頂きながら、励まされてお礼を言う機会もなく失礼していました。ありがとうございます。
(千姫さんの談)

「私、東吾様にそんなことを申し上げたおぼえはありません」
子供の時から、自分と東吾が身分違いであることは承知していたと、るいはいった。
「ですもの、そんな大それたこという筈がありません」
「浮世小路の女」より
東吾は、お秋の記憶がるいと一緒になってしまっていた程、るい以外の女の子は眼中に無かったのですね。身分違いを承知していたるいにとっても、東吾は「憧れの愛しい人」只一人だったのですよね。(「端居」は言葉が浮かんで使ったけれど、調べたら夏の季語でした。なんとなく、読んで下され〜)
   
嫁になる なれずの思い 端居して 幼き日より 美(うるわ)しの君
   

「美しの君」という表現いいですねえ。「美」という字を充てられたのが素晴らしいと思いました。
(TERAIさん)
「美しの君」を褒めて下さってありがとうございます♪
(千姫さん)



私が気になっていたお秋…やっと東吾に思い出してもらえました。
   
(よみがえ)る 遠い昔の 秋の空
   

今月は大好きなお話だったそうで、早々と送って下さってありがとうございました。
「秋の空」、空はまるでお秋さんの心を映しているようで、どんな色だったのだろうかと思いました。
お句を拝見して、私は日が暮れる寸前の、雲に映った薄茜色を思い浮かべました。
(麦わらぼうしさん)
この場面、私も詠ませていただきましたが、このように十七文字で表現できるなんて…素敵です。私にとって十七文字は難題です
(みちころんろんさん)



 朝霧さんの五七五 

「浮世小路の女」は子供の頃からもてもての東吾さまの、ちょっと罪作りなお話の一つですね。義太夫の人、七重さん、すり、遊女等々るいさんが焼餅を焼くはずですね。祝言後のお話でそれでも安心して読んでいられるのが嬉しいです。でも花月のような宿題も残ってはいるのですが。
(朝霧さんの談)

手前の舟着場から陸へ上って、両国広小路へ出る。
この広場は午前中は近在の百姓が野菜を売りに来て、ちょいとした青物市場になるが、午後はそれらがすっかり片づいて常駐の小屋掛から小芝居の下座の音だの、寄席の鳴り物が聞え、客を呼び込む声が姦しいほどになる。
「浮世小路の女」より
   
秋澄みて 浮き立つ喧騒 広小路
   

秋空に喧騒が「浮き立つ」という表現がとても新鮮に感じられました。
(七歩さん)
情景がくっきりと見えるようなお句ですね。
(麦わらぼうしさん)



下馬付きの袷に幅の狭い帯を男結びにして、素足に塗りの下駄を突っかけている。片手に小桶、指に糠袋の糸を絡ませているところは、風呂帰りであった。
「浮世小路の女」より
   
季語のよう 秋月まこと いい女
   

私も、秋月だからなんとか季語っぽく詠めないかな、と悪戦苦闘したのですがダメでした。そうか、こういう風に詠む手もあったのね〜〜
(麦わらぼうしさん)



   
のどかなり 団子のはしご 秋高し
   




風が吹いていたと思う。
  (略)
「もう、東吾様のお嫁になってあげません」
川の面をみつめていて、東吾はうっと声を上げた。
「浮世小路の女」より
   
勘違い 記憶のかなた 秋の風
   




   
なんとなく つみ作りかな えびす市
   

「つみ作り」は幼い時のお秋を思い出せなかった東吾さんのことのようでもあり、妻帯した東吾さんをそうとは知らずえびす市に誘ってしまった秋月さんの心のようでもありますね。でもどちらも、傷つけるほどの「つみ」ではないですよね。
本当に… 「つみ作り」、この言葉に二人の微妙な心情が出てますよね。
(みちころんろんさん)



 たまこさんの五七五 

菊花亭秋月さん、最近作の「手妻師千糸大夫」では、東吾さんと感激の再会を果たしたこともあり、今回のお題は待ってましたコールが多かったようですね。もちろん私も\(^o^)/
日本橋は比較的昔の町名が残っている所で、浮世小路のあった室町も、二人が鰻を食べた横山町も、まだ健在です。地下鉄都営新宿線の「馬喰横山」駅は、馬喰町と横山町を合わせたものですね。江戸の歴史と文化は今の東京にとってもかけがえのないもの、伝統ある名前は大事にしてほしいものです。
(たまこさんの談)

昨年は、源さんが「牡蠣」と言われていましたが、その源さんが「牡蠣」だといって持て余している秋月さん。どうも源さんのほうが分が悪いようです。
   
牡蠣と牡蠣巻羽織の負け根競べ
   

たまこさまの巻羽織句、爆!!
(TERAIさん)



「長助のみた三味線弾きはおていではありません。具合を悪くしてやすんでいるそうで、代りに婆さんの三味線弾きが出ていたんです」
「浮世小路の女」より
身体をこわしたおていさんの代りに、三味線を務めていた「婆さん」とは?名前も出てこない端役キャラですが、こういうのに、どんな人なんだろう?とついつい興味を持ってしまう私です。芸一筋に生きて歳をとった芸人魂の権化のような婆さんなのか、三味線一つ持って流れ流されなれの果てという感じか、それとも普段は孫の守などしながらのんびり暮らしていて、「師匠の頼みじゃ断れないねぇ」などと言いながら、昔とった杵柄で出てきたのか。乾坤坊師匠は大往生をとげ、おていさんはその後も芸の道に精進している様子が秋月さんの口から語られていますが、この婆さんはどうしているのかしらん…
   
撥ひとつ皺も白髪も芸のうち
   

三味線弾きのお婆さんを持ってきたところ、たまこさんのいつもの優しい心遣いが出ていると感心しました。句としても、生意気な言い方ですが、いい句だと思いました。また、足で稼いだ解説や写真も有難かったですねぇ。
(七歩さん)
「撥ひとつ〜」のお句が印象に残りました。こういううっかり読み過ごしてしまう所を詠まれるとは、さすがたまこさまだと思いました。お句からもたまこさまの懐の深さが感じられて、とても私なんかこんな風には詠めないな、と、自分の未熟さをあらためて実感しています…
(麦わらぼうしさん)



その時はそれで終ったのだが、三、四日経って、築地の操練所の帰りに、東吾はなんとなく亀島橋の袂へ行った。
どうも記憶が心にひっかかっている。
「浮世小路の女」より
亀島橋でようやく子供時代の秋月さんとの交流を思い出した東吾さんですが、その時はもう遅かった…もっとも、間に合ったら間に合ったで、新婚ほやほやのるいさんとの間に一騒動が避けられなかったかも?
おかげさまで、一昨年の深川木場の亀久橋(橋づくし)、昨年の神田の竜閑橋(千手観音の謎)と共に、「お江戸秋の橋三部作(?)」が完成しました〜
   
思い出は一足違い秋の橋
   

姐さん、「お江戸秋の橋三部作」の完成、おめで東吾ざいます!三年てひと言でいっても、長いですよね。「亀久橋」も「竜閑橋」も懐かしいです。これからも末永くお付き合いくださいませ。
「竜閑橋」のお句はお気に入りアンケートで選んだので、よく覚えています。今回のお句もいいですね。
(麦わらぼうしさん)



【おたま姐さんの現場検証 2 亀島橋】

さて、物語の最後で、東吾さんがようやく秋月さんとの子供時代を思い出すのが、亀島橋の袂。
この橋は、源さんが八丁堀の役宅から町廻りに出かけるときも、いつも通る橋ですが、亀島川と亀島橋は昔の水路がほとんど埋め立てられてしまった東京の市街の中でまだ残っている、数少ないものの一つです。
夕暮れの亀島橋、オフィス街の中で、
ちょっとほっとするスポットだと思います。

「浮世小路」の今昔を思わせるに充分なお写真とコメント、ありがとうございました。こういう「地図に載っているかな?」という発想がコロッと欠落していることに、またまた気づかされました(汗)
それにしても、「浮世小路」→「恵比寿神社・べったら市の提灯」→「亀島橋」と廻って下さったそうで、至れりつくせり。水面も美しい亀島橋の写真には、本当にホッとするような風情がありますね。
日本橋から亀島橋までのレポート、夏にちょうど同じコースを歩いたところだったので、懐かしく拝見しました。懐かしく…と、申しましてもボクはほぼ毎日出勤のために車で亀島橋を渡っているのですが、散歩したときの同じ道は別世界でした。東京のビル街も、足で歩くとお江戸に近づくような気分、亀島川の夕景に「ちょっとほっと」されたというコメントに共感です。「一足違いの秋の橋」…涼しい季節にまた、歩いて訪ねたくなりました。
(にこにんさん)
たまこ様のフットワークよろしく、現代の浮世小路周辺を見られて満足です (^^♪ 
(すみれさん)
へぇこんなところなのか夕焼けがきれい〜と見とれてしまいました。水量も多そうだし水面も高いような感じがします。水が豊かにあるとやっぱりほっとしますね。
(紫陽花さん)



秋月さんは東吾さんと二人でべったら市を歩きたかったんでしょうね。人に聞かれれば「そんなこと。ただ言ってみただけさ。」と強がってみせるのでしょうが…
   
佳き夢と笑い捨てたる秋の市
   


【おたま姐さんの現場検証 3 恵比寿神社】

(「浮世小路を検証した後)気をとりなおして、高速の下をくぐり、小伝馬町方面に少し進むと、「宝田恵比寿神社」という小さな神社がありました。


恵比寿さんならば秋月さんが東吾さんに行きましょうかと行って結局行かなかった「べったら市」のご本家ですね!確かに「日本橋べったら市」と書いてある提灯もあります。よっしゃよっしゃ。べったら市は10月の19・20日だそうです。最近は沢庵漬けも高価になり、べったら漬けはさらにお高いものになりましたが、あのトロリとした甘味、何ともいえない魅力ですね。
私にとっては、近くて遠いお江戸です。たまこ様もお忙しいところありがとうございますm(__)m かわせみの世界をそぞろ歩くのは、もう少したってからの楽しみにとっておこうと思います。べったら市…いってみたいなぁ(^^♪
(みちころんろんさん)




 麦わらぼうしさんの五七五 

「浮世小路の女」大好きなお話なんですけど、さっぱり出来ません(毎度の事ですが…) 詠みたい所はいっぱいあるのですが…東吾さんが団子をたて続けに四日買った所とか、秋月の講釈聞きながら眠った所とか、最後の、ようやく秋月の事思い出したのに去った後だった所とか… 潔くあきらめて送ってしまいます。みなさまがどのように詠まれるか楽しみです♪
 (UP後に)
今月も、読みごたえ、見ごたえタップリで、堪能しました。自分が詠めなかった場面を詠まれたお句などは、ひたすらなるほど〜と感じいっております。
(麦わらぼうしさんの談)

「一番喜んでいるのはおるいさんでしょう。なにしろ、甘い御亭主なんだから……」
「浮世小路の女」より
そういう源さんもお千絵さんにとって、七重さんにとっての宗太郎さん、みんな甘〜いご亭主ですよね
   
団子より 甘い、甘〜い、 亭主かな
   

東吾さんも、麦さんが好きな宗太郎さんも、さらりといつも甘いことを言いますよね。でもそれが嫌味にならないのが、この二人の人徳でしょうね。
これから冬になると、麦さんの「団子より甘い、甘〜い、亭主かな」を何度も思い出す事でしょう。何故って、焼き芋やさんの売り声が「甘い、甘〜い い〜し焼き芋〜、お芋」なんですもの〜。
(千姫さん)
麦さまは「あま〜い」が句のなかにピッタリはまってていい感じ♪せっかくなのでわたしも句のなかに詠み込めてたら良かった〜。
(のばらさん)



三人が殆んど同時に立った。
源三郎が廊下から障子を荒っぽく開ける。秋月の上にのしかかっていた良典が、わけのわからない顔でふりむいた。
「高橋良典先生、役儀をもって取調べる。御同行願いましょう」
「浮世小路の女」より
先月のさすらいさまの「三爺」で盛り上がった事が頭から離れなくて、こんな句が出来てしまいました。(^_^;)もちろん三爺といっても、{未来の}ですが…
   
三爺が 三文芝居で 悪を討つ
   

あの三人はとうとう「三爺」にされてしまったのですね。「未来の」にしても、これで定着しそうですね。
(七歩さん)
麦さまとの「三爺」つながり嬉しかったです。麦様らしくていいですね。
(TERAIさん)
「三爺」からめて詠むのは私だけだろうなぁ〜と思っていたら、TERAIさまとご一緒だったとは!私も嬉しかったです♪それだけ先月のさすらいさまの「三爺」句がインパクトあったということですね(^.^)
(麦わらぼうしさん)



 みちころんろんさんの五七五 

先月の「三婆」でも、息切れ状態でゼーゼーしていたのに、喉もと過ぎればなんとやら…、なぜか月が変わるとこちらが恋しくなるんですよね…♪(ずうずうしいですよね(-_-;)…) 今月のお話は、かわせみレギュラー勢ぞろい!大好きなお話の一つなのですが、詠むとなると…(>_<) 本当に読むのと詠むのは違いますね。今月も駄作ばかり、読みが浅〜い!と笑われそうです。お恥ずかしい限りですが、よろしくお願い致しますm(__)m
 (UP後に)
皆様の御句を拝見させていただいて、ウイットに富むものあり、お茶目なものあり、そしてジーンと心に迫り来るものあり… 本当に素晴らしくて何度も繰り返し味わっています。私も頭の中をもっと柔らかくしないといけませんね。皆様、今月もありがとうございましたm(__)m
(みちころんろんさんの談)

秋月さんは、「もう東吾様のお嫁さんになってあげません!」と泣きじゃくった日からずうっと東吾さんの横にいたいと思っていたのでしょうね。でも、お嫁さんになることも、べったら市へ一緒に行くことも叶わぬ夢となってしまいました。なんか切ないです
   
想い人 はたせぬそぞろ 歩きかな
   




あれは、るいではなかった。るいのいったように、彼女は親類へあずけられていた。
そして、東吾の前に立っていた女の子は
「お秋だったんだ」
「浮世小路の女」より
ようやく思い出すことができたというのに…
幼い日からおるいさん一筋!きっと、お秋さんを泣かせたことも、おるいさんが親戚に預けられていたことが原因かも…こういうところは本当に鈍いんですよね。
   
秋風に 思い出したる 情景は
            奥底深く しまひけむかな
   

秋月さんに会って「思い出したよ」と言えたなら、すぐにるいさんにも「俺の記憶違いだった」と謝ったのでしょうが、この時は何も言わなかったのかもしれませんね。



とうとうお秋さんは東吾さんに何も告げずに旅立ってしまいましたね。
心の中では、「もう私のことを思い出してくれたかしら」という思いもあるのでしょうね
  
遠き日の 想いを胸に しまいつつ
            旅立つ我を 思い出しけむ
   

「もう私のことを思い出してくれたかしら」きっとそうだと思います。そう思いながら旅を続けて行ったんでしょうね。
(麦わらぼうしさん)



「そういえば、お前、初めて会った時、俺が子供の時と同じ顔をしているというようなことをいってたな」
秋月が下をむいて笑った。
  (略)
「遊んだことも、喧嘩したこともあるんですよ」
「浮世小路の女」より
おるいさんもお秋さんも子供心に東吾さんの隣に…と思っていたのでしょうね。そしてやはり子供心に将来のことを思い描いていた東吾さんの横に並んだのはお互い一途な思いを貫いたおるいさん。お秋さんは、おるいさんの存在を…言わぬことに致しましょう。
   
幼き日 心に秘めたる その人は
          一途な思ひ 貫かんかな
   

みちころんろん様は、短歌(和歌?)があいかわらずお上手ですね。私など出来ても一つあるかないかです〜。
(TERAIさん)



 あるみさんの五七五 

台風のお見舞いありがとうございました。今月は台風騒動でやっと読み返すことができました。毎度毎度の拙い五七五ですが…
(あるみさんの談)

遠慮なしに団子をつまんで、源三郎が片目をつぶった。
「浮世小路の女」より
   
ウィンクもやりますおちゃめな巻羽織
   

今月の源さん、なんか「おちゃめ」ですよね〜。ご本家の「豆知識」の中にウィンクの特集もありますが、けっこうみんなもやってますね。
私はちょうど一年前の「千手観音の謎」で詠みました。その頃「かわせみ」の人々が何回ウインクしてるかというのが話題になったかで?コンテンツの「豆知識」にウインクのことがもりこまれた時でした(去年の8月6日UPになっていました)。
(TERAIさん)
確かに源さんて、ただ真面目で律儀なだけではないですよね。ボケたりツッコ んだり実はすごく幅のあるキャラクターなんですよね。
(麦わらぼうしさん)
このようなお茶目な御句を作れるあるみ様は、とてもかわいらしい女性なのでしょうね
(みちころんろんさん)



   
いい女やっぱり苦手だ巻羽織
   




背後から、きりっとした女の声で呼びかけらて東吾はゆっくりふりむいた。
洗い髪をきりきりと高く巻き上げて、銀の平打ちのかんざし一本で留めてある。
「浮世小路の女」より
   
湯上りのきりりと巻き髪いい女
   




夜の中で宗太郎の声が憂鬱そうであった。
「同じ医者として、まことに腹立たしく、情ない気持ちです」
「浮世小路の女」より
   
許せない!医者の本分忘れたか
   

一瞬自分のことを言われたのかとドキッとしました。
(TERAIさん)
ドキッとしました?(^_^;)
(あるみさん)
昨今なにかとうるさくいわれているので何か叱られたような気分です(笑)。
(TERAIさん)
宗太郎さんの強い怒りを表していていいですね。
(麦わらぼうしさん)



すみませ〜ん。今月は菊花亭秋月だったのでつい手妻師千糸太夫を思い出してしまいました。
   
初恋は実らないけど其の後に巡りあえます運命の人
   




 七歩さんの五七五 

東吾の幼い頃の記憶については、だれでもこんなぼんやりした、それでいて甘酸っぱいような、ある部分だけははっきりした、悲しいような、断片的な記憶の綴れ織りがあるのではないでしょうか?!自分の過去を思い出していると、今回の投句は、独りよがりの解釈になりました。
 (UP後に)
皆さんの句を読んでいて、私はやはり「かわせみ」本の読み込みが足りないし、知識不足が否めないことがわかりました。それに、みなさん過去の句や話題をよく覚えておられることに感心します。記憶力が減退している実情を思い知らされて、嘆きは深刻です。脳の活性化に役立つ方法を、だれか教えていただけないでしょうか?
(七歩さんの談)

「今日でたて続けに四日なんだ。最初がこの前、源さんの来た日だろう。翌日、宗太郎に厄介をかけた礼に本所の麻生家へ買って行った。昨日は兄上の所へ届けないと、七重の口から義姉上に知れるとまずいと思ってね。そうしたら、今日はるいの奴が、又、食べたいといい出してさ」
「浮世小路の女」より
   
桔梗屋のだんごがとりもつ恩愛かな
   




   
秋月になぜか咲かざる花の鉢
   




東吾の記憶の中で、いつか、るいとお秋が一つになっていたものだ。
「浮世小路の女」より
   
るいの顔映しだしたる秋の月
   




   
菊・桔梗ふたまたかける巻羽織
   




茫然と浮世小路の掘割に立ちつくして、東吾は挨拶なしに旅立って行った菊花亭秋月の気持を考えていた。
「浮世小路の女」より
   
秋月や芝居終われば雲の中
   

このお句、いいですね。捕物にもっていったのも、上方へ旅立ったのも、考えれば全て秋月さんのペースで、それを「芝居」といわれるとなるほどと思います。「雲の中」という下五も、お上手なおさめ方ですね。
こでまりさまに同じく、とても素敵なお句だと思いました。言葉の使い方といい、まとまり方といい、さすが七歩さまですね。
(麦わらぼうしさん)
東吾さんに捕り物の大芝居をみせたあと、気付かれぬままに去っていく…本当に雲間に消えたかのようですよね
(みちころんろんさん)



 紫陽花さんの五七五 

まだ日にちもあるしもう少し考えようかとも思いましたが、どうひねっても変わり映えしないのでもう送っちゃいます。結局8月の五七五の感想を送る事ができませんでした。一応一通り読んだんですが、ものすごい数とパワーに圧倒されて今さら書けないともうあきらめました。
(紫陽花さんの談)

「幼顔って、あんまり変らないものですねえ」
一人言のように呟いた。
「俺を知っているのか」
「浮世小路の女」より
団子を続けて4日買う話を読んでいて、十軒店で財布が空になるまで鍾馗の旗を買ったのを思い出しました。それに女性の方は東吾さんのこと憶えているのに東吾さんは、全然覚えていない。これは横浜慕情でも似た話があった…東吾さんらしいよくあるエピソードなんでしょうね。
   
訪ねくる遠い昔のおさな顔
   




寄席は昼席だけだから、もう家へ帰っていると考えたのだったが、お秋の長屋は空家になっていた。
「浮世小路の女」より
空家のほうがよかったんですけど語呂があわなくって
   
留守宅の落ち葉がさそうべったら市
   

「落ち葉」が小路を吹く風にカサコソと運ばれて行く様子は、ささやきかけているようですね。「空家」は「あきや」ではなく「あきいえ」と読んでもらえれば、最初の通りでもいいかも〜。



あはは、三人(?)が総がかりでほどこうとしている包みは、源さんへのお土産、それとも長助さんの分?
紫陽花さんのオマケの(オマケっていうのは失礼かな〜「絵師」は嫌いでしたよね。)桔梗屋の団子の包み面白いですね〜。包みの色が紫色なのもぴったり合ってる感じです。紫陽花の色ですよね〜。
(TERAIさん)
TERAIさん そうなんです。紫陽花は絵師ではなく駿河の国清水湊「真砂屋」の手代なんです(何屋なんだろう・笑) 桔梗は紫 それだけで深く考えているわけじゃないんです。単純な人間なもので。
(紫陽花さん)
桔梗の色でしたか。な〜るほど。私は絵師もとい手代さんのことばかり考えていました(自分も桔梗屋で一句詠んだというのに・・・)。
(TERAIさん)
いつも描かれる絵に感心していますが、今回も、菓子の包み紙に店の名まで入れてある細かさにも脱帽。
(七歩さん)
「彼ら」の後ろに、かわせみに集う人たちの顔が浮かんできます。
(にこにこ忍者さん)
紫陽花さんのオマケの狐火ちゃんに手があったのは初めてじゃなかったかしら?って、しぐさが可愛いですね。
(千姫さん)
拝見していると、団子とお茶がほしくなります(^.^)
(麦わらぼうしさん)
このお土産は、源さんの?それとも…?ホントにいたづらっこ達ですね。でも〜、こ〜んな風にも想像してみました〜(*^^)vいつもチャーミングな彼らにも、たまにはこんなお土産を携えてくるお友達がいるようです。その贈り主はいったいぜんたい…ど・な・た?(うふっ!近いうちに新しいお仲間登場とはいかないかなぁ)
(みちころんろんさん)



 ぐりさんの五七五 

もう「はいくりんぐ」に参加させていただいてから一年になりました 相変わらず未熟な私ですが宜しくお願いいたします 菊家亭秋月さんのすこぶるつきのいい女って言うところを詠んでみたいと思いましたがなかなか読めませんー好きなお話−詠めるは一致しませんね
(ぐりさんの談)

「又、桔梗屋の団子ですか」
思わず源三郎も破顔し、東吾が忌々しい表情をした。
  (略)
「けっこうじゃありませんか。天下泰平で」
「浮世小路の女」より
団子を4日も買いに行く東吾さんもマメですね まあ団子を可愛がっているくらいがかわせみも天下泰平でいいかも
   
団子愛で 世は太平に 月の宿
   

まだ一年?という気がします。いつもありがとうございます。今月は「月」の連作でまとめて下さいましたね。「月」がるいさん、秋月さんだとすると、東吾さんはやっぱり「太陽」かしら…。



「あれから、女の方が二度ばかりお出でになりまして、すっかり手筈をお決めになりまして……」
どうやら、主人は秋月を町奉行所の女密偵のようなものとかん違いをしている。
「浮世小路の女」より
たまこさまの男伊達から拝借しました お秋さん本等に女密偵になってもお似合いかも 素質ありそうです
   
おんな伊達 捕り物を真似 あく正す
   




お秋さんって律儀で思いやりがあって気も強そうだけど 声も良く講釈させても何をさせてもやりこなしそうな人ですよね るいさんとごっちゃになって間違えていたくらいだから東吾さんも嫌いじゃなかったですよね
   
掃き溜めの 浮世小路に 立待月
   

立待月 どんな月なんだろうかと調べたらとてもきれいな月でした。「立待月」言葉もきれいですよね。
(紫陽花さん)



東吾さんがお嫁さんをもらっているなんてお秋さんショックだったでしょうね、べったら市に誘ったのも恥ずかしいそんな気持ちだったでしょうか?そっと旅立って行ったお秋さんの気持ちいじらしいです
   
名残月 胸に秘めて 旅立ちぬ
   
べったら市 行きませんかと 誘う声
   

「月」の連作、いいですね。特に「名残月」のお句が好きです。
(麦わらぼうしさん)



 コシキブさんの五七五 

「浮世小路の女」は東吾さんの幼い日のエピソードが描かれる、私の好きなお話のひとつです。が…五七五は苦しみました。自分の語彙の貧困さを改めて痛感した次第です。今月はこの三句で参加させていただきます。ほんとうはもう少し作りたかったのですが。うーん残念。UPを楽しみにしてますね!
(コシキブさんの談)

「ちょうどいい。桔梗屋の団子を買って来たんだ。みんなでお茶にしよう」
包みをお吉に渡し、以前はるいの部屋だった居間に入ると、源三郎がいそいそとついて来た。
「浮世小路の女」より
桔梗屋のお団子を二回も口にした源さん。こりゃ口運は長助に負けてないです。それにしても探索の手伝いを頼みに来て、ちゃかりお団子食べて片目つぶって東吾さんをからかって、源さんもどうやら宗太郎さんの性格がうつってきたみたい…。
   
口運は俺もいいぞと巻羽織
   

あるみさまのおちゃめな源さんに続き、コシキブさまのちゃっかり源さん。源さんのいろんな面が見れて楽しいです。本文の、源さんがいそいそついて来た、っていうのも楽しいなぁ〜
(麦わらぼうしさん)



浮世小路の地形の説明がよくわからなかったのですが、「江戸東京散歩」を見て納得。暮れかかった空を掘のふちから見上げ話す幼なじみの二人。いい場面ですね。
   
再会の浮世小路は秋日没(あきいりひ)
   

秋の夕日はことに美しいですね。その分、「秋日没」の中の「再会」も美しい思い出になったでしょうね。
秋日没を「あきいりひ」と読むのは凄いですね。こういう発想はとても私には真似出来ないです。
(TERAIさん)
秋日没(あきいりひ)というのは秋の夕暮れ時をあらわす言葉を探している時に、歳時記でみつけた言葉です。とても気に入って思わず使ってしまいました。はいくりんぐに参加させていただいてからたくさんの綺麗な言葉に出会ったことが喜びのひとつです。まだまだ感性で勝負できないレベルですので、これからも綺麗な季語に助けてもらうつもりです(^^ゞ
(コシキブさん)
秋日没は“あきいりひ”と読むんですか。はじめての言葉です。素敵な言葉ですね。 勉強になります。
(紫陽花さん)
TERAI様も、書いておられましたが、秋日没(あきいりひ)とは素敵な言葉ですね。「歳時記」ってこのように使うのですね。私には思いもよりませんでした(>_<)
(みちころんろんさん)



「一座の人達と上方へ行くことになったって……おていさんと一緒に……つい四、五日前でしたか、旅立って行ったんですよ」
「浮世小路の女」より
何も告げず江戸を旅立った秋月さん。恵まれぬ生い立ちを思うと東吾さんと遊んだ日々は唯一の楽しい思い出だったのかもしれません。せめて一日でも東吾さんとべったら市を歩かせてあげたかったな。おるいさんにはほんの少し目をつぶってもらって…。
   
振り返る残した思いべったら市
   

未練が背中に「べったり」くっ付いているような…味わいです。
(七歩さん)



 浅黄裏さんの五七五 

このお話も大好きです。なんといっても秋月さんというキャラクターが際立っていますものね。宗太郎先生が活躍するのも嬉しいし、団子を可愛がる?挿話も可笑しいし。秋月さんのその後が、まだ文庫本になっていないお話の中にあるそうで、とても楽しみです。個人的に詠みたかったけれどダメだったポイントをいくつか挙げます。
*通之進さんが「双方をよく調べるように」と言ったというところ:兄上ならではの慧眼ですね。訴えの通りならそれでよし、違っているのならなおのことよく調べよということでしょう。他にも配下の同心はいるでしょうに源さんに命じるところがさすがです。源さんならば骨惜しみせずに無駄足かもしれないところを何度も納得の行くまで調べるでしょうから。
*団子を買いに四日も通ったというところ:これも可笑しくて競作ポイントかもと思ったのですが、詠めませんでした。
(浅黄裏さんの談)

以前に巻羽織句で源さんを牡蠣と詠みましたが、それは東吾さんが源さんを称して「牡蠣」と言ったからです。 その源さんが秋月さんを「牡蠣」と言っているのは、なんとも可笑しいです。
   
秋天や開かぬ口持つ牡蠣ふたり
   

今月は浅黄裏さんの牡蠣のお句を思い出された方がいっぱい!そこからまた一句、と続くのが嬉しいですね。
「牡蠣」に注目したのは正直いって自分くらいだろうとたかを くくっていましたが…。こんなに浅黄裏さまのお句の影響といいますかお人柄といいますか…が浸透しているなんて思ってもみなかった(というと大変失礼ですが(^^;)、「牡蠣つながり」が出来て本当に嬉しい誤算?でした。
(TERAIさん)
もう三年になるんですね、今回も色々と思い出す句がありました。牡蠣という字を読めば浅黄裏さんの巻羽織句を思い出し、秋といえば去年の朝霧さんの「秋空に兄の秘密と書く東吾」が思い浮んできます。清清しい名句ですよね。
(千姫さん)
二人の「牡蠣」登場!源さんは以前自分が「牡蠣」と東吾さんに言われたのを覚えていたでしょうか?
(みちころんろんさん)



菊花亭秋月の家はその掘割にむいた三軒長屋のまん中で、格子戸の外には女住まいらしく花の鉢が二つばかりおいてあったが、どちらも花は咲いていない。
「浮世小路の女」より
最初は下五を「をんな家」としたのですが、季語が入らなくて。無理やり「秋の家」にしてみました。おんなふたりの家の前にまだ咲かぬ鉢もふたつ…としたかったのです。
   
まだ咲かぬ鉢もふたつや秋の家
   

「淋しさ」がしみじみと伝わってきました。いいですね。
(七歩さん)



秋月が良典を呼び出したという知らせの文を使にことづけた先は八丁堀の兄の屋敷であった。
ということは、その時点で秋月は東吾がるいと夫婦になって「かわせみ」で暮しているのを知らなかったに違いない。
「浮世小路の女」より
これは、秋月さんです。東吾さんと行く気でいたところに実はもうるいさんという人がいると知って。そうなれば秋月さんの気性からして、「別に行かなくったって、いいのさ。来年も再来年もべったら市は逃げやしないよ。」と言いそうですが、たぶん本音は少し口惜しいかなと思いました。
   
べったら市独りで行くのは口惜しくて
   

浅黄裏さまのコメント読んで、秋月さんの性格ならそうだろうなぁ〜と納得しました。
(麦わらぼうしさん)



これも秋月さんです。小さかった頃の短い間ではあったけれど楽しかったことなどを東吾さんの幼な顔に重ねて思い出していたんだろうと思います。でもその思いを振り切って一座の人たちとまた旅に出たのでしょうね。早めに一座を出発させたのは、秋月さん本人だったかもしれません。
   
秋雲に乗せて振り切る幼な顔
   

{早めに一座を〜}このコメントにも納得です。振り切るのなら、少しでも早いほうがいいと。
(麦わらぼうしさん)



 のばらさんの五七五 

今月のお話、大好きな宗太郎さんよりも出会いや記憶の不思議さに気が行ってました。過ぎていくだけの人、けして離れることのない人。今月もよろしくお願いします。
(のばらさんの談)

「東吾さんも、所帯を持って変りましたね」
  (略)
「るいと夫婦になる前だって、しょっちゅう、かわせみへ土産をぶら下げて来たもんだ」
「浮世小路の女」より
甘いあま〜い亭主の東吾さん。亭主の鑑(^-^)
   
あらためて甘やかされる秋日和
   

先日から思っていたんですが、この「甘〜い」っていうの(麦さんもお句に使用)は、安達祐実さんと結婚したお笑いの人のギャグにかけてたのかな〜って…鈍感ですみません。
(こでまり)
わたしの「あま〜い」は偶然なんです〜。最近はバラエティ番組を全然見なくなってしまって、「あま〜い」の人とネタ、この間の安達ゆみちゃんとの結婚で知りました。
(のばらさん)



「お裁きも下りていないのに、仕事をさせないというのは、町役人の越権です」
いったい、誰が両国広小路の寄席の親方にそういうことをいったのかと、源三郎は立腹している。
「浮世小路の女」より
以前の仲間とうまく行っていなかったという秋月。芸が素晴らしいことで妬まれていたのかもしれませんが、あまり人付き合いはうまくはなかったのかも。秋月について「気が強そう」「意地っ張り」という表現がたびたびあることに、強さよりも不安定さを感じました。親にも早くに別れ芸を磨いて生きるお秋に源さんが肩入れするのは、お秋に自分を見たのかも、とも思いました。
   
散りやすし秋明菊の茎は直ぐ
   

もっと人に合わせたりへつらったりすれば、うまくやっていけるのでしょうが、秋月さんはそういう事は出来ない性分なのでしょうね。強そうにみえるけど、実は散りやすい、というのにも納得です。
(麦わらぼうしさん)



日本海には秋から春先まで波のせいで多くの漂流物が打ち上げられます。ゴミやら貝殻、昔々の陶器のかけら。遠い国から来たもの。この間海辺に行っていて、東吾さんのお秋の記憶も、昔に波にさらわれていたのが、いつかひょっこり打ち上げられたもののよう、と思いました。
   
還るもの打ち寄せるもの海の秋
   

「海の秋」…なるほど海にも秋があるのですね。同じ日本海側に住んでいながら、季節によって漂流物が多くなるなんて知りませんでした。海って、隔てるものではなくつなぐものなんですものね。そして「記憶もひょっこり打ち上げられる」という発想は、今回の東吾さんの場合にピッタリあてはまりましたね。
私は本州の西端に住んだことはありますが、本当の日本海は知りません。解説を見ながらこの句を読んで、かつて裏日本と呼ばれた地に住む人々の感性に触れた気がしました。
(七歩さん)



ススキのことを「袖振り草」というと歳時記を今日見ていてはじめて知りました。
   
おもかげは袖振り草の向こうがわ
   

袖振り草…たしかにそのようにみえますね 情景が思い浮かびます 「歳時記」の利用の仕方…勉強になります(^_^;) 先日ようやく購入しました。まだまだ使いこなすまでにはいかなくて日々眺めては、 「へぇ〜、えっ?、そうなんだ〜」とぶつぶつ言って る今日この頃です
(みちころんろんさん)



東吾さん、琴江さんのことも対面している時は思い出せず、そのあと向島の堤を歩いている時。昔あった人をすぐには思い出せない東吾さん、スッキリしてていいなと思います。そういえば横浜慕情でも後になって思い出してました。
   
水辺にて思い出すのは過ぎし人
   

私は東吾さんもう少し早く思い出してよって思います。琴江さんのことも横浜慕情の人もことも。東吾さんはるいさん以外の女性に関心がうすいのかなぁ。
(紫陽花さん)



 すみれさんの五七五 

浮世小路の名前からして小粋で、菊花亭秋月さんの雰囲気が出ていますね。かわせみのお話に登場する小粋な姐さん三人を考えてみると、このお話の秋月さん、夜鴉おきんさん、薬研堀の猫の小えんさん、でどうでしょう?
(すみれさんの談)

「団子を買って来たことをいうなら、源さんの早とちりだ。俺は昔から饅頭だの団子だのを、まめに買う男さ」
「浮世小路の女」より
菓子のお土産をまめに買ってくる、東吾さん、釣った魚にも餌をわすれないところがるいさんやお吉さんには嬉しいこころ遣いです。
   
腰刀桔梗だんごの似合う奴
   

辛党の東吾さんが甘い物も買う、という所、私も詠みたかったんですがダメでした。腰刀と桔梗だんごでそれを表現されるなんて、うまいなぁ〜と感服しました。
(麦わらぼうしさん)



東吾を訪ねて、「かわせみ」へ来にくかった秋月の女心が、東吾にもなんとなくわかるようであった。
室町の通りへ出た。
あと二日で、えびす市であった。
「浮世小路の女」より
秋月さんは幼い思い出を大切に憶えていたけれど、東吾さんはるいさんと紛れてしまってなかなか思い出せませんでした。ちょっと淋しい思いで、旅立っていった秋月さんのこころの内はどうだったでしょうか?でも、秋月さんは上手にこころを切り換えて生きて行けたのでしょうね。
   
前髪のおもかげおぼろ秋夕べ
   
二人ならべったら漬けはどんな味?
   

私も上手に切り替えて生きて行ったと思いますよ。だって「小粋な姐さん三人」の筆頭ですものね。
のばら様の「水辺〜」の御句、すみれ様の「前髪〜」の御句にもありますが、東吾さんって結構忘れちゃうほうなんですね〜。
(TERAIさん)



 花みずきさんの五七五 

今回、なんとか出来ました、出来栄えは別として、俳句の楽しさを改めて確認しました。
(花みずきさんの談)

団子を皿に盛って来たお吉が、なんの話かよくわからないままに、相槌を打った。
  (略)
「ここへ来て、寄席の女芸人の話なんぞしたら、ひっぱたかれそうですな」
「源さんが思うほど、うちの奥方は焼餅やきじゃあないさ」
「浮世小路の女」より
「巻羽織」を初めて使いました、どうかな?
   
団子皿囲みて話す巻羽織
   

あら、花みずきさん初めてですか?「俳句の楽しさを改めて確認」されたから挑戦してくださったのかな。今月も「巻羽織句」がザクザクで、姐さんも「うしし」とお喜びでしょう。またお待ちしてますよ。
花みずきさんが久々に五七五に復帰されて、巻羽織句が初めてだったとは…きっと癖になりますよ(笑)
(千姫さん)
「団子句」、作りたかったのに作れず…このように、さらっと詠めたらいいですよね〜おまけに「巻羽織句」!「うしし」間違いなしですね!
(みちころんろんさん)



その時間をみはからって訪ねたので、東吾はもう帰ってきて居り、彼の前でるいとお吉が、なにが可笑しいのか笑いころげている。
源三郎と長助へ、東吾がぶら下げていた紙包みをふってみせた。
「浮世小路の女」より
団子つながりでもうひとつ
ほんとのことを言えば違うところで作りたかったのですが、出来ませんでした。どうしよう〜みなさんに食い意地はってると思われたら…。
   
ぶらさげし紙包みに苦笑い
   

花みずきさま、大丈夫ですよ〜そんな事思いませんよ〜ここ、詠みたかったんです!う〜ん、うまいなぁ〜
(麦わらぼうしさん)



最後の場面ですが、ここは競作ポイントかな?
   
遅かりし幼馴染は旅立ちて
   




 あっちの管理人さんの五七五 

源さんも長助親分も思わず親切にしちゃうほどいい女の菊花亭秋月さん、久々「手妻師千糸大夫(小判商人)」で、幸せに暮しているお秋さんとして再登場して、私達読者をホッとさせてくれましたね。
子供の頃の思い出を共有して夫婦になれるのって羨ましいですね。初恋を実らせて思い続けた人の妻になる幸せ。香苗さんもそうだったけど、るいさんも長い歳月がかかったけど東吾さんと祝言をあげることが出来て本当によかったと思います。そんなことを思っていたら、さて千春ちゃん、麻太郎君、花世ちゃん、源太郎君はどうなんだろう…
(あっちの管理人さんの談)

さて、まず一番は桔梗屋の団子と東吾さんを詠んでみました。女房に甘い東吾さん、まめに桔梗屋の団子をお土産に買ってきては、とうとう御主人に「末永く桔梗屋の団子を可愛がってください」と言われてしまいました。可愛がってと言われてもねぇ、東吾さん自身は甘い物が苦手だけど、恋しい女房が喜ぶならば、せっせと通うんでしょうね!
   
団子さげ ひたすら急ぐ 秋日和
   




「この節、宿帳改めがやかましくなりましてね」
  (略)
この律儀な友人は、東吾の留守にはいくらるいが勧めても、帳場より奥には入らない。
「浮世小路の女」より
女がらみの事件はどうも苦手の源さん、必ず東吾さんの助けをあてにしてやってきますね。その源さんは東吾さんの居ない時は決して奥へ通ろうとしない律儀者。子供の頃からの親友だけど、そんな風にけじめをしっかり守るところが源さんの源さんらしいところ。そこへいくと宗太郎さんはさっさと奥へ行って、ちゃっかりご飯をご馳走になってる。それがまた宗太郎さんの憎めないところなんですよね。
   
友なれば けじめを守る 律義者
   
律儀ゆえ 口もほぐれぬ 巻羽織
   

「友なれば〜」のお句は律儀者ならのいいところ、「律儀ゆえ〜」のお句は、美点なはずの律儀ゆえに口がほぐれぬと、弱点を突いていて、どちらも源さんらしさをよく表していていいですね。
(麦わらぼうしさん)



「とにかく、俺はなんにもおぼえていない」
るいとの思い出なら、次から次へと浮かんで来る。
  (略)
「あの時だったかな。るいが怒って、もう絶対に俺の女房になってやらないっていったのは……」
「浮世小路の女」より
東吾さんとるいさんの二人の幼い頃の思い出はいくつかの話の中に出て来ましたが、東吾さんが人形をうっかり溝に落としてしまい「東吾さんのお嫁になってあげない」とるいさんが言ったと記憶していたのは、「水郷から来た女」でも、東吾さんがるいさんの人形をぬかるみに落としてしまい、泣き出したるいさんに「そんなに泣くとお嫁にもらってやらない」と言った思い出とごっちゃになってしまったようですね。るいさんは「忘れたこと一つもありません」と東吾さん一筋だったけど、どうも東吾さんは子供の頃から女にもてたようですねぇ(笑)
   
幼き日 夫(つま)とつないだ 手のままに
   

るいさんは泣きながら東吾さんに手をひかれ、帰ってきたこともあったのでしょうね。それにしても東吾さんは誰との思い出でも、るいさんとの思い出だと本気で思っているところが憎めませんね。



 こでまりの五七五 

面白いお話でしたが、わーん、本当に難しかったですね。それにしても今月は皆さん、いろんなこと(お句・人物・お話)を思い出しながら詠んで下さったのも興味深いです。えへへ、実は私も!
(こでまりの談)

秋日和の中を東吾が大川端の「かわせみ」へ帰って来ると、畝源三郎が来ていた。
「浮世小路の女」より
ちょうど新婚三ヵ月頃の東吾さん、目的地の「かわせみ」へ「来る」人だったのに「帰る」人になったんですね〜。(しみじみ)
   
初秋や「来る道」「帰り道」となる
   

解説を読んで納得しました。それにしても達人の方々の読むところはやはり違うと感じ入っています。
(七歩さん)



「残念だが、初対面だと思うが……」
「それじゃ、あたしも、お初にお目にかかります。菊花亭秋月でございます、と御挨拶申しましょう」
「浮世小路の女」より
多分初恋の人との再会ではなかったかと思うのですが、その戸惑いを瞬時におさめて東吾さんに会話を合わせるこの時の秋月さんは、芯が通ってしなやかな竹のような感じがしました。
   
初対面ということにして竹の春
   




「よく寝てらしたこと……」
「あんまりいい声なんで、つい、ねむくなったんだ」
「そんな賞め方があるもんですか」
「浮世小路の女」より
これは東吾さんの言い訳です。どうも東吾さんには「楽器+女の声=うとうとする」という方程式があるようで、「白藤検校の娘:おきみちゃん」の時もそうだったなぁと思い出しました。
   
音曲と性があうのさ昔から あの日琴唄 今日は義太夫
   

そう、この場面詠みたかったんですけど…もしかしてこでまりさまの独占ポイント?「白藤検校の娘」とからめるなんて、さすがです!
(麦わらぼうしさん)



あの長助さんをして「下手な役者顔負けのせりふ廻し」と言わしめた秋月さん。「鰻屋 川徳」の主と打ち合わせをした時も、きっとこんな風だったかと。ところで「月」は一文字で秋の季語なのですが、ここでは秋月さんにかけているということで、ご容赦を〜。
   
指図する声にも小節秋の月
   




「初恋の人と協力して悪人をおびき出し、危うくなったら助けてもらい、悪人もやっつける」…妹分のおていさんの為に必死に、でも少しだけ心躍らせてやり遂げたのに、東吾さんは祝言を挙げたばかりだったなんて。けど秋月さんはそれを知っても東吾さんを恨んだりはしなかったと思います、身分違いはおるいさんよりわかっていたと思うし。小娘に戻ったような、ちょっと切なく、そして楽しい思い出になったと思うなあ〜。
   
べったらの香は独りには甘すぎて
   




 にこにんさんの五七五 

とっても好きな話なのですが今月も苦闘中のにこにんです(^^ゞ
句ができなかったときの言い訳画像を先に送ります。
(にこにんさんの談)

「そりゃもう、折紙つきのいい女なんですよ」
長助が嬉しそうに口を出した。
  (略)
「おまけに声がいいんです。あっしは旦那のお供で、はじめて浄瑠璃講釈ってのを聞いたんですが、せりふ廻しなんざ下手な役者顔負けです。義太夫の方も小節がきいて、なかなかどうも、たいしたもんでして……」
「浮世小路の女」より

何かをお手本に書いて下さったのでしょうか。衣装も書見台(と言うのか?)も美しいですね。あっ、お顔はもちろんシッポナさんですね。
にこ忍画伯の「美人画シリーズ(なぜか顔はいつも同じ?)」も今後おおいに期待できますよね!前回の「三婆」ではちょっと出番がなかったかもしれませんが(笑)かわせみシリーズは、レギュラーのおるいさん・香苗さん・七重さんなどの他にも美女が続々ですから…
(たまこさん)
にこにん様のイラスト素敵ですね。 絵心があり羨ましいです〜。
(TERAIさん)
わぁ〜、きれい!美しい〜!それに文章で読んで、なんとなく想像していた場面も、そうか、こんなだったのね〜と、具体的にわかって勉強になりました。
(麦わらぼうしさん)
もうこれは、毎回登場していただくしかないですよね。そしていずれは、紫陽花様とご一緒に「かわせみ個展」などを開かれてはいかがでしょうか?くぅ〜(>_<)♪♪楽しみが増えました〜♪(あっ、にこにん様のHPも楽しみに拝見してます〜)
(みちころんろんさん)



今月もスランプに苦しみ、イラストでかんべんしてもらおうとの目論みも
> 句もお待ちしていていいんですよね?
…と、いう宗匠のやさしくも威厳あるご返信で打ち砕かれ、乾いた雑巾を絞った17字でございます^^;
ラストシーンは夕景のようですが、秋月の残る思いのように、空に月がかかってる…と、いうことにしてくださいませm(_ _)m
   
秋風の立って 小路にかかる月
   

まぁ、にこにんさん、人をそんな「油断も隙も血も涙も」ないようにおっしゃらないで下さいまし。(笑ってるのは誰?) 今月一番の競作ポイントへの一句と素敵なイラスト、ありがとうございました!
UPされていた宗匠つっこみメールの続きをご紹介します。
>句もお待ちしていていいんですよね?楽しみにしています。そうそう、今月は忙しいと言っていたはなはなさんが、やっぱり参加したくなったそうで、にこにんさんの後に送って…
なんと数少ない大事な「にこ帖」来訪者のはなさまのお名前が!!…「さぼんなよ」プレッシャーのとどめとなりました^^; なーんて♪それにつけても、ボクのような泡沫投稿者にまで、細やかなお気遣いをくださる宗匠さまのお人柄に感動してます。
(にこにんさん)
にこにんさんからオチ書き込みが…、わはは、バラされました〜。最後の旅立ちの場面は人気のポイントでしたが、はなちゃんとにこにんさんは全く同じところを詠んでくださって、最後にふさわしく印象深くしてくださいました。ありがとうございました。(しめしめ、にこ帖来訪者の名前には弱いんだな、メモしておこう)
(こでまり)
にこにんさん こでまりさんの細やかな心遣いはとても奥が深いんですよ。←どういう意味かな(笑)
(紫陽花さん)
にこにん様の秋月さん♪ 娘義太夫はホント!しっぽな様の面影もあって綺麗です(*^_^*) 乾いた雑巾しぼって?こんなすてきな俳句ができるのだったら、宗匠のしめつけはまだまだ強くなりますよ(^.^)
(すみれさん)



 はなはなさんの五七五 

実はこの3連休は仕事まみれになりながらの作品制作とお稽古会、ひぇーっと怖れをなしていたら、仕事がひとつ減った♪その分ちょっとだけ。どうしても秋月さんには思い入れがあって(三大ヒロイン♪)
(はなはなさんの談)

わたしが案内するから、二人でべったら市を見物しませんかと誘ったお秋の声が甦って来て、東吾は夕風の中を黙々と歩き出した。
「浮世小路の女」より
相聞歌っぽいかな。秋月さんと東吾さんです。罪作りで、肝心のところがぼんやりの東吾さんと、東吾さんが独り身だったら、と淡い夢を持った秋月さんが私には何となくいい感じだったの〜。
   
思い侘び月は東に身は西に
   
夕風に月隠れにし空見上げ
   

はなちゃん、「いい感じだったの〜」ですか。
東吾さんって、るいさん以外の女の人は「女性」というより「人」として付きあってることが多い気がするんだけど、そのへんが「罪作り」になることもあるんですよね。秋月さんは潔くて、恰好いいなぁ〜。
駆け込み同士、奇遇ながら、拙句と同じモチーフのトリの作品。月を隠されたところに脱帽しました。「残る月」じゃ朝になっちゃうし、「沈む月」では非科学的だし…と、さんざん悩んだ部分なので、思わず喝采です。
(にこにんさん)
あのように心に沁みるエッセイをお書きになるにこにん様に脱帽されると恐縮してしまいます〜。でもご参加の後押しができたのならちょっとは気持ちも落ち着くというもの。ありがとうございました。トリのあの句のネタをばらすと「雲隠れにしよはの月かな」からの本歌取りですぅ〜(^^A;)
(はなはなさん)
こでまりさまのコメントに同感!東吾さんにはその気はなくても、相手がその気になる事よくあったような。「梅一輪」のおまさとか「奥女中の死」のお勝とか。その辺をもうちょっと気をつけないと、また「罪」を作っちゃう事になるかもですね、東吾さん。
(麦わらぼうしさん)
本歌取りですか〜!パァッとそのような御句が思い浮かぶなんて…脱帽ですm(__)m
(みちころんろんさん)