戻る

 人は見かけに
「新装版 山茶花は見た」より  (平岩弓枝著:文芸春秋刊)
先月の「幽霊殺し」には、たくさんご参加くださいましてありがとうございました。「鬼おこぜ」や「結びの葉」などの季語の使い方が勉強になりましたし、他にも面白い表現がたくさんありましたね。また、「句数制限」にも快く協力してくださって、ありがとうございました。

さて今月は、「人は見かけに」を選びました。

このお話、だ〜い好きです!(政吉さんはご本家の「気になる人アンケート」に入れた人)過去のどのシーズンでも、必ずドラマ化されている人気のお話ですね。
そして「S.ファロウのうねうね横丁」によれば、毎月拙宅がお世話になっている○○○さんの想い人(あくまで妄想ですが)のお話。例のトリオは、どんな活躍をするのかしら。

さあ、今月はどんな五七五になりましたでしょう。
(平成十七年六月)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今月もたくさんご参加くださいまして、ありがとうございます。
中でも今月新たに「三人・3人・サンニン」のお仲間が〜〜♪
それと、ご常連のお目にとまりにくかったかと思いますが、
にこにこ忍者さんからも何気に参加表明(?)が。
しかもにこにんさんは「俳句が趣味」なんですってぇぇ〜。
普通の句会とは全く違いますが、
よければどうぞお遊びにいらして下さいませ。
(こでまり)
江戸情緒あふれる名句の数々拝見しました。
>ご常連のお目にとまらなかったかと
わちゃちゃちゃー。こっそりあとからレスしたのに、
思い切りお目にとまってしまいました(^_^;)
にこにこ忍者、大ピンチの巻だニン
(にこにこ忍者さん)
ニコニコ忍者様しっかり目にしましたよ、デビュー楽しみにしております
(ぐりさん)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 TERAIさんの五七五 

「人はみかけに」は平成版でもテレ朝版でもドラマ化されているそうですが、私は初代の作品しか見たことがありません。昨年(というか「人はみかけに」は今年の1月でしたね)のBS再放送と見比べてみました。坂東八十助さん政吉にとてもピッタリですね。句数制限のことは承知しているのですが、どうしても6句になってしまいました。すみません!
 (UP後に)
「はいくりんぐ」拝見して来ました。紫陽花が咲き乱れていますね〜。私は白い紫陽花をすっかり見落としていました(紫陽花さんスミマセン)。新しい3人の方々の御作も素敵ですね。これからもよろしくお願いします。
(TERAIさんの談)

泣き声はすぐやんで、男の声で子守歌らしいのが聞えた。
  (略)
東吾に団扇の風を送りながら、るいは少々、羨しそうな声を出した。
「あたしも、あんな赤ちゃんが欲しい」
「人は見かけに」より
   
子守歌 聞いてわが子を 望みつつ
   

るいさんの想いが切ないですね。他の子供の世話をすることが多いからなおさらですね。
(すみれさん)
子供の世話をするたびに、るいさんの中にはその思いがあったのでしょうね
(ぐりさん)



二つの帯どめの、あとからの一つを、東吾は、るいと相談して、兄嫁の香苗へ送ることにした。
「人は見かけに」より
   
お揃いの ねずみの嫁入り 義姉とるい
   

私と同じポイントでした!「お揃い」がとても意味深長ですよね。
(ななかまどさん)
るいさんに神林家への遠慮があったこの時期、「お義姉さまとお揃い」というのはうれしく思うのも申し訳ないような思い、でもいい物だし喜んで下さったら、という願いもあったろうし…と改めていいシーンだなと思いました。
(のばらさん)



初代版では東吾さんの方からかわせみの宿直を言い出していますね。
   
兄の命 大手を振って 逢瀬遂ぐ
   

私もここ詠みたかったんですけどダメでした。スッキリと詠まれていていいですね。
(麦わらぼうしさん)
「逢瀬遂ぐ」と言い切るのが男のかたの御句らしくていいと思います。
(コシキブさん)



遠くから、正兵衛は眺めた。
「今日は、これで戻ります。悴と談合致しまして……又、出直して参ります」
「人は見かけに」より
「三両が 悪事露見の はした金」というのも考えたのですが…。
   
正の字が 二人揃って 悪事為し
   

コメントのお句で思ったんですが、何で正太郎はおていさんに三両を渡したんでしょうね。スッキリ手を切るつもりだったのか、少しは情があったのか。でも親の「正」が部屋を確かめて、息子の「正」が小判を取り返しに来たのだから、やっぱり情はなかったのでしょうね。
正の字が揃う、という視点がユニークでいいですね。
(麦わらぼうしさん)
「正」の字が付くのに「悪」い奴でっていう観点が面白いですね。全然思いつきませんでした。
(浅黄裏さん)
「正の字が…」 「正」の字が揃う…そうだなぁと言われてみて気がつきました。平岩先生は意識して「正」のつく名前をつけたんでしょうか。
(紫陽花さん)
深川の大棚の息子だと言っているところが正直なのか、まさか追っかけてくるとは思っていなかったからなのか ほんとうに正の字っていい字なのに悪い人たちでしたね 全然気が付かなかったところです
(ぐりさん)



   
打算から まことの愛が 芽生えたり
   

おていさんの立場では、好きになっても自分からは何も言えなかったと思うんですよ。「芽生えた」のが政吉さんの方らしいのが、嬉しいです。
おていさんと政吉さんについて、みなさまいろいろ深く読み込んでらっしゃるのですね。私は単純に、ああ、うまくまとまってよかったな、と思いました。TERAIさまのこのお句のような感想を持ちました。
(麦わらぼうしさん)



これは原作にはなく初代版のテレビに出て来る場面ですが、ルール違反かな?
   
あっお前! 兄上の居間で ご対面
   

この場面は、一番のドンデン返しの場面でしたよね。町人からキリッとした侍姿への八十助さんの変化が良かったです。
いいですね。「人は見かけに」の駄目押しの名場面ですね。ドラマから入った私としては、このお話の象徴のような句ですね。
(bf109さん)
東吾さんのびっくりした顔と政吉さんの照れた顔が印象的でしたね そこをうまく詠んで見えると思います
(ぐりさん)
わたしは初代のこのシーン、見てないのです。見てみたい!!
(のばらさん)



 あるみさんの五七五 

何事がおこったのかと。皆様の尽句!で、はいくりんぐをちょっと覗きましたら素敵で、楽しい句がいっぱいでした。私、作ったことないんですけどやってみようかな… 初めてで照れますが。
 (UP後に)
今日(UPの日でした)、退院しました。お見舞いのお言葉をいろんな方から頂いてるみたいなんですけど(同居人からの報告)、本当に有難うございました。で、はいくりんぐ…きゃ〜恥ずかしい。でもちょっと7月のお話が待ち遠しかったりして・・・。
(あるみさんの談)

珍しく、さわやかな感じのする朝早くに、大川端の「かわせみ」を旅立って行く男女があった。
  (略)
男は、赤ん坊を抱いていた。
「人は見かけに」より
   
みどりごに幸多かれとねずみ達
   

あるみ様、ようこそ「はいくりんぐ」へ!
掲示板にチラリと書いたひと言を、見逃さない皆さんからのラブコールに、怖れをなさずにご参加くださってありがとうございます。その後骨折した左腕はいかがでしょうか。
思えばこの赤ちゃんがいたからこそ、すんなり「かわせみ」に逗留でき、それが事件解決にもつながり、旅立ちが新しい家族のスタートにもなったわけですが、実父を捕えたのが政吉さんということを考えると、先々不安もありますね。だからこそ、「幸多かれ」という言葉が胸に響きます。
あるみさんの御句の、赤ちゃんと政吉の作った細工とを結びつけた発想が素晴らしく、また、これから育っていく赤ちゃんに対する暖かな思いやりがいっぱいに感じられて、大好きな作品です。もうこれから毎月、腕が鳴るって感じですね?
(たまこさん)
あるみさま、はいくりんぐデビューおめでとうございます!みどりご、ねずみ達、お話のポイントとなる言葉を使われて、「人はみかけに」のシメにふさわしいお句ですね。
(麦わらぼうしさん)
おていさんの赤ちゃん、ねずみ達に守られて本当に幸せになるといいですね。ねずみが一生困らないだけの米俵を運んできてくれたりしてね。
(浅黄裏さん)
「みどりご」つながりでうれしかったです♪ねずみは多産で縁起がいいそうですし、あたたかくおめでたい感じ!わたしはあんまり図柄について考えてなかったのでやられた〜って感じです。
(のばらさん)
ねずみと赤ちゃんの取り合わせが政吉さんの帯止めのおかげで、とても可愛いい♪骨折は完治するまで長引くこともありますからお大事に…「幸多かれと」はご自分への予言?にもなりましたね。
(すみれさん)
「かわせみ」では、悪党の実子が、良い養親に育てられて心身ともに健やかに育つ話も多いですよね。この赤ちゃんも幸せになって欲しいです。
(ななかまどさん)
「みどりご」「幸多かれ」という清々しい言葉で、この作品がもつ読後感を見事に表現されていると思います。
(コシキブさん)
赤ちゃんとねずみを結び付けられたところがいいですね 始めてなんて思えない句です 宗なんですね政吉さんは赤ちゃんの父親を捕らえる側だったのですね 其れを知ったら〜チョット不安ではありますね
(ぐりさん)



 ななかまどさんの五七五 

貧しいおていさんは贋小判の存在さえ知らなかったはず、それにつけ込むなんて許せない!それにしても、兄上の手がけている事件を知っているとはいえ、真贋にすぐ気付いた東吾さんはプチ富豪刑事のようです。
 (UP後に)
「短夜の夢賑やかに 毬の門」 ← 新しい方が3人も来られて、私も嬉しいです。最近やっと、お一人お一人の句風(と言うのでしょうか)が感じ取れるようになってきました。同じお話をベースにして、17文字だけで表現しているのに、本当に個性が表れるのですね〜〜。
(ななかまどさんの談)

   
語らへば 団扇の風の 乳くささ
   

身近に赤ちゃんのいる、あたたかで幸せな雰囲気が感じられますね。
乳くささがほのぼのとしていていいなと思いました
(ぐりさん)
「団扇の風」つながりが嬉しかったです。部屋の中にほのかに匂うお乳の香り。いつものかわせみとはちょっと違う空気であることをお上手に表現されましたね。流石です!
(コシキブさん)



「るいとお揃いだとは、おっしゃらないで下さいまし」
と、るいは遠慮したが、東吾は、ありのままを香苗に話した。
「よく出来て居りますのね。見事な細工……」
香苗は眼をみはって帯どめを眺め、東吾に礼をいった。
「人は見かけに」より
   
相嫁の 帯どめきらり 夏火鉢
   

相嫁という言葉もいいし、きらりという表現と夏火鉢という言葉がすごくマッチして、文字どおりキラリ!と光っているお句ですね。
(麦わらぼうしさん)
夏火鉢って、「昼行灯」みたいな用例もあるらしいのですが、このお話では普通の火鉢として登場してるみたいですね。この時点ではまだ周囲に認められていない仲の二人ですが、こうしてだんだんと神林家とも縁ができてきたんだなぁと思いました。
(浅黄裏さん)
優しくてきれいな響きの言葉ですね(^-^)
(のばらさん)



   
兄上に 敵も味方も踊らされ
   

私も同じ視点で詠んだのですけど、テンポがよくていいですね。結局、兄上には敵も見方もかなわない、って事ですね。
(麦わらぼうしさん)
発句ポイントは同じなのですが、上級者の出来と感じました
(すみれさん)
シンプルイズベスト的な句のように思います。兄上の思慮深さや、話の筋なども含まれているようで。
(bf109さん)
ここも詠みポイントでしたね 兄上は役者が上ですね 東吾さんのこともお見通しと言う感じですものね
(ぐりさん)
なるほど!わたしは全然思い浮かばなかった視点、スッキリ見事に的を射ていてうなりました。
(のばらさん)



「あいつが、お上のお手先をつとめる隠密とは、人は見かけによらないものだな」
甲府代官所のお手先で、贋金作りの探索に加わっていた男だとは、兄の通之進から知らされたことである。
「人は見かけに」より
   
木下闇 甲斐の天知る人も知る
   

最初は一組の母子の行く末に焦点があてられていましたが、後半は一転して「贋金作り」という大事件へ移っていった展開を、「甲斐の天知る〜」と大きく詠まれましたね。
「木下闇」 材木に贋金を詰めるとは、木も嘆きますよね。この言葉から木の悲しみも伝わってくるようです。
(すみれさん)



 みちころんろんさんの五七五 

以前から『はいくりんぐ』を拝見させていただいておりましたが、私には絶対無理!と思っておりました。が、先日、ポン!と背中を押していただき超ド級の初心者ながら、季語も文法もなにも考えずに作ってみました。送信後、自分のあまりの無謀さにすぐに布団をかぶって寝てしまいました。本当に作句となるとズブの素人で見たまま読んだまま聞いたままそのままを表すことしかできない私です。大好きなお話ですが、これを「五七五」にあらわすというのはとても難しいことでした。
 (UP後に)
「ドキドキと鼓動を抑えのぞき見る」…という感じで、こでまり宗匠のお宅にお邪魔してまいりました。穴があったら入りたいほどの心境ですぅ〜(>_<) 御常連の皆様の素晴らしい御句を前に冷や汗タラタラです。でも、ありがとうございます。恥ずかしいけれどうれしいような…微妙なこの感じはいったいなんなのでしょう?ロムだけだった「はいくりんぐ」でしたが、参加するのもなんか楽しいかも♪♪♪ みなさま、よろしくお願いいたします。
(みちころんろんさんの談)

始まりは雨の中でしたが、全て解決して旅立つ時には未来を暗示するかのように明るい陽射しが…
   
来し時は 紫陽花をうつ 雨の中 帰りし時は 朝陽浴びつつ
   

みちころんろん様、ようこそ「はいくりんぐ」へ!
先ずはお話全体を大きくつかんで、政吉さん&おていさんを詠んで下さいましたね。(でも東吾さんの朝帰りの歌にも読めるわ〜)このお歌の解説を読みながら、チャゲ&飛鳥の「始〜まりは〜いつも〜雨〜」を口ずさんでしまいました。
私は梅雨の無い北海道の住民なので、真夏にからっと元気に咲く紫陽花が好きです。そのせいか、下の句の紫陽花の活気にひかれました。
(ななかまどさん)



もしかすると政吉さんは決めていたのかも…この仕事が終わったら…と
   
せいを出す 細工仕事の 合い間にも 赤子の笑みに 心癒さる
   

あわて者で、勝手にお名前を変えてしまって御免なさい。すみれのこと覚えてもらえて?けがの功名と思うことにします。詠みどころを押さえて短歌に俳句にと素敵な才能をご披露いただき、毎月の楽しみが増えました♪
(すみれさん)



   
帯留の花嫁御寮に心ひかれる
   

私も帯留めで一句詠んでみたかったのですが、まったくだめでした。柄が「嫁入り」であることにも考えが至らなかったです。
(浅黄裏さん)
帯どめのデザインが花嫁行列じゃなかったらるいさんもそれほど欲しがらなかったのではと思ったのですが詠めなかった〜
(紫陽花さん)
私も帯留で読んでみたかったんですが詠めませんでした
(ぐりさん)



それにしても、柄にもない弟からの贈り物に対して、兄の通之進はどういう不審をもったのだろうか。
「人は見かけに」より
いかなる時でもお勤め大事、そしてつま(夫・妻)大事、そこから解決の糸口が…
   
帯留めに 目を止め 妻に尋ねるは キラリと光る 夫(つま)の眼力
   

こちらは通之進さんご夫妻ですね。香苗さんは東吾さんや麻くんの話をよく聞いて、必要なことを選んで通之進さんに伝えるとどこかにありましたが、このお話でもその連携が光っていたのでしょうね。
夫唱婦随と兄上の眼力の凄さをうまく読んでいらっしゃいますね
(ぐりさん)



東吾は上布の着流しで、源三郎も絣の単衣という同心らしくない恰好で、大川端を右にみながら、永代橋を渡って深川へ入った。
  (略)
よく晴れていて、天の川がくっきりと白い。
「人は見かけに」より
この二人が並んで歩くシーン、なんとも言えず好きなんです
   
天の川着流し姿の友二人
   

みちころんろんさま、はいくりんぐデビューおめでとうございます!(初心者ながら、季語も文法もなにも考えずに作ってみました)はい!同じです!参加して十ヶ月程ですが、いまだそうです!こちらは、かわせみを愛する心があれば誰でも参加できますから(ですよね?こでまりさま)これからもよろしくお願いします!「天の川〜」初めてといいつつ、こんな素敵なお句を作られて、すごいです!
(麦わらぼうしさん)
「蒲団かぶって・・・」には笑っちゃいましたがどうしてそんな〜〜〜!!いい御作がいっぱいで前からご一緒してたみたいです。「天の川」のお句のところ、わたしも好きなシーンなのですが浮かびませんでした。好きなお句です♪
(のばらさん)
優しいお言葉をありがとうございます。無謀なことをしてしまったと冷や汗タラタラながらも自分の句には目をつむり(>_<)、皆様の素晴らしい御句を堪能させていただきました。 でも、一つのお話からこんなにもたくさんの作品が生み出されるのですね(*^_^*)冷や汗かきつつも、投稿以降、なぜか頭の中を五七五が駆け巡っております。「はいくりんぐ」恐るべし♪♪♪
(みちころんろんさん)
親友二人のいい風景ですね。 大川じゃなくて「天の川」というのが画になっている ようで。
(bf109さん)
私も同じ場面を詠みましたが、「天の川」は全く見逃していましたよー。短歌のほうもとても初めてのかたとは思えないレベルと思いました。
(コシキブさん)
東吾さんと源さんのおなじみの姿うまく詠んでいらっしゃいますね 私も二人が連れ立って歩く姿好きです ほんとにどの句も始めてなんて思えない句です
(ぐりさん)



 すみれさんの五七五 

「人は見かけに」 かわせみの中でも珍しいタイトル、この「人」は誰のことなんでしょう?単純に考えれば政吉さんを指すのでしょうが…どんな人にも「見かけによらず…」はあるものですね。見かけは確かに大事だけれど、良い意味で意外性のある奥行きのある人間、そんな人になりたいなぁ。(無いものねだり)
今月も新人さんが参加されたこと、嬉しいですね。上達しないけど、自分なりに五七五の世界が広がる楽しさを味わっておりますのでよろしくお願いします。
 (UP後に)
今月のお話、一番乗りかと思いきや、皆様お早い♪新しく参加の方も多くて読み応えがありますね。(^^♪強力新人お三方の参入でより賑やかに充実していて、宗匠のうしし(~o~)が聞こえて来るようです。紫陽花の場面、文章は短いのに全部詠みが違う!いつもながらこの「はいくりんぐ」の面白くてコワいところですね。
(すみれさんの談)

今回、一番得をしたのはおていさんと赤ちゃんですね。おていさんは「若くて健康だけがとりえのような娘」、計算づくでした行為ではなく、母性がお腹の子の父親へと旅立ちをさせたのでしょう。もらっていた小判(贋金)が政吉さんを呼び寄せ、そして、かわせみの前で産気づくのは天の采配、赤ちゃんがお母さんを助けたことになるんじゃないかな?
   
紫陽花や赤子呼び込む雨の宿
   

紫陽花が時節がら咲き乱れていて、こでまり宗匠の分類なら(2)呼び寄せ派になりますかねぇ…
(すみれさん)
紫陽花の句私も読んでみたかったです でも全然気が付きませんでした 皆様それぞれに視点が違うと言うところがすごいです
(ぐりさん)



東吾をみて、慌てて立ち上った拍子に、膝の上の帯どめが畳に落ちて、ころげた。
東吾が拾ってみると、すあかで彫った、ねずみの嫁入りである。
「人は見かけに」より
政吉さんが作った帯止めに見とれるるいさん、細工の見事さもさることながら花嫁行列に自分の憧れを重ねてみていたのかも…
   
帯止めに夢を重ねる夏座敷
   

帯どめの図柄に自分を重ねるという女性らしい視点、私はすっかり欠落していました〜。
そうそう、るいさんはきっとそういう気持ちも込めて眺めていたと思うのですよ〜私も同じ視点で詠んだのですけど、出来が違います…
(麦わらぼうしさん)
図柄が「ねずみの嫁入り」だということにまったく頓着していなかった私です。すみれさんのおっしゃるとおり、そういう思い入れを持って眺めていたからこそ東吾さんが来たのにも気づかず慌てて立ち上がったんですよね。恐れ入りました。
(浅黄裏さん)
帯止めは今回重要な小道具でしたよね。私は詠めませんでしたが、こんなふうにるいの心情に季語までからめておつくりになられて、すみれ様はやはりすごいです。
(コシキブさん)
このシーンのおるいさんの様子、何か気になったものの、詠めませんでした。すみれさんのこのお句、いいですね。手の平におさまる素敵な小物を眺めて夢を重ねる…、いい場面を、心象をクローズアップされたよう、少し屈託しながら夢見ている、るいさんの表情も見えてくるように思いました。
(のばらさん)



東吾さんは通い夫で狸穴へ行けば会えない日々が続くし、ゆっくり泊り込みしてもらえない事が多いですから。それゆえ、この頃の若い二人の逢瀬はより激しくて、ちょっと情念系いれてみます。
   
青蚊帳に熱い吐息の溢れ満つ
   

ハイッ、ありがとうございます。この日の東吾さんは宵のうちから大胆ですね。
キャ!熱い空気が伝わってきそうなお句ですね。
(麦わらぼうしさん)
うーーん。この場面は、詠むより詠まれたいですね。お相手が「るい」さんなら代わりに私が・・・?暑さも気になりません。江戸時代と同じく、我が家では「団扇」を使ってます。扇風機も使ってますがね。暑さには耐えられると思いますが、「東吾」に切られてしまうか?。
(bf109さん)
暑い〜(^-^)キャ〜〜暑いです♪そしてbf109さん!!切られます!絶対切られます!嘉助さんも得物を持ってくるだろうし、お吉さんも来ますって!ご用心召されよ〜〜。大胆さに受けました(^▽^)
(のばらさん)



赤ん坊は、男のたくましい腕の中で、よくねむっている。
「いろいろと御厄介をおかけしました。もしも、甲州のほうへお越しの節は、必ず、おたずね下さい」
「人は見かけに」より
赤ちゃんの実の父親は囚われたけれど、この母子はもっと頼りがいのある父親を手にしたわけで…、政吉さんの素性も納得で、後味の良いお話でした。通之進兄上様は今回も東吾さんを上手く掌の中で遊ばしておいて、見事に事件を解決してしまうのですから、敵うお方ではない(笑い)…
   
おとぼけのお株とられて渋団扇
   
夏の朝親子の旅路晴れやかに
   

「渋団扇」のお句も素敵ですね。柿渋を塗った団扇だそうですが、漆を漉す紙にも渋引吉野紙というのがあるのを最近知りました。
(TERAIさん)
「おとぼけの〜」いくつになっても兄上には敵わない東吾さんですが、この頃は若いせいか、一層やられましたね。悔しがる東吾さんの顔に、鬼おこぜのご隠居の顔が重なって見えました(笑)。
(ななかまどさん)
渋団扇というところがいいです
(ぐりさん)
「おとぼけの」渋団扇がいいですね!鬼オコゼといい、すみれさんのサラッとした例えはいつも特級です〜。
(のばらさん)



 コシキブさんの五七五 

「人はみかけに」は何度も読み返した話ですしドラマでもおなじみですが、五七五づくりの視点で読み返すと今まで気がつかなかった言葉や道具立てを楽しむことができました。改めて「かわせみ」の奥の深さを感じました。詠んでみたい所はいっぱいあったのですが、力量不足で…。情念系の皆様の競作が楽しみ♪
 (UP後に)
UPありがとうございます。楽しみにしてました!三人の新人さん、私も2年近くロムしたのちに今年から参加させていただいてる新米です。ごれから同期としてごいっしょにがんばりましょうね。にこにこ忍者さま、はいくりんぐがアナタを呼んでますよ〜。お待ちしてます。今月は紫陽花、ねずみ、蚊帳といった言葉の競作がとても 興味深く、いまだに楽しませていただいております。「競作の巻」という趣ですね。鑑賞くらべがまた楽しいひとときなんですよね。
(コシキブさんの談)

冒頭の場面です。「かわせみ」の玄関先に白い紫陽花が咲くのを初めて知りました。青や紫ではなく、白い紫陽花というのが印象的ですね。陣痛を起こして駆け込んだ二人は見る余裕もなかったでしょうが…。
   
紫陽花の露蹴散らして二人連れ
   

おっとりと咲く紫陽花に、蹴散らされる露…。静と動の対比が鮮やかですね。蕪村の「鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉」(共通一次・古文の必修俳句でした)のような緊迫感が好きです。
(ななかまどさん)
ななかまどさんの感想の「静と動」ほんとに、ほんとにとうなずいて読みました。緊迫感があってしずくが見えるようです。揺れる紫陽花と飛ぶしずくと、草鞋の足の裏…そんな絵を思い浮かべました。
(のばらさん)



「男の子でしたって……」
るいが、なんでもいいから洗いざらしの木綿を用意するようにと医者にいわれて、自分の部屋で行李を開けていると、お吉がまっ赤な顔で入って来て、そう教えた。
「人は見かけに」より
政吉が「かわせみ」に駆け込んだのは偶然だったのでしょうか。実は隠密という事情を考えると、安全な場所におていと赤ちゃんを置きたいという意図があったのかな、とも考えられますが、わかりませんね。どちらにしても世話好き揃いの「かわせみ」でお産が出来ておていさんも赤ちゃんも本当に良かった!
   
客部屋に響く産声梅雨晴間
   

紫陽花のところが読みポイントだなんて全然気がつきませんでした でもご本家のお試し版を見たとき紫陽花が印象的だったのでUPを拝見したとき納得できました。ところで、初代版の放映では最後に政吉さんは最初からお兄様と連絡が行っていてかわせみにとまったことが明かされると言う設定になっていたと思うのですが浅黄裏様とコシキブ様が其れを深読みされているのに驚きました、凄いです、NHKの脚本書いている人も深読みしたんだろうか、?だとしたら脚本書いた人かなり「かわせみ」に精通していた?とか思いました
(ぐりさん)
通之進さまたちが贋金作りについて調べているという事で、かわせみに落ち着いてからは、なにか連絡はあったのかな、とは思いましたが、最初からかわせみを目指していた、というのは考えつきませんでした。なるほど。
(麦わらぼうしさん)



風呂上りの東吾さんに風をおくるるいさん。東吾さんに心地よい風が届くように力加減も距離も考えてるんだろうなあ。この頃はまだ一緒に暮らしていないから、二人で過ごす時間は貴重で濃かっただろうし、るいさんが背中を見つめる目も熱かったでしょうね。東吾さんも風に愛を感じてたでしょう。
   
恋人は団扇の風の届く距離
   

いいですねぇ、冷房や扇風機を使うこの頃では見られないこの風情。近すぎると団扇が当っちゃうし、離れすぎたら風が届かないし。涼しいんだけど、お熱い距離ですね。
団扇の距離、いいなぁ。こういう情緒ってエアコンじゃ絶対ないものですよね。
(あっちの管理人さん)
団扇の風の距離感も目からウロコ!宗匠の「近すぎると当たっちゃう」にも受けました。わたしも手になんか持つとついバシバシ殴りたくなっちゃう方で(そういう意味のコメントじゃないんですよね、失礼しました〜)。
(のばらさん)
あっちの管理人さん、拙句にお褒めの言葉をありがとうございます。
(コシキブさん)
東吾さんが一番心地良いように風を送るるいさん。こういう所に気づかれるという事は、コシキブさまも、旦那様にしてあげているのかな?
(麦わらぼうしさん)
好きな人に風を送ってあげる・あげたいという気持ちの持ちようがるいさんらしくていいですね。昔も今もこういうことが出来ない私には眩しいばかりです。「近すぎると当っちゃうし」の宗匠のコメントにも受けました。
(浅黄裏さん)
宗匠の団扇の「近すぎると当たっちゃう」というのも経験がないと言えないコメントでは・・・
(たまこさん)
おーっほっほ、姐さん、それは「想像力」と言ってくださいまし…ふぅ ちょっと、ぐやじい
(こでまり)
目から鱗がパラパラと落ちました。自分で自分に団扇を使ってばかりで、だれかの為に汗をしながら団扇を扇ぐこと…ずい分長い間しないなぁー
(すみれさん)
団扇の風の届く距離と言うところが二人の思いの深さを感じさせていいですね。 私もこういう句詠んでみたいです
(ぐりさん)
すみれ様の感想で書いたように、我が家では「団扇」は現役です。畳に座って家族でテレビを見るとき、暑くて奥方が「団扇」を使うと、近くの私の所までそよ風が来て自分で扇ぐ必要がなくなります。そんな感じの場面ですか?
(bf109さん)



それから五日ばかりして、東吾が八丁堀の道場で、終日、与力、同心などの子弟に稽古をつけていると、日が暮れてから、ひょっこり、畝源三郎が顔を出した。
「夕涼み方々、深川まで行きませんか」
  (略)
もうすっかり夜で、橋の上からは星空が美しかった。
「人は見かけに」より
「丸正」を偵察にいく東吾さんと源さん。この場面も絵になる光景ですよね。元祖ドラマでは気流しで歩く東吾さんと源さんのシーンが結構あったと記憶しています。
   
着流しで男二人の夕涼み
   

「男二人」で、というのが気持ちいいです。莫逆の友のすがすがしさですね。
(ななかまどさん)



うふふ、これはおまけです。実は葦戸から打ち水までは、京都の夏を紹介する文章からメモしておいたのですが、あとでじっと見ていたら、最後に5文字つければ五七五になるじゃん!と気がつきまして…。だから本当に「かわせみ」に葦戸や御簾があったという事ではありません。堪忍して〜♪
   
葦戸 御簾 蚊遣り 打ち水 夏の宿
   

夏の「かわせみ」には、これらが全部揃っていそう。そしてとうとうコシキブさんも「気がつけば五七五」を数えている生活になったのですね〜!うひひ
宗匠に提出した数日後に「今日のお話」が始まり、かわせみに「葦戸」があったことを発見。(天下祭の夜だったかな。)それが嬉しかったんです。やっと言えた〜。
(コシキブさん)
ずらっと並べるのってやってみると気持ち好さそうですね。昨年の夏「お役者松」蛍様が夏の風物を並べておいでになったの(麦湯冷え白玉夜見世暑気払い)を思い出しました♪
(すみれさん)



 浅黄裏さんの五七五 

このお話も好きです。文字通り「人は見かけに」の展開も好きですし、読後感も爽やかですし。政吉さんの生い立ちをつらつら考えてみたのですが、育ちは悪くなさそうですね。錺職というのが意味深で、その腕を買われて贋金作りの一味に誘われたけど最後までは悪に染まらず代官所のお手先になった…などと妄想してしまいました。おていさんのどこにそんな魅力がなどと思わないでもないのですが、政吉さんが「赤くなって打ちあけ」とありますから惚れたんですよね、おていさんに。おていさんから思い浮かぶのは「善良」という言葉でしょうか。少し荒れていた過去を持つ政吉さんにはこの善良さがなにものにも換えがたい魅力なのでしょう。
 (UP後に)
今月は競作ポイントを全部はずしたと思っていましたが、最初の紫陽花のところがポイントのひとつでしたね。このお話は好きだというお仲間が多くてとても嬉しかったです。初参加の皆様のお句も拝見しました。どうぞこれからも宜しくお願いします。こうして参加していると例えば「お句」がすぐに出てくるのに「奥」が出て来にくいPCになったりするんですよ〜(笑)。うちだけかな?
(浅黄裏さんの談)

政吉さんがおていさんを運び入れたとき、かわせみの表には白い紫陽花が咲いていたんですよね。浅読み(?)すればこの紫陽花に誘われてかわせみに駆け込んだのだとも思いました。次に深読みして、私が勝手に考えたことなのですが、ひょっとして政吉さんはあらかじめかわせみの存在を知っていたのではないでしょうか。甲府代官所のお手先としておていさんに近づいて江戸へ旅することになったときにおそらくは代官所から江戸町奉行所へ連絡が取られていたのではないか、その過程でかわせみに宿をとるように指示されていたのではないかと。陣痛がどのあたりから始まっていたのかわかりませんが、江戸に入ったころから「もうすこしだ。」とおていさんを励ましながら大川端を目指していたのではないかと思いました。この句は浅読みの方の句です(笑)。
   
紫陽花やもの言わぬ身が人を呼び
   

浅黄裏さん、お帰りなさい!って言うか、拙宅にとって記念すべき「海外初投句」をありがとうございます!(あ、北海道にも九州にも海を越えたご常連様はいらっしゃるのですが)
「かわせみ」に泊った「深読み」についてはコシキブさんも同じ視点でしたが、私は目からウロコでした。
浅黄裏さま、「今月の五七五」復活おめでとうございます!そしてやっぱり読み応えのある(浅黄裏さんの談)。政吉さんの生い立ちにはなるほど、です。言われてみればそんな気がします。
(麦わらぼうしさん)
ドラマを先に見ている私は、政吉は初めから「かわせみ」を目指していると思っていました。やっとの思いでたどり着いた「かわせみ」で最初に目に映ったのが「紫陽花」でしょうか。どんな気持ちだったのでしょうね。
(bf109さん)
(政吉がかわせみに駆け込んだ意図について)浅黄裏さんと同じことを考えていたのが嬉しいー。だっていつも浅黄裏さんの深い読みに感心していたんですもの。少しは近づけたと思うととても嬉しいです。
(コシキブさん)



「こないだは、おいてきぼりをくわせたからな」
冗談だと思っているるいは、忽ち、東吾の腕の中で息がつまるほど抱きしめられ、やがて、官能の虜になった。
「人は見かけに」より
上五を「宿直して」とも考えたのですが、それだと東吾さんが主語になりますね。ここはやはりるいさんを主人公にしてみました。今この頃はまだるいさんに眉があるんだなぁと思いつつ。
   
眉あつめ足で押しやる夏火鉢
   

きゃ。「台北に 行っても健在 情念系!」ってところでしょうか。(コホン、失礼)
浅黄裏さまもあつ〜い句で復帰うれしいです!!「足で押しやる」にはクラ〜ッとしました〜〜〜。おしやってる「足」はるいさんですか?いや、るいさんはしないかな、東吾さんかな、でもるいさんの足の方が色っぽいかも〜と昼から妄想してました(^▽^)。
(のばらさん)
浅黄裏さんの「足で」の御句は上の本文引用を見るまで意味がわかりませんでした。「ん?何か両手で抱えて歩いてんのか?」とか。なんちゅーアホンダラじゃ私は。
(たまこさん)
これは是非とも小ぶりで涼しげな夏用の火鉢を想像してください。錆浅葱の地色に白の模様が入ったもの。倒して灰をこぼしたりしないように片足の指の先で少しづつ脇に押しやることができるくらいの軽いもの。冬用のドデカイのを足裏でズイッと、ではなくです(笑)。
(浅黄裏さん)
足の主はるいさんでしたか…。私もちょっと気になりました。東吾さんが蹴飛ばして倒してしまわないように、隅っこに押しやってるんですね。唯一動かせる足だけで・・。浅黄裏さん流「技あり情念系」ですねー。
(コシキブさん)
火鉢は蚊やり用の小ぶりのものですか?それをるいさんの白い足が少しづつ蹴飛ばす、想像してしまいました
(ぐりさん)
蚊遣りの夏火鉢を押し遣る足先も色っぽいし(浮世絵の小さな爪先の絵を思い出しました〜)
(はなはなさん)
初めからかわせみを目指していた政吉さん、うーーん、浅読みしたので(汗)押しやる足も場面を想像して(*^_^*)赤くなっちゃいます。
(すみれさん)
おたま姐さんの↑を読んで、「手に何か抱えて足でふすまを開けてる姐さん」を想像してしまいました。(わはは)
(こでまり)
私も感想を書いてからヤバイと思ったんすよね〜〜宗匠がそういう図を想像するんじゃないか(さらには、日常的にそういう生活をしていると確信するんじゃないか)。それからまた別の誰かがさっそく物語に書くんじゃないか(なんせ、絵草子だの資料だの抱えて持ち運ぶことの多いおたまなので・・・足で襖を開けたらそこに畝様が:ガガーン!)
(たまこさん)
私は浅黄裏さんのお句を拝見して、しっかり初代「かわせみ」の東吾さんとおるいさんのラブラブシーンを思い浮かべましたよ。櫛がぽとり・・・るいさんの足が・・・ たまこ姐さんもそのシーンを見ていれば、「何か両手で抱えて」なんて発想にはならなかったと思うんだけどなぁ(笑)
(あっちの管理人さん)
夏火鉢、実はわからなかったんです。普通の火鉢より小さい夏用の火鉢があるのかとか、普通の火鉢に夏は水をいれ金魚でも飼うのかとかととんでもないものを想像していました。検索したらショッピングでいろいろ売っていたのでびっくりしまいした(笑) 夏の風情として詠みたいなぁと思いましたが、出来ませんでした。これを詠む人はいるだろうとは思いましたが、“足でそっと押しやる”なんて想像はしませんでした
(紫陽花さん)
台湾の南国パワーが、さっそく満ち満ちていますね!
(ななかまどさん)
掲示板でもおお盛り上がりだった「夏火鉢」歳時記調べて分からなかったんですが、勉強になりました〜(^-^) 皆さんの感想もおかしいやら、楽しいやら、お句の色っぽさと感想の楽しさで二倍三倍楽しみました!
(のばらさん)



 千姫さんの五七五 


今回、東吾には、あっさり聞き流されてしまいましたね〜
   
じょうぶな吾子(こ) この子をひとつ 下さいな
   

そうそう、意外にあっさりでしたね〜。
千姫さま御作はふたつともはっとさせられてしまいました。「くださいな」「いそいそと」とてもステキな言葉だと思いました。
(はなはなさん)
ピリッと薬味が効いた俳句、千姫さまの真骨頂で<わたし流>がはっきりしていて素敵だな…
(すみれさん)
私がずっとロムだった頃、千姫様の御句が毎月とても印象に残りました。お言葉の使い方や発想などが独特で個性的だったからです。この御句も千姫様らしい柔らかな言葉遣いがとても「らしくて」大好きです。
(コシキブさん)



早く払って来い、と東吾にいわれて、るいは、いそいそと金包を持って出て行ったが、戻って来た時は、政吉が一緒で、
「どうしても、あなたに御挨拶がしたいとおっしゃるので……」
るいが、嬉しそうに政吉にひき合せた。
「人は見かけに」より
るいは、代金を払いに行った政吉の部屋で「貰い過ぎです」と固辞された時、自分のいい人が「気に入った細工なら安いものだ、と腕を褒めていた」という言葉を言っただろう。でも、「気に入った細工なら安いものだ」と自分の為に、方月館からの謝礼を全額使ってしまう事もいとわない、東吾の気持ちが嬉しかった…間違いない!
   
君が買う 行くも戻るも いそいそと
   

このお句、千姫さんらしくて好きです!生活の心配がないから言えることではあるけれど、やっぱり好きな人からこんな風に言ってもらえたら嬉しいし、それが「いそいそと」によく表れていますね。廊下や階段を行く足音まで聞えるようです。
千姫さんの「いそいそ」がとっても印象的でした。るいさんの弾むような足音が聞えるようです。
(あっちの管理人さん)
ホント、千姫さまらしくていいお句ですね。ちょっと頬を染めているるいさんの顔も浮かんできました。
(麦わらぼうしさん)
いいですねぇ、「君」句シリーズ。普段は、日陰で・地味で・八丁堀の目を気にして、のるいさんの弾むような気持ちがよくわかります。
(浅黄裏さん)
「いそいそ」かー、最近あまり聞かないなー。でも、「嬉しそうに行く」とはまた違った印象のあるいい言葉ですよね。やはり女性に対して使うのが一番合っていますね。
(bf109さん)
いそいそと言うところがとても可愛いるいさんを感じさせて素敵です
(ぐりさん)
リズムも良くっていいですね(^-^)こういうお句は千姫さんだからこそ〜!って感じです。大好きなお句です♪
(のばらさん)



 こでまりの五七五 

今月は、お仲間が三人増えました〜♪ようこそ、ご参加くださいましてありがとうございます。
さて、このお話は最後の最後までどんでん返しが続く面白いお話ですね。五七五もそんな意外性が出せるといいのですが、こちらは相も変わらずです。過去に三回ドラマ化されていますが、私もやっぱり八十助さん(現・坂東三津五郎)の印象が強いです。
(こでまりの談)

うっ、ここがこんなに競作ポイントになるとは…。
今は白い紫陽花がこれからどんな色に変わって(変えられて)いくのか。まだ何も知らない女の子みたいで、愛らしいですね。どうも「うねうね横丁 翡翠京恋桜幻想」が頭から離れなくて、目の前を駆け抜ける政吉さんを、目をパチクリさせて見上げている紫陽花さん…なんて妄想気味です。
   
雨うける宿の紫陽花未だ白く
   

今月は紫陽花が咲き乱れてますが、このお句からは清楚な白紫陽花が控えめに雨にぬれている絵が浮かびます。
(すみれさん)



懐具合のよくなさそうなのは最初からわかっていることなので、るいが承知すると、政吉はどこかへ出かけて行って、すあか(素銅)を買って来たらしく、裏庭の桐の木の下へむしろを敷いて、一日中こつこつと、仕事をはじめた。
「人は見かけに」より
花の終ったこの時季の桐は、きっと青葉を繁らせて、いい木陰を作っていたことでしょう。そう言えば先日書き込みましたが、三重県主催の今年のお題は「木の一句」でしたね!
   
仕事場は梅雨の晴間の桐の下
   

この桐の木って、「桐の花散る」に出てきた、娘をここで見失ったという桐の木ですよね?桐の木がらみでこの二つの話を入れた句詠みたかったんですけど、ダメでした。娘を見失ったけど、赤ん坊が見つかるきっかけにもなったという事で、「人はみかけに」も、赤ん坊つながりで…すみません、全然こでまりさまのお句の感想になってません…
(麦わらぼうしさん)
そうそう、私も「桐の花散る」を思い浮かべました。「かわせみ」の木々は、さまざまな人間模様を黙って見守り続けていますよね。しかもこのお話では、材木を悪用した輩を追う隠密が、身分を隠して木の下で働いている・・・。それを見落とさない宗匠、恐れ入りました<<(_ _)>>。
(ななかまどさん)
わたしも「桐の花散る」思い浮かべました〜。かわせみの木は不思議と印象的ですよね。絵になるシーンで。
(のばらさん)



まん中に駕籠に乗った花嫁姿のねずみがいて、その前後に行列のお供がびっしり彫り込まれていて、小さな帯どめだけに、なんとも精巧な細工である。
「人は見かけに」より
「ねずみの嫁入り」は、天下一の婿を探していろいろな候補者にあたりをつけたものの、結局同類のねずみを選んだというお話。隠密として、人の裏側を見てきた政吉さんが好んだ図柄というのも、わかるような気がしました。
   
身の丈の幸がいいのさ ねずみ彫る
   

宗匠の「ねずみの嫁入り」のお話、わたしはすっかり失念してましたんです。「狐の嫁入り」とごっちゃでした(恥〜)
(のばらさん)
宗匠の解説でねずみの嫁入りのお話、肯けました。いいのさーーこれは政吉さんの心情?いろいろな人に当てはめても興味深くて奥行きがありますね。
(すみれさん)
政吉さん、ねずみが得意なだけで意味はないと思っていました(笑)
(紫陽花さん)
これは政吉の心情のつもりですが、すみれさんの感想のおかげで、いろんな人を思い浮かべてみました。
(こでまり)
帯止めの図柄がねずみの嫁入りだったことに考えが全く及びませんでした…。まだまだ青いですね、私。この御句はそこから更に深く考察されて出来た御句ですね。深い、としか言い様がありません。
(コシキブさん)
程々がいい 其れは隠密に取ってか?政吉さんの心情か たぶん両方ではないかと思いました この句政吉さんの人柄をとても表していると思います ねずみの嫁入りの帯留めとお話を結びつけられたところがさすがと思いました
(ぐりさん)



「こいつを俺に貸してくれ。それから、もし、おていが金を返してくれといったら、別の小判を渡してやってくれないか」
そそくさと、裏から帰って行く東吾を、るいは怨めしそうに見送った。
「人は見かけに」より
「せっかく来てくれたのに〜」って、るいさんの立場では口に出せませんしね。でもちゃんと翌日に来てくれるあたりが、東吾さんのいいところ♪
   
短夜の逢瀬じゃまする贋小判
   

テンポもいいし、スッキリとうまく詠まれていて、こんなふうに詠みたかった!です。
(麦わらぼうしさん)
せっかくきてくれたのに、すぐに帰ってしまう東吾さん 私も恨めしいるいさんの気持ちを詠みたいと思ったのですが〜
(ぐりさん)



気になっていたんです、カッとしてるいさんが庭に投げつけた「帯どめ」。原作にはありませんでしたが、政吉さんの正体がわかってからは、慌てて拾いに行ったんでしょうね。旅立つ三人も幸せになれそうだし、めでたしめでたし。
   
駆け下りて拾う帯どめ梅雨明ける
   

私も気になっていたんです。政吉さんの正体がわかるまで、そのままになっていたのかなあ〜雨にうたれたりしたのかなぁ〜あ、でもその前に湯飲み・茶たくくんたちが拾ってくれたんですよね(?)
(麦わらぼうしさん)
帯どめのその後までは思いつかなかったです。投げ捨ててしまってごめんなさい、の気持ちが「駆け下りて」によく出ていて素敵ですよね。
(浅黄裏さん)
たまこ様と同じく原作の行間の読みを怠らない宗匠ですもの…なるほど…るいさんの仕草が見えるようです。近頃は高島るいさんになってしまいました♪
(すみれさん)
一度は捨ててしまった帯どめを、あわてて拾いに行くのも、なんか「るい」さんらしくて。初代ドラマでは大事に持っていましたね。捨ててしまった「嫁入り」を、また拾う。現実になるかな?
(bf109さん)
リズムが良くておかしくて、お江戸の粋な川柳みたいで好きです!
(のばらさん)



 麦わらぼうしさんの五七五 

「人は見かけに」大好きなお話です〜!そして私も政吉さん大好き♪でも、大好き!と、詠める、は違う、という事をまたしても実感いたしました…
 (UP後に)
冒頭の紫陽花のシーンが、大競作ポイントだったのですねぇ〜。こういう所に目がいかないから、いい句ができないんだな、と実感… まあ、無理する事もないから、やはり私は冗談系を極める(?)のを目標にがんばります!(と、開き直り!)
(麦わらぼうしさんの談)

医者と産婆が帰ってから、るいは新しい晒しで赤ん坊の肌着を縫ったり、古い浴衣をほどいて襁褓を作ったり、宿屋稼業は嘉助とお吉にまかせっぱなしであった。
「人は見かけに」より
かわせみには、思いがけずに赤ちゃんが舞い込んできて、るいさんが襁褓を縫う場面がよくありますよね。この頃は、一緒にはなれないと思っていた頃ですが、こういう気持ちで縫っていたのでは…
   
いつの日か 我が子の為にと 針運ぶ
   

どんな気持ちだったんでしょうね?男には良くわからないところもありますが、やはり嬉しかったのでしょうか。
(bf109さん)
麦様宗ですよね 嬉しいです
(ぐりさん)
千春ちゃんが生まれますよ〜と声をかけたくなるシーンですね(^- ^)
(のばらさん)



庭から、いきなり、るいの部屋へ近づいて声をかけると、るいは、いつもすわっている場所で、膝の上においた帯どめをぼんやり眺めている。
「人は見かけに」より
東吾さんの花嫁になれるのなら、ねずみの姿でもかまわない…そんな事も考えたのでは…(ぼんやり 眺めている)から想像してしまいました。
   
花嫁に なれるのならば ねずみでも…
   

発句の目線が同じでした(*^_^*)嬉しいです♪この頃のるいさんはほんとにいじらしいほどに東吾さんへの愛しさがあふれていますものね。
(すみれさん)
すみれ様のお句は、二人が晴れて結ばれることを念頭に置いたお作、麦様のお句は、未来のことが見えない若き日のるいさんの思いに焦点を当てたお作のように、お見受けしました。見る角度が変わると、全く違う作風になるのですね。勉強になります。
(ななかまどさん)
なんていじらしいお句だろうと思ってしまいました 宗思って見つめていたから東吾さんが来たのにも気が付かなかったのかも〜
(ぐりさん)



るいさんには内緒にしてくれと頼まれ(でも、話しちゃった…)、東吾さんも兄上には内緒にと頼み(やっぱりバラされて…)、でも、その{内緒×内緒}が事件解決の糸口になったということで。
   
解決の ヒントは内緒、内緒事
   

「内緒」がいつの間にか、バラしたりバラされたりしながらうまく解決に結びついたのですが、要は日頃から「奥様」を大切にしていないと、こうはなりませんよね〜。(←って、誰に言ってる?)
内緒、内緒事ーー重ね言葉の響きが素敵ですね。誰の内緒?政吉さんの?兄上の?贋金一味の?色々と思い巡らすのも楽しいです。
(すみれさん)



詳しい事は知らされずに、うまく使われた、って感じですね、今回の東吾さん。結局、兄上、源さん、政吉、それぞれに一杯食わされたので、合計三杯…
   
三杯も 食わされうまく 使われて…
   

あはは〜、「三杯」はよかったですねぇ。東吾さんが一番「食わされ」ましたね。
麦さまの3杯食った東吾さんにも爆笑です♪
(のばらさん)
「三杯も」 わはは、これは受けました。
(浅黄裏さん)
東吾さんも「二杯目」くらいで気がつけばよかったのにね(笑)
(紫陽花さん)
東吾さんて三杯も食わされてたんですか。そういえばそうですね。「うまく使われて」も爆笑ものです。
(コシキブさん)
三杯もこの表現は面白いです
(ぐりさん)



 紫陽花さんの五七五 

今月の五七五です。「人は見かけに」のお話とは離れてしまいました。
はなはなさんが『うねうね横丁』で書いた「翡翠京恋桜幻想」では、おさい(紫陽花)と政吉はいい関係のようなので、そのあたりをねらって見ました(笑) でも結局ふられちゃうのよね〜
 (UP後に)
多くの方が玄関先の白紫陽花を目に留めたようでなんだか我がことのようにうれしい です。「ねずみの嫁入り」ってイソップとかアンデルセンの話だと思っていました。「太陽と北風」の話と一緒になっていたようです。大ぼけでした(笑) 今月も楽しませてもらいました。ありがとうございます。
(紫陽花さんの談)

「御宿 かわせみ」と書いた小さな看板の出ている玄関先に、白く紫陽花が咲き出して、この季節、お定まりの雨が、その日も朝から、しとしとと降っていた。
「人は見かけに」より
   
梅雨空に映える紫陽花大川端
   

宗匠&紫陽花さま、ご一緒できて嬉しい「政吉&おさい=白紫陽花」♪ 気を遣っていただいてとっても嬉しいです。ありがとうございます。妄想なんですけど本編とクロスオーバーできて本当に面白かったです。
(はなはなさん)



裏庭の紫陽花が去年より赤く咲いたのは土を変えたとか肥料を与えたわけではありませんよ(笑)
   
去年より 裏庭の(紫陽)花 赤く咲く

おさいさん、そんな説明しなくても、ちゃ〜んとわかりますよぉ。私の一句目もそのお話がらみだもん。このお句好きです。恋を知った娘さんの隠し切れない変わりようを、うまく詠みこんでいる感じ〜。最近何かあったの〜?
「S.ファロウ」のはなはなさん作
「翡翠京恋桜幻想」はこちら
気持ちの深さを感じるお句ですね。
(すみれさん)
「紫陽花も 人の心をよくわかり」のような感じですか。わたしも昔をおもいだします?
(bf109さん)
またの登場が待たれる政吉!「翡翠京恋桜幻想」 も思い出したこのお話、かわせみ△のパラレルワールド感があってこのお句にニンマリです(^-^)
(のばらさん)




オマケですが、湯のみと茶たくは向かいあっています。湯のみが持っているのは「ねずみの嫁入り」の帯どめです。庭に落ちているのを拾ったそうです。下手な絵でわかりにくいと思います。すみません。
あはははは〜、今月はこう来たか〜。何かを拾ってきたのは、「千鳥の鐔」以来かな。
おまけの湯飲み君とお茶托君、きっとそこだろうなあ〜〜!!と思ったんですよ〜♪当たってうれしい、でも想像してたよりももっと楽しそうでカワイイです!そこか、冒頭の紫陽花の陰にいるような気がしたんですよ〜♪
(のばらさん)
紫陽花さんの今回の作品は、あれをああ使ったか!と膝を打ちました。のばらさんわかってたんですか〜すごすぎ。絵の可愛さももちろんだけど、毎月毎月あんなにユニークで面白い発想がどこから湧くんだろうというのが、いつも思うことです。
(たまこさん)
いや〜、よかったです!ずっと野ざらしになっていたのでは、と心配していたのですが、湯飲み・茶たくくんたちが拾ってくれていたとは!ホッとしました。それにしてもここを描かれるとは!毎月、紫陽花さまのアイデアには感服いたします。
(麦わらぼうしさん)
帯どめはるいさんが投げ捨てた後、雨に打たれたかもしれないのに意外ときれいだったりして。きっと湯のみが一生懸命磨いたのかもね。ふたりの会話が笑えます、うぷぷ。
(浅黄裏さん)
湯のみと茶たくの会話が絶品!「いまいち」が大うけしました♪湯のみくんに帯止め、似合ってますよ!
(すみれさん)
「はいくりんぐ」にも初お目見えの方が3名もいらっしゃってこでまりさんの高笑いが聞こえてくるようです。「はいくりんぐ」には灰色の四角い湯のみと茶色い丸い茶たくが住み着いています。この不気味な者達の存在が“上品で”“高尚な”「はいくりんぐ」の発展の妨げになっては思っていたので、初参加の方がいらっしゃると本当にうれしいです。もともとこでまりさん個人におまけにつけていたもので表にあらわれたのは紫陽花のせいではありません(責任転嫁・笑) なぜ湯のみ茶たくなのか?なぜ手足があるのか?そもそもなんなのか? 疑問は多いと思いますが、気にせず皆様の俳句だけをお楽しみください。
(紫陽花さん)
紫陽花さんが投句の際につけてくださったおまけを、とっとと表にUPしたのは私です。(がはは) だって、かわいいんだもん!それに彼らの行動は、ちゃんとお話に添っているので、常々その絵が 「紫陽花流かわせみ五七五」だと思っています。ご常連にも大人気で、たま〜に「ご本家」にも「S.ファロウ」にも 出没していますね。(それもまた、嬉しい) これからも、どうぞよろしく。
(こでまり)
湯のみくんは帯止めしてるんですね。一瞬フラダンスかと思いました。季節は合ってるし。
(コシキブさん)
のばらさま、こう来るとわかっていたなんて凄いですね 会話が凄くかわいいです
(ぐりさん)



 たまこさんの五七五 

「人は見かけに」とても面白いお話なのに、五七五作りでは、これまでで一番くらい苦労してしまいました。今月は欠席?と弱気になりかけたのですが、どうやら提出にこぎつけました。しかし源さんを詠めなかったのが残念です。
 (UP後に)
詠み所、はずしまくりです〜〜源さん五七五も出来なかったしなぁ。そして、話の中心が何であろうと、情念系を決してはずさないご常連の皆様・・・脱帽です。コシキブさんとの「産声」つながり、宗匠との「帯留め回収」つながり、のばらさんとの「政吉の心情は」つながり等、嬉しかったです。同じ所に目をつけていたというのは嬉しい反面、自分の読みはまだ浅かったな〜とか思っちゃうんですけどね。自分では全然気づかずに通り過ぎていた所を詠まれているものも今回はとくに多く、一つ一つ楽しませていただきました。そして最後になってしまいましたが、ほんとに新人と思えない初参加の皆様、力強い素晴らしい御作ばかりで、今後がますます楽しみですね!
(たまこさんの談)

「かわせみ」に赤ちゃんが舞い込んできたり、幼い子供連れの客がらみの事件に巻き込まれたりという話は多数ありますが、「かわせみ」で赤ちゃんが産まれるという話はさすがに珍しいですよね?このあと、「立春大吉」までに、何か他にあったかな?おるいさんもお吉さんも、さぞあわてた事でしょうね。
   
大川の梅雨空産声響きけり
   

そうそう、妊婦さんのふりをしている人もいたけど、お産はなかったですね。お句の「川」「空」という景の大きさから、産声の元気さまでが伝わってきます。
本当に、響き渡る産声が聞こえてきそうなお句ですね。
(麦わらぼうしさん)
私も「産声」つながりが嬉しかったです。
(コシキブさん)
「産声」も競作ポイントでしたね!耳にした宿中の人の顔がパッと晴れやかになったんだろうな♪
(のばらさん)



「こんな、いい腕を持ちながら……」
例の帯どめを、るいは庭へ叩きつけた。
「人は見かけに」より
政吉が悪人と思って帯止めを庭に投げ捨てたおるいさんですが、真相判明後は、もちろん、取り戻してよ〜く磨いて大事にしたんでしょうね(笑)。ねずみの嫁入りが彫ってあるというこの帯止め、どんな細工になっているのか、見てみたいものです。
   
帯止めをあわてて拾って磨き立て
   

わはは、やっぱり姐さんもそう思いましたね〜。初代のドラマでは、帯どめがバッチリ写っていましたよ。
これも笑えます〜。かたや香苗さんの方の帯止めはきちんと小引出しにしまわれてたりして。同じ生まれでもるいさんの帯止めは、波乱万丈の人生ですね。
(浅黄裏さん)
宗匠とご一緒で、るいさんの可愛いあわて振りと恥じらいが鮮やかに浮かびますね♪
(すみれさん)
私も捨てた帯止めの行方が気になった一人です。もったいないので(?)湯のみ茶たく に拾わせました。行方も気になったけど帯止めのお値段も気になりました。東吾さんが方月館のお給料(謝礼)まるまるやって二個分。一個いくらなのか?かなり高価なのでは?(そもそも東吾さんのお給料はいくら?) それを理由や物がなんであれ庭に捨てるなんてできないと私は思いました(安物だったらどうだろう…)。使わなくても取っておくとか、誰かにあげる、他に売る(?)とか、私が単にケチなだけなんでしょうが、すごく気になりました。
(紫陽花さん)
磨き立てがおかしいです〜。ここの競作ぶりも納得、それそれ皆さんうまいです〜〜!今はすっかり落ち着いたおるいさんですが、こういうムキー!って怒るるいさんも好きだったな(^-^) おていさんと政吉の感想も似た視点でうれしかったです(*^-^*)
(のばらさん)
私も投げた帯止めどうなったのだろうと気になっていました あわてて〜 磨きたてがるいさんの気持ちを良くあらわしていますね
(ぐりさん)



「もともとは、仕事で近づいた仲だが、その中、情が移ったという奴なんだろう。なにしろ、ひどく子供好きらしいからな」
甲府へ帰ったら、いずれ夫婦になるつもりだと、東吾には赤くなって打ちあけて行った政吉であった。
「人は見かけに」より
最初は当然、贋金探索のためにおていに近づいた政吉でしょうが、どうして、ここまでおていに惚れこんでしまったのか?というのは実のところ私にはよくわからない部分もあるんですが。源さんたちのように公然と探索の仕事をするのと違って、身分を隠して神経を張り詰める生活の中で、おていのような「そのまんま」の生き方に癒される所が大きかったのかな。まぁ、恋は理屈じゃありませんけどね♪
   
一人増え宿発つ朝の風涼し
   

旅立ちの場面にふさわしい、さわやかなお句ですね。
(麦わらぼうしさん)
「政吉とおせい」が最初に「かわせみ」に着いた場面と旅立つ場面だけ見ると、「赤ちゃん」だけがそこで生まれて、その間の出来事はまったく何も無かったかと思えるほど静かな朝ですね。
(bf109さん)



 のばらさんの五七五 

ちょっと意地悪く、おていの第一印象は、アホ男にだまされたアホ娘、でもまあラッキーで何より…でした。「賢くあるべき、人生の岐路に立った時はきちんと考えて選ぶべき」というような意識がわたしには染み入っているのかも。男にだまされ、しかもまた行きずりの男に助けられての道中、あっけなく出産、どれもが考えなしのアホのすることに思えたのです。でも今回おていはどんな人なんだろう、と想像してみるうち、あるがままを受け入れてけろりと元気で健康なおていに、厳しい生活の政吉はすごく癒されたのかもしれない、と思えました。
自分を振り返れば賢くはないけれど迷えば考えに考えて、自分で選択したつもりの自分の生活、そうやって選んだつもりで、それでも些細なことがうまくいかなかったときにはイラついてる。そんなことがチマチマして思え、笑ってしまいたくなりました。互いにいい人とめぐり会えたおていと政吉の行く末に幸あれ!
 (UP後に)
今月も読み応えいっぱい〜!詠みたいのにまとめれず、だった帯留めを見るるいさんのシーンとか、うなりっぱなしです。そして新しい方が3人様も!「ええ〜〜初めて〜〜?!」とうならされました〜。そしてにこ忍さまも〜〜!!楽しみです♪(てぐすね) それとおていさんのこと、何度もアホって書いてて失礼な感じ、と汗汗です(^-^;)宗匠にご挨拶がてら、今月のお話の感想を書いてるので世間話みたいになってしまった、と言い訳しときます〜・・・って言い訳になってませんね。失礼しました〜。
(のばらさんの談)

雨の中の白い紫陽花、二人に「ここよ」と教えているかのような印象のシーンです。「紫陽花」の陰に何か感じたような気が…。気のせいかな(^-^;)
   
宿ひとつ白あじさゐの照らしをり
   

ここは今月一番の競作ポイントで、大まかに分けると1)この時季をあらわす花として 2)二人をかわせみに呼び寄せた 3)うねうね横丁がらみ、の視点で詠んでくださったようです。「白」というのが、印象的ですね。
「紫陽花」の場面、わたしも「呼び寄せ派」かな〜。でも「かわせみ」を目指してたのでは、との読みになるほど〜〜と思いました!!それもあるかも!!
(のばらさん)
「紫陽花」ではなく「あじさゐ」という表記に情感を感じさせる御句ですね。表記のしかたも大事な表現方法のひとつ、ということを改めて学びました。
(コシキブさん)
「かわせみ」を目指してやってきたと思われる二人は、このときはまだ「白あじさゐ」だけれど、だんだんと二人の色が変わっていくのかな。
(bf109さん)



産婆が来た時には、赤ん坊はもう母親の胎内を出ていて、産湯をつかわせると、大きな声で泣いた。
「人は見かけに」より
   
抱き上げる嬰児(みどりご)の声夏満たす
   

生命力あふれる赤子は人に活力を与えてくれるものだーーが伝わってきます。
(すみれさん)



おていの赤ちゃんについて「少々羨ましそうな声を出した」とあるるいさん。るいさんの心にはこの頃はまだ、埋めようのない不安があった。束の間の確かさを求める夜のシーン、好きです♪キャ(>▽<)
   
囚われて迷い押しやる青葉闇
   

なにげに情念系をスラスラと詠まれていていつもながら、すごいなぁ…
(すみれさん)
今月は情念系も詠みポイントですね 私には詠めそうも無いです
(ぐりさん)



女は、おていで、これは産後一ヵ月とも思えないほど、顔色もよく、健康そのもののように、ぴちぴちしている。
「人は見かけに」より
「若くて健康だけがとりえの垢抜けない小娘」おてい。政吉はいい男のように書かれてるけど、若いぴちぴちだけがとりえの小娘にほれるような男もどうかねえ〜(--;) と思ったワタクシ(^▽^;)。おていはアホだなあ、香苗さんとは対照的だなあと思いました。香苗さんは長助さんが戸惑うくらいの観音様のような神々しさ、養子の麻太郎くんにも理想的なお母上。ウッカリして考え無しのアホかもしれないけど、出会った縁をそのまま受け入れていくおてい。いろいろ想像するうち、彼女もまるで仏さまのよう、賢い香苗さんとは違うけれどこんなお母さんもいいのかも、きっと暖かい存在なのだろうな〜と思えました。香苗さんが名のある仏師作の美しい観音さまなら、おていは、例えば旅の僧が徒然に手がけた木彫りの仏さまかも、と。
   
夕立の降れば降るまま野の仏
   

まあ、おていさんは「アホ」かもしれないけど、男性に、というか政吉さんにとってはホッとできる存在なんでしょうね。香苗さんと比較した「野の仏」が面白いです。
「降れば降るまま」も「野の仏」も面白い表現ですね。のばらさんの「おていさん考」にはなるほどと思いました。
(浅黄裏さん)
私はおていについては、なにも考えなかったのですが、のばらさまのコメントを読んで、なるほど、と思いました。で、連想したのが、こちらにも愛読者の多い永井路子さんの「乱紋」という作品の主人公「おごう」です。美貌の姉たちと違って美しくなく、のろまで。命ぜられるまま嫁ぎ、離縁させられ、再婚させられ…運命に流されているようで、あるがままを受け入れ、しっかりと生きている、結局三姉妹の中で一番幸せになった(ように見える)。おごうとおてい、同じような人間なのでは、と思いました。「野の仏」という表現が、そんなおていさんにぴったりだと思いました。
(麦わらぼうしさん)
「野の仏」の御句は、かわせみと関係なく独立した作品としても素晴らしいですね〜。
(たまこさん)
アホ呼ばわりしながら仏さまになるのか…、のばら様の読解の深さにうなりました。単に自然体の女性だなぁとは思えたけれど、そこまでのすみれでした(汗)
(すみれさん)
“野の仏”かぁ〜のばらさんのコメントをよんでなるほどなぁと思いました。わたしには思いもつかない発想です。
(紫陽花さん)
おごうも自分の意思ではなく流されるままの人生をしっかり生きていましたね 『乱紋」ではそんなおごうが一番賢いと言うような感じではなかったですか おていさんも与えられた人生を一生懸命生きていくのでしょうね おていさんも案外賢いのかもと思いました 野の仏と言う表現がいいですね
(ぐりさん)



 あっちの管理人さんの五七五 

「人は見かけに」もNHKでドラマ化されて、板東三津五郎さんの政吉さんが結構お気に入りでした。苦み走ったっていう雰囲気がよく出ていましたよね。この「人は見かけに」はもうとっくにお題になってると思ってたけど、まだだったんですね。
 (UP後に)
帰って来て早速「はいくりんぐ」へ飛んで行って来ました。今月は新人さんが3人もいらして、またまた大盛況ですね。「人は見かけに」はどこが競作ポイントになるのかなぁって思っていたのですが、オープニングの紫陽花と、蚊帳(笑)だったのかぁ…。今月も皆さんの素敵なお句を拝見して、もう一度ドラマの「人は見かけに」を見てみたくなりました。
(あっちの管理人さんの談)

まずは出だしは「かわせみ」の玄関横の紫陽花から。しとしと降る雨に静かに濡れながら白くぼんやりと咲いている様は、たどりついた旅人にまるで宿の行燈の灯りのように見えたかも知れませんね。
   
ほの白く 紫陽花ともる 宵の宿
   

このお句を読むと、なぜかショパンの「雨だれ」が聞こえてきます・・・。
(ななかまどさん)
あっちの管理人さんは雨がお好きなので、ななかまどさんの感想は嬉しいと思いますよ。
(こでまり)
私も同じところに目をつけてはいたのですが、肝心の白い色を織り込めませんでした。この御句を拝見して、そうそうこんな風に読みたかったのよーと我が意を得たりという心境でした。
(コシキブさん)
ほの白く紫陽花ともる・・・きれいな言葉にウットリ〜♪です。わたし もこんな風に素敵に詠みたかったです。
(のばらさん)



「かわせみ」に厄介になることになった政吉とおていさん。その政吉さんから宿代の工面のために売ってくれと頼まれた帯どめを、夏火鉢の前に坐ってぼんやり眺めているるいさんを、東吾さんきっとしばらく見つめていたんじゃないかなと思って。
   
夏火鉢 帯留め眺むる 妻の顔
   

東吾さんが見たるいさん、こころの内を察してやれたでしょうか?
(すみれさん)
「帯留め」と「夏火鉢」が私の句と一緒です。このお句は、るいさんと東吾さんが交差して、陰影感が深いですね。
(ななかまどさん)
すみれさんの「帯どめ」のお句と対になってるみたいで(すみれさんのはるいさんで、管理人さんのは東吾さん)素敵な場面が立体的に感じられます(^-^)
(のばらさん)



「蓼食う虫も好き好きといいますからな」
「それにしては、源さんがもてないのはどういうわけだ」
「手前も、それだけはわかりませんな」
「人は見かけに」より
東吾さんと源さんのやりとりで可笑しかったのがこの場面。切れ者の八丁堀の旦那でもこの謎だけは簡単に解けないみたいですね。
   
なぜもてぬ 巻羽織にも 解せぬ謎
   

「巻羽織」は最後の下五につくことが多いので、こういう詠み方は目新しいですね。それに、今月唯一の巻羽織句です!
あっちの管理人さんの巻羽織句、ほんとに感謝ですわ!まさに「巻羽織句の定礎」みたいな御句で、年間通して看板にしておける〜
(たまこさん)
私もこの東吾さんと源さんのやりとり大好きです!私も詠みたかったんですけどダメでした…うまい!の一言です!
(麦わらぼうしさん)
管理人さまの巻羽織句にもな〜るほど。あの場面は私も詠もうとしたのですが、ダメでした。
(TERAIさん)
長助さんが吹きだすところですね。わたしも五七五を考えてはみたけど出来なくて…巻羽織が中にあるのも良いですね。
(すみれさん)
東吾さんと源さんの会話本等にほっとさせてくれますね 其れをうまく詠み込まれていると思いました 今までの巻羽織句とちょっと違うところが新鮮です
(ぐりさん)
これはいいですね。ずばり「源さん」らしさが出ているところですね。「なぜもてぬ」ということは「もてるはずだろうに」ということですよね。
(bf109さん)



「神林どののおことづけですが、今夜はかわせみの宿直をなさるようにとの御命令でございます」
「人は見かけに」より
そして源さんが持って来た兄上のことづけ。 東吾さんにしてみたら、いつも「かわせみ」に行く口実を考えているような状態だったから、この兄上の命令は渡りに舟、だったことでしょうね。
「今夜はおおっぴらだ」
   
宿直せよ 言いつけまもり 蚊帳の中
                     −そういう言いつけじゃなかったと思うけど(笑)
   

どうも今月は「蚊帳の中」に注目が集まり気味だったのですが(あはは)、そのきっかけを作ったのがこのひと言でしたね。そこをこう詠んだのが面白い!今月の前半二句はいつものしっとり系なのに、後半二句は受けました〜。
おっ、あっちの管理人さまも冗談系ですか!いいです〜!受けました〜(^o^)
(麦わらぼうしさん)
源さんのことさらにかしこまった言い方も可笑しいし、そうことづけされた時の東吾さんの顔も想像すると可笑しいです。よく考えれば兄上と源さんには蚊帳の外に置かれても東吾さんにはこういう蚊帳の中があったわけで…。
(浅黄裏さん)
浅黄裏さんの、捕り物では蚊帳の外に置かれたけれど「こういう蚊帳の中」には大爆です。
(たまこさん)
わはは。いいなぁ。浅黄裏さんのコメントもいい!(笑)
(紫陽花さん)
チョット情念系 チョット冗談系
(ぐりさん)
わはは!受けました〜〜。浅黄裏さんのコメントにも受けました〜〜!
(のばらさん)



 ぐりさんの五七五 

このお話大好きです。政吉さんの人柄がいいですね、チョットいなせで思い切が良くて、腕もいい その上。。。。。。今月は季語をチョット無視しちゃいました
 (UP後に)
初参加の方々、とても初めてとは思えません末頼もしいですね。このお話凄く好きなお話なのですがいざ読もうとするととても難しかったです。皆様の読まれたのを見てなるほどこういう読み方があったのか!とひざを打ちました、皆様の視点凄いです。 はいくりんぐははいくの楽しみももちろんですが、お話に対する皆様の読み込みがいつもとても楽しみです。目からうろこのことがたびたびで本等に楽しみです
(ぐりさんの談)

しっかりものの嘉助さんも お産とは
   
嘉助さん うっかりしました 医者違い
   

「嘉助さん〜」「流石だね〜」独占ポイントですね。こんな風に詠んでみたいと思うのですがなかなかうまく行きません。かわせみを支えている大黒柱の存在だけど出しゃばらない男らしさが好きです。
(すみれさん)
さすがの嘉助さんもおどろいたでしょうね〜〜。
(のばらさん)
さすがの嘉助さんも女性のお産はあまり経験が無いのか捕り方の経験が生かせなかった。めったに失敗をしない嘉助さんだし、たまにはいいでしょう。
(bf109さん)



帳場に居た嘉助が一目みて、どこか田舎の温泉宿かなんぞの女中ではないかと思われる女と、連れの男との取り合せが、なんとも奇妙であった。
  (略)
「信州のほうの湯の宿の女中をしていたらしいようで……」
嘉助は自分の勘が当ったのを、我ながら驚いている。
「人は見かけに」より
   
流石だね 目利き嗅ぐ鼻 狂いなし
   

今月は嘉助さんが二句ですね。さすがに、たいした眼力です。
何話めかに嘉助さんを昔は八丁堀の見る目嗅ぐ鼻と言われていたという記述がありましたよね。今回は目立たなかったけどやっぱり嘉助さんはかなめなんだなぁと思わせられます。
(浅黄裏さん)



るいさんが赤ちゃんのものを縫うこともたびたび そのたびに
   
針はこぶ 手元がチョット うらやまげ
   

ぐりさま、同じ視点で詠めてうれしいです♪そう、うらやましいという気持ち、絶対あったと思いますよね?
(麦わらぼうしさん)



「わけをお話ししますから、その前に汗を流して下さいな」
東吾を風呂場へ連れて行って、るいは裾をはしょって、男の背を流しながら、ざっと風変りな客が舞い込んだ一部始終を話した。
「人は見かけに」より
東吾さんの世話をするるいさんの満足げな気持
   
背流す 額際には 汗ひかり
   

いつ来てもお風呂の用意ができていて、それだけでも東吾さんにとっては嬉しいことでしょうに、るいさんが背中まで流しに来てくれるなんて。この時季、風呂場に入るだけでも暑いでしょうに、るいさんて、本当に東吾さんのお世話が好きなんですね。



 はなはなさんの五七五 

このお話は大好きなんで、ついつい読み返すたびに嵌ってしまい、五七五するどころではなくなります。さらっと書き流してありますが、東吾さんとおるいさんのムフフなシーンもありますし。
 (UP後に)
「はいくりんぐ」デビュー大歓迎ですわ〜〜。ついに「かわせみバミューダ△」に足を踏み入れましたね〜(うふふ)ぜひぜひ「ディープかわせみ」を満喫してくださいませ♪ 後先になってしまいましたが、宗匠「はいくりんぐ」アップお疲れ様でした〜。今回も「あ、やられた」と眼からウロコがいっぱいで勉強させていただきました。「ねずみの嫁入り」にぼんやりしてしまうおるいさんもいたいけだし〜。政吉さんが「かわせみ」を知っていて目指したかも、というお説、ちっとも気付きませんでした〜。飾り職人というのは「贋金探索」に関係してのことだろうな〜とは推測したのですが…。
(はなはなさんの談)

「うねうね」でああ書いちゃった以上は紫陽花さんでぜひ一句いきたいと思ってましたし〜。ということで、紫陽花さんで一句。政吉さんは一途な人ですし、隠密だから口もかたそうだし…すごーくイイヒトだと思うんだけど。この時点では紫陽花さんは政吉さんには惚れてないんで(笑)
   
紫陽花の人待つ雨にまだ白く
   

はなちゃん、ポイントも同じだし「下五」も同じだ!やっぱり「うねうね」に重なりますよね〜。
今月は紫陽花がらみのお句が多くて、頭の中に紫陽花が咲き乱れていますが、シメにはなはなさまのお句を拝見して、すっかりおさいさんと政吉さんの恋物語へと頭がうねうねに飛んでいます。だって、おさいさん自ら、意味深なお句詠んでらっしゃるんですもの〜
(麦わらぼうしさん)
「うねうね」ではお世話になりまして(笑) 政吉さんが仕事をしている裏庭にもきっと紫陽花は咲いていたのではないか、仕事をしている姿を見初めた紫陽花はいつもの年より赤く咲いたのかもと想像させていただきました。
(紫陽花さん)
そうそう、ここはやっぱり思い出しちゃう場面ですよね〜〜。
(のばらさん)



深謀遠慮の兄のことだから、必ず、なにかがあるとは思ったものの、くすぐったい気分がしないわけでもない。
「とにかく、今夜はおおっぴらだ」
宵の中から、るいの部屋に閉じこもって、はやばやと夜具に入る。
「人は見かけに」より
いきなり夏のらぶらぶシーンへ飛びました〜。さらっと描いてあるけど本当は濃厚な一夜でしょうね。そういうのはいくらでも詠めるんだけど句数制限もあるし〜(笑) いやいや、宗匠のおかげで上品なはなはなのままでいられますm(__)m でも一句だけ追加〜。もうこれははなはなのビョーキかも(汗)
   
おおっぴら遠慮も刺激みじか夜の
   
官能は手足に満ちぬ蚊帳のなか
   

「おおっぴら〜」「官能は〜」いえいえ、はなはなさま、ビョーキだなんて、はなはなさまの情念系を拝見しないと(今月の五七五)が終わりません!今月もタップリと堪能しました〜♪
(麦わらぼうしさん)
「官能は〜」情念系のお手本を見せていただきました。わたしはひねってしぼってもここまではとうていできません(当たり前)
(すみれさん)
情念系の先生ですね、キャー
(ぐりさん)
情念系もさすが〜!青蚊帳がもののけ君ファミリーだったら目のやり場がなくて真っ赤になってたことでしょう。
(のばらさん)



本当はあんまり気色のいいシーンではないんですが、正兵衛がおていを見に来る場面、対面もしないで忍び込む下見をしようという正兵衛、それも知らずに赤ん坊をあやすおていは、健康的でまっとうで、悪だくみとの対比として救われるなぁ、と思いました。はなはなはどうも梅雨というと白いイメージが浮かびます。雨といっても暗くない、梅雨の晴れ間は白い陽射し、と、去年の「白藤検校の娘」でもイメージしました。
   
梅雨やすみ障子の白さ吾子笑い
   

「梅雨=白」のイメージについては、以前、千姫さんもお話して下さったことを思い出しました。(源三郎の恋参照)



歳時記を繰っていたら「藻の花」と言う季語が見つかりました。夏になると藻の花が水面に浮かんできます。でも本体は水の中。今回の捕物は「つんぼ桟敷」に「以心伝心」で阿吽の呼吸のうちに解決しましたね。お兄様と源さんのしらばっくれぶりと、うすうす気付きながらも踊って見せた東吾さんのお手柄ですね。
   
捕物は藻の花のごと進みけり
   

「東吾さんは兄上にすっかり一杯くわされた」というのが大方の見方のようですが、はなはなさんは「気づいていた派」なんですね〜。「藻の花」は初めて知りました。
私も、東吾さんは一杯食わされたと思ったのですが、「気づいていた」というふうに考える事も出来るのですね。人それぞれに、いろんな読み方がある、というのがわかるのも、はいくりんぐのいいところですね。
(麦わらぼうしさん)
素敵な季語がありますね♪ほんとにこのお話にぴったり それに涼しげで政吉さんの雰囲気があてはまりそうですね。
(すみれさん)
藻の花素敵な季語ですね 東吾さん私もうすうすきずいていたと思います だから正太郎を待ち受けていた でも政吉さんのことは知らなかったと思います
(ぐりさん)
捕物と藻の花の取り合わせが絶妙ですね。水中にひっそりと、でもしっかりと清涼な花を咲かせる。 「気付いていて踊って見せた東吾さん」という視点も粋です!
(のばらさん)



ラストシーンは清々しくていいシーンですよね。途中「蓼食う虫」やら「手前もそれだけはわからない」だの散々笑わせてくれましたがそれも幸せと、幕切れの明るさにホッとします。
   
蓼を食う幸せもあり夏は来ぬ
   

ちゃんと源さんにも蓼食う虫がやってくるわけですもんね。今はまだ源さんの胸のうちだけですが。
(浅黄裏さん)
お互いに一人だけ好きになってくれればいいんですから。早いか遅いか、モテル男も一人に捕まってしまう。あまり脱線するより幸せかもしれない。
(bf109さん)



 bf109さんの五七五 


 (UP後に)
皆様はじめまして。ためしに「はいくりんぐ」投稿しましたbf109です。「はいくりんぐ」のシステムを知らず、投稿してみようかなと思って、「人は見かけに」の話を思い出したら思いつきました。たまたま日にちが合ってしまいラッキーという感じです。本を読んで歌を詠む…。初めてのことです。本にもいろいろな読み方があるんですね。私にはこの句が、記憶している「人は見かけに」全体を思わせます。
(bf109さんの談)
「源さんも人が悪いよ。兄上になにもかも打ち明けられていたくせに、俺を、まるっきり蚊帳の外におきやがった」
東吾は苦情をいったが、源三郎は、けろりとして笑っている。
「人は見かけに」より
   
兄上も 源さんも知る 謀ごと 露とも知らず 冷や飯を食う
   

さあ、今日はUPしようという日に届いていたのは、またまた新しいお仲間からでした♪
bf109様、ようこそ「はいくりんぐ」へ!
政吉さんはもちろん、通之進さんも源さんも、すっごいポーカーフェイスで、すっかり東吾さんは蚊帳の外でしたね。まあ「冷や飯を食う」立場で「宿直」できただけ良かったというところでしょうか。
bf109さま、はいくりんぐでもよろしくお願いします!正式の役人でなく、所詮、冷や飯食いの身分でしかないから、謀ごとを露ほども知らされなかったって事でしょうかね。bf109さま、実は私、アンチ東吾さんなのです。そういう視点からして、大好きなお句であります。
(麦わらぼうしさん)
宗匠のコメントのとおりですね。今回はすっかり形無しの東吾さんでしたが、ちゃんと「蚊帳の中」にも入れたことですしね。
(浅黄裏さん)
大トリでしたね〜。今まで「今月の575」に投句された方は、それとなくにおわせてから徐々に、という方が多かったので、全く今まで気付かなかった分、おお、この方も!とビックリでした。これからも毎月参加でしょうか〜。冷や飯やら一杯やら(計三杯!)やたら「食わされてる」東吾さんも「ひとは見かけに」かも?そのまんまお人よしな風貌なのかも?と楽しく想像しました。
(のばらさん)
初参加で堂々大トリ(「はいくりんぐ」の場合は、単純に投稿順の掲載ということですが)の御作、素晴らしいですね。五七五過去ログをご覧になっていたら気がつかれたかと思いますが、毎月の作品がアップされた後、それに対する感想なども、こでまりさんが大変マメに拾って載せてくださるので、一粒で二度三度おいしい思いが味わえます。感想ばかりでなく、作者からの楽屋話や推敲の苦労なども後からわかることがあったりして、とても興味深いんですよね。
(たまこさん)
麦様と同じく私も普段はアンチ東吾さんなのですが、今回だけは叔母か年上の従姉のような気持ちで「あらあら、東吾ちゃんたら…」と思っていました。「蚊帳の外」より「蚊帳の中」が好きなお年頃なのよね〜という感じでしょうか(微苦笑)。
(ななかまどさん)
bf109様は露とも知らなかった派ですね こちらでも宜しくお願いいたします
(ぐりさん)