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 橋づくし
「閻魔まいり」より  (平岩弓枝著:文芸春秋刊)
平成15年11月
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昨日はちょっと疲れて早寝(でもないか)しました。
で、今朝来て見てびっくり。
もう「はいくりんぐ」のほうUPされているんですね。
俳句というものを真面目に鑑賞しはじめたのが、最近ですから
今はいっぱい見て学ばせていただいている真っ最中なんです。
(小式部さん)

今度はぜひ「今月の五七五」に参加できるよう、
指を折りながらウォーキングしています。
(橘さん)

はいくりんぐも拝見させていただきました。
とても大好きなお話しなので、今回は参加したかったな。
皆さんの句がなんかちょっとユーモラスな所があって、すごくよかったです。
わかるまいフフ…これには参りました。
それもこれも、みなあの源さんの名台詞のなせる業ですね。
(茜雲さん)

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 たまこさんの五七五

「橋づくし」、やっぱりお話そのものより、新婚の源さんのほうに興味がいってしまったようで、すみません。
 (UP後に)
みなさまの応援と、風もなくウォーキング日和を幸い、無事ゴールして帰ってみたら!! はいくりんぐのアップがすでになされてました!うーん「橋づくし」と「十選」いちどに見るのもったいない〜などと思いつつ、やはり両方見てしまいます。
そうそう、これこれ、うーん、なるほど、などと一人でニヤニヤしたりうなったりしながら画面を眺めているアブナイ人になってしまいました。いよいよ二周目のはいくりんぐ、今後ともどうぞよろしくお願いします!
(たまこさんの談)

竹垣をめぐらした道のほうから眺めると、厨の障子窓には甲斐甲斐しく立ち働いているお千絵の丸髷の影法師が映っていたり、時には、その当人が井戸端で水を汲んでいる姿をみかけたりする。
「橋づくし」より
お千絵さんも、今はもう、押しも押されもしない畝家の奥方で、最近作の何だったか「宅は私がやりたいと言うことを、駄目だということは一切ございません」なんて、堂々たる天下ぶりでしたがこの頃はまだ、初々しいですよね〜
   
秋の陽が 新妻うつす 障子窓
一人居の 丸髷恥ずかし 秋日和
   

この数行の描写、とってもいいですよね。ここはぜひ一句と思うポイントです。



一本とられた恰好で、東吾は憤然と道場へむかった。
背後で源三郎の底抜けに陽気な笑い声がする。
その日の八丁堀道場の東吾の稽古は、常になく荒っぽくて、夕方までに立て続けに数十人の相手をして……
「橋づくし」より
両方とも季語が入ってないですわ〜 源さんの決め台詞もですが、その後、東吾さんが道場でうっぷん晴らしか、ポカポカと竹刀をふるいまくったらしい様子が可笑しいですよね。全く、弟子たちこそいい迷惑(笑)。
   
邪魔虫の 一発逆転 決め台詞
   
罪の無い 弟子の頭に 瘤三つ
   

わはははは。「瘤三つ」に座布団5枚!
しかし、なんと言っても「瘤三つ」でしょう!!なんで瘤が三つなんだといわれても、そうなんだよ、としか言いようのない決まり方でぴったり来る表現ですよね。
(はなはなさん)



松之助さんの勇気と手腕も大したものですが、おとよさんもよく覚えていたものだと脱帽です。私だったら、パニくるだけでな〜んにも覚えちゃいないだろうなぁ。
二人が幸せに結ばれてしっかりと店を継いでいっていることだろうと思います。
   
心意気 しかと預かる 秋の橋
   

たまこ様の「しかと預かる」もいいです。朝日を受けてきらりと光るかんざしを守って橋が誇らしげに立っている感じです。うーん、いつもながらたまこ様の切り口は独特で目が覚めるようです。
(のばらさん)
たまこさんの「しかと預かる」はいいですね。おとよ・松之助はしっかり者のご夫婦になりそうな予感が現れてますよね。私もこの話のハッピーエンドは大好きです。
(はなはなさん)



 のばらさんの五七五

「橋づくし」改めて読むと、殺風景な印象の源さんち、お千絵さんがこられてからはずいぶん華やかになっていたのですね。
 (UP後に)
アンケート&今月の五七五早速拝見してきました〜。
「橋づくし」こうして改めて読んでいると楽しいお話、笑いがこみ上げる場面いっぱいですね(^-^) そうそう、わたしも毎日「フライングクリック」してた口です〜。
(のばらさんの談)

いつぞやの婚礼の日以来、源三郎の屋敷の中へ入るのは、はじめてのことであった。
この前、縁側からのぞいた時にも、家の中がどことなく華やいでみえたものだが、通されてみて、東吾はつくづく感心した。
男所帯が、こんなにも変るものかと思う。
床には花が飾られ、掛け物も季節に適うものになっている。
「橋づくし」より
いままで静かで殺風景な感じだった畝家。 それはそれで好きでしたが(笑) どんどん生き生きしてきたのですね。まぶしいです。
   
嫁ぎ来て 畝家彩る 千絵が華
   

まったく「劇的ビフォーアフター」ですよね。



「東吾さん、人のことより、たまには大川端へおいでになることですよ。おるいさんが寂しがっていますぞ」
「橋づくし」より
お千絵さん、源さんを心から祝福するおるいさん。 その気持ちとは別のところでやっぱり東吾さんとのこの先を思うと少し淋しいお気持ちにもなったのでしょうか。
源さんのただの東吾さんへの切り返しでも無くて、源さんは自分の舞い上がるような幸せの中フト気づいたのかも。。。とおもいました。
   
秋の暮 心にこつんと 小石落つ
   



いのちがけでおとよを守りきった松之助、この後きっと元気になってくれてると思います。
   
守りきり 乙女のハアトも 釘付よ
   

ハアトがかわいい!きっと釘付けけですね。
"乙女のハアト"いいなぁ。それにしても松之助の意識は戻ったんでしょうか?気になるところです。
(紫陽花さん)
松之助さん、おとよさんの必死の看病で元気に回復したと思います。意識が戻った時、おとよさんがしっかり手を握っていたかも。あの二人ならきっと幸せな夫婦になることでしょう。
(あっちの管理人さん)



 あっちの管理人さんの五七五

先月に引き続きのまさに「橋づくし」ですが、この話もハッピーエンド、もちろん好きなお話の一つです。
 (UP後に)
「今月のお話」と「お気に入りアンケート」早速拝見して来ました。実は私も何度かフライングで覗きに行っていた口です(笑)まだかな、まだかな〜って!どちらもすごいボリュームで、編集作業本当にお疲れ様でした。
いつも思うことですが、同じ題材を詠んでいるけれど、皆さんそれぞれの思いや言葉で全く違う句が出来る。流石に奥が深いですね。私などまだまだ「俳句」と呼べるようなものにはなりませんが、皆さんの作品を拝見しながら、少しずつ心磨きが出来ればいいなと思います。
(あっちの管理人さんの談)

「ここんとこ、道場の帰りにこの前を通るんだが、いつ通ってみてもお千絵どのが一人らしい。たまには早く戻ってやれよ」
声をひそめていうと、源三郎が嬉しそうに目を細くした。
  (略)
「御心配なく、遅く帰った分だけ、かわいがってやっています」
「なんだと……」
「橋づくし」より
なんといっても決め手は新婚源さんの長年にわたる東吾さんののろけに対抗した一言!この一言を読んだ時は「源さん、やるじゃない!」と拍手喝采したものです。隠れたラブラブカップルと言われる所以ですね。
   
新婚の 友にあてられ 冬ぬくし
   


これは本当に名ゼリフ!平岩先生が長谷川先生から「もっと会話を勉強しなさい」と言われたなんて嘘みたいです。



「どなたかさんは、畝様のお帰りが遅いので、心配なすって、毎日、道場の帰りに、畝様のお宅をのぞいて行かれるのですってね。畝様が、とても感謝しておいででしたわ」
  (略)
「深川の長助親分が、お蕎麦を届けに来て、お吉や嘉助に話して行ったそうですの。ここのところ、厄介なお仕事が続いて、お屋敷へお戻りが遅くなるので、どなたかさんのお心づかいが有難いと、畝様が長助親分におっしゃったとか……」
「橋づくし」より
まったく違う世界へ嫁いで来た千絵さんを気遣う東吾さんの優しさ。御用繁多の源さんにとって、一言声を掛けていってくれる東吾さんの存在はどんなにか心強いかったことでしょう。
   
冬の暮れ 大丸髷の 影法師
   

大丸髷という言葉からは、結いたての髪もたっぷりある若い奥さんの姿が想像できますね。
「影法師」の句はなんだかいいなぁ。東吾さんも早く身を固めなさいって大丸髷が言っているみたいですね。
(はなはなさん)



そして目の見えないお嬢さんと沽券条をしっかり守り通した松之助とおとよさん、 幸せな明日が待っているようでとっても嬉しい幕切れでした。
この「花かんざし」は絹などで花を作った「花かんざし」と言うより、飾り職人が銀などを細工して「花」を打ち出した簪、という雰囲気で詠んでみました。
   
小春日の 朝陽に光る 花かんざし
   



 浅黄裏さんの五七五

どなたかがおっしゃっていましたが、家付き娘はあまり幸せなことにはなっておらず、おとよさんも心配でしたが良かったです。松之助さんの容貌もひととなりもなんにも描写されていないのに不思議ですが、おとよさんは幸せになるだろうと思わせるのは最後の5行があるからですね。
 (UP後に)
11月の句も十選も綺麗にアップしてくださってありがとうございます。
わたしの句でも見栄えがするといい句にも見えるし、皆様の感想を添えていただけると本当に嬉しくて、また来月も頑張ろうと思います。
(浅黄裏さんの談)

東吾の声のかけ方は、きまっていた。
「源さんは、帰りましたか」
いいえ、という返事が必ずであった。
  (略)
「なにか、お困りのことはありませんか」
「いいえ、ありがとう存じます。いつも、お心にかけて下さいまして……」
「橋づくし」より
   
丸髷に 声かけ過ぐる 夕厨
   

丸髷のお句が何点かありましたが、初々しい感じだったのでしょうね。映像を見るようでいいなあ〜、わたしはすっかり読み飛ばしていました(T_T)。
(のばらさん)



「源さんにも困ったものですよ」
屋敷へ帰ってくると、必ず東吾は兄嫁の香苗にいいつけた。
「なんといっても、まだ新所帯なのですから、たまには早く帰ってくる算段をすればよいのに、あれでは花嫁が気の毒です。」
香苗は、むきになっている義弟に微笑んで答えた。
「橋づくし」より
むきになって言いつける東吾さんの口はとがっていて、それは幼い頃からの変わらない表情だったりして、香苗さんには本当に微笑ましく思えただろうと思います。
   
秋の暮 口のとがりて 義姉笑ふ
   

この句を読んだら、本当にそうだったんだろうと思いました。うふふ。
たまこさまの「瘤3つ」、浅黄裏さまの「口のとがりて」、東吾さんカタナシで妙にかわいい♪
(のばらさん)
浅黄裏さんの「義姉笑ふ」もいいですね。やんちゃな東吾さんがムキになってるのをおっとり笑ってとがめもしない、でも通之進さんには告げ口しちゃうのね(笑)
(はなはなさん)



今度ばかりは源さんの勝ちでしたね。子供の頃からの親友でどちらかと言えば東吾さんの方がやりこめることが多かったでしょうに。
   
その一本 とり返さんと 荒稽古
   

わはは。こちらにも座布団5枚!
一本とって見せびらかして源さんもかわいい
(のばらさん)



松之助さんにはぜひとも全快してもらって、おとよさんのいいお婿さんになってもらいたいです。
   
秋の陽に かんざし光る 赤き頬
   



 こでまりの五七五

今月から私も着順の中に混ぜてもらうことにしました。
今月は季語がないのが多くて、まあ、これも良しとしましょう。
(こでまりの談)

家を守ることは、ひいてはお役目に励む夫を守ること。人目には寂しく見えるかもしれないお千絵さんですが、心の中は、定廻りの妻としての誇りがあふれていると思いました。
   
お役目を 支え生きいき 厨妻
   



「おるいさんの所へいらっしゃるのもいいですが、たまには拙宅へ寄りませんか」
  (略)
「源さんの鼻の下が長くなるわけだな」
「東吾さんには、いつも、みせつけられていましたからね」
「橋づくし」より
源さんの人柄としては、他の人を自宅に招くことはあまりないのではないかと思います。でも新婚の嬉しさを、やっぱり東吾さんに見せつけずにはおれませんよね〜。
   
親友(とも)にまず 見せたし膳と 恋女房
   



お千絵が棚から料紙を持って来た。
「私も、それが手がかりになろうかと存じまして、おとよさんから訊き、書きとめておきました」
  (略)
「そりゃあ、たいしたものだ。源さんはいい奥方を持ったものだよ」
思わず破顔して、東吾は立ち上がった。
「橋づくし」より
おっとり育ったお嬢さんのようで、誰に言われることもなく、しっかりと話を聞く姿は八丁堀育ちの人のようで、東吾さんが舌をまくわけです。
   
新妻は すでに八丁堀の人
   

お千絵さんって、美人には違いないようですが背の高さについてのひけ目などもあって、これまではどちらかというと控え目に生きてきたような気がします。それが源さんと結ばれることによって、本来持っている魅力がいろいろな面で輝き出している、という感じが、「お千絵新妻ぶり三部作」(?)に、とてもよく出ていると思いました。
(たまこさん)
「お千絵新妻ぶり三部作」とは、すてきなネーミングをありがとうございます!たまこさんのおっしゃるようによい夫婦というのは、相手を自分の色に染めるというよりその人の持つ魅力を開花させるものなのでしょうね。
それにしても、季語がない!(汗)



この惣二郎という人、まっとうに努めればどこにいても、そこそこの地位に昇れたでしょうに。時期はずれに咲く花のようで、哀れな感じがしました。帰り花は狂い花ともいうそうで、その危うさがおとよさんには見えたのでしょうね。
   
見えぬ目に しかと映りし 帰り花
   

今月の「帰り花」の句を思い出しました。ちょっと前、近所のスモモの木に季節外れの花が咲いていました。今年は夏から変なお天気つづきで、季節外れの帰り花、うれしいよりも物悲しく奇妙な感じで、
和世さんのお兄さんのどうしようもない方向に行った道を、今までになくしみじみ考えました。
(のばらさん)



 蛍さんの五七五

源さんの祝言から続くこのお話は、いつもの真面目な 源さんとは一味違っていて、源さん物凄く魅力的ですね。 「橋づくし」の本題よりも、こちらの方に目が行ってしまいます。 るいさんと、一緒になれない理由があるのはわかっていますが、 フラフラしている東吾さんも流石に「まいった〜」と思って いることでしょう。
 (UP後に)
今月のお題、どうしても事件よりも源さんとお千絵さんのアツアツぶりばかり詠んでしまいました。
皆様も同じようでしたので、源さんの幸せぶりは関心の的だったのですね。
(蛍さんの談)

「嫁をもらった当初は誰でもそうしたものだ。一目散に屋敷へ帰るなどと笑われぬために、無理をして人より遅く役所を出る。内心では、とぶように我が家へ戻りたくとも、それを抑えて、どうでもよい仕事などをして時刻を過ごしている。まあ、男の見栄という奴だ」
「橋づくし」より
新婚なのに中々家に帰ろうとしない源さん、つまらない見栄を張らないで早く帰ればいいのに…。 それを文句も言わず、けなげに待っているお千絵さん、私はこのけなげさが足りないようです。
   
見栄を張る 男心の 可愛さよ
   



それまでひとりで食べていた食事も二人で食べるとどんなものでも美味しいでしょうね。
あたたかいご飯とお味噌汁を差し出すお千絵さんの手、源さんがやに下がっているところを想像してしまいました。
   
あたたかき 湯気のむこうに 白き妻の手
   



以前は、源三郎が自分で台所から徳利と茶碗を持って来たもので、肴といえば火鉢で焼いたすめるか、老婢が作った芋の煮ころがしぐらいのものだったが、今夜は突然、訪ねたというのに、かわせみほどの膳が出る。
「橋づくし」より
いつも「かわせみ」で見せ付けられていましたものね〜。 かいがいしいお千絵さんを源さんだって自慢したくなりますよ。
   
ふいの客 もてなす妻に 惚れ直し
   

るいさんはお茶を入れるか鍋を温めるくらいで自分では何もしませんから、この時の源さんは鼻高々だったでしょうね。
今月の五七五、皆さんのを拝見して改めてああ、源さんたらお千絵さんの新妻ぶり&自分ち&あつあつぶりを東吾さんに見せびらかしたかったのね〜〜と納得!!
(のばらさん)



午後の陽が僅かに射し込む小橋の舌、ちょうど橋板の真裏に当る場所に、油紙に包まれた沽券状は、しっかりとおとよのかんざしで橋板に打ちつけられていた。
「橋づくし」より
咄嗟の機転、心底おとよさんのことを大事に思っていたのでしょうね。おとよさんも緊急な時なのに松乃助さんの動きを忘れずにいたのですね。二人の心はどんな時も繋がっていたのでしょう。
   
かんざしに 託した願い 成就せり
   



何よりも自分を大事に思ってくれている、危ない思いをしてかえって本当の気持ちに気づいたおとよさんなのですね。
   
恥じらいの 胸に秘めたる 恋心
   

うっすらと感じていた気持ちが、きっとこれをきっかけに確信に変わったのでしょうね。



すぐ側に本当の幸せが有りました。きっとお似合いの夫婦になることでしょう。
   
さがさねど 近きにありし 男気は
   



 千姫さんの五七五

今回は早く一句出来ていたけど もう少し数を増やそうと送らずにいたら、新しい句は出来なくてたった一つの句が次々と変化してしまいました。
これじゃ、UPする時 「橋づくし」に対する私の文章が無いなぁ・と気づいていながら後略、で失礼します。
(千姫さんの談)

沽券状を橋板から抜取りながら、東吾が明るくいい、おとよはそっと頬を赤く染めた。
仙台堀に、秋の陽がゆらゆらと揺れている。
「橋づくし」より
☆ 橋げたに 忠義と光る 恋ごころ
う〜ん「橋げた」って重いなぁ、「かんざし」っていうのも入れたいし…

☆ 橋の下 キラリと光る 恋ごころ
「キラリ」なんてよく思いついたなぁ、いいぞーぉ、(何が、ええねんやろ?)
あっ、また、季語が無いぃぃ…

☆ 秋の陽に キラリ輝く 恋ごころ
でも「かんざし」と結びつくかなぁ…で、最終的に↓となりました。
「松之助の恋ごころ」を句にしたつもりが
「おとよの恋ごころ」に替わってしまいましたが…

   
秋の陽に 輝く頬は 恋ごころ
   



季語がなくても、私は
「橋の下 キラリと光る 恋ごころ」も好き!なのでUPしちゃいました。
千姫さんの、推敲の経緯も、とても面白かったです。
(たまこさん)



「ですが、なんといっても町方から嫁に来て組屋敷の暮しには馴れていないでしょうから、せめて、源さんがたまには早く帰って来てやることだと思うのですが……」
  (略)
「源三郎にしてみれば、そうも行くまい。放っておけ」
兄夫婦が相手になってくれないので、東吾は一人でやきもきしていた。
「橋づくし」より
あとふたつ、箸休めに
(シャレのつもり?笑えんけど…)
   
お千絵知恵 さすが源さん 恋女房
   
放っておけ ひとりで居ても しあわせの
夫婦の気持ち 分かるまいフフ  
(通之進)
   

うまい!最後の「フフ」は最高!
あっ、座布団が足りなくなっちゃった。
千姫さまの「フフ」通之進様までもが、かわいらしい。「あっ、座布団が足りなくなっちゃった 」との事ですが、足りなきゃうちの座布団を投げますよ〜それっ!座布団5ま〜い!!(笑)
わたしもこのお句「ぶはは」って笑っちゃいました。
通之進さまの表情が目に浮かんじゃいました。
(のばらさん)
さいごの「フフ」が効いてますね〜♪謹厳なお兄様が「フフ」ってひとりで笑いながら香苗さんを引き寄せてたりして…(きゃー妄想ですぅ)
本当に座布団積み上げたいぐらいの大ヒットです。
(はなはなさん)



 はなはなさんの五七五

今回は「どうしたものかなー」と少々困ってしまったのですねー。情念系のはなはなとしては、どこの場面を切り取ろうかと考えても、なかなか見つからなかったんですねぇ。源さんは新婚ほやほやラブラブビーム満開だし(ほほほほ)、東吾さんはいいとこなしだし。なにせ「遅く帰った分だけかわいがってやっています」の印象強すぎ!(わははは)あてられちゃって〜♪ということで今回の不出来は見逃してやってくださいまし。
 (UP後に)
「はいくりんぐ」十選・自選二句、アップお疲れ様でした。
みなさん源さんの新婚家庭が気になるんですよねー。私もあられのない句でお目汚しでしたが皆さんのは、新婚のほんわかした雰囲気がステキですね。
(はなはなさんの談)

るいの部屋は炬燵が出来ていて、長火鉢の上の鉄瓶があたたかそうな湯気を上げている。
「源さんの奴、すっかり、やに下がりやがって、顔をみりゃあ、のろけばかり聞かされるんだ」
自分がお節介を焼いたのを棚に上げて、東吾が苦情をいうと、るいも、お膳を運んで来たお吉もおかしそうに笑っている。
「橋づくし」より
親友にお節介を焼いてすねている東吾さんを愛しそうに見つめているおるいさんがとても幸せそうで…。切ないお話もいいですが、こういうお話もまたいいですよね。
   
妻問いの 部屋あたたかく 満ちにけり
   
冬隣 鉄瓶の湯 音立てり
   



新婚生活というのは経験ありませんが、朴訥な源さんも変えてしまうのでしょうね。
   
明烏 鳴いて後朝(きぬぎぬ)迎えたり
   

これなんて「はなはなワールド」満開じゃないですか。遅く帰ったら、そうなりますよね〜。
はなはな様の「後朝」、普段の堅物源さんも男の色気を感じさせてくれますね〜。いやあ、まいりました。まさにはなはなワールドですね。
(のばらさん)
はなはなさんの「後朝」もさすがですよね。源さんには似合わない言葉なんですが、そのミスマッチが何ともいえずいい味を出しているっていうか、源さんでさえも、こういう世界に持ち込む「はなはな恐るべし」(笑)
(たまこさん)



「松之助って奴は、たいした度胸だよ、おとよを守って逃げながら、万一を思って、大事な沽券状を橋板にかんざしで縫いつけて、追っ手の目をくらまそうとした。小田原屋は、いい奉公人を持ったものだぜ」
「橋づくし」より
松之助とおとよはずっとお互いに想いあっていたのでしょうね。このお話に出てくるカップルは3組ともとても幸せそうで、こちらの胸まで温かくな りますね。
   
橋づくし 想う心に架けわたす
   
冬陽(ふゆひ)照る 想いをたどる 橋づくし
   

橋を一つひとつくぐりながら松之助さんの気持ちも噛締めていたんでしょうね。
「橋づくし 想う心に架けわたす」も、とてもさわやかで広がりがあって、素敵!
(たまこさん)